I wish I could speak English...(T_T)
昨日は、東北大学理学研究科地学専攻の塚本研究室インタビュー原稿作成のお仕事で、
ドイツから共同研究で来日中の研究者・ヘレンさんにインタビューさせていただきました。
しかしながら、上記写真(取材中、塚本先生に撮影いただきました)をよくご覧いただくと、
おわかりのように、通訳をお願いした助教の三浦先生に、完全に頼りきっての取材です。
(写真が「真実を写す」とは、よく言ったものです)
研究内容については、とりあえず仕方ないとしても(専門用語の英語版はほぼ聞き取れず)、
取材後の日常会話についても、自分で悲しくなるくらいの喋れなさ。
最近は、講演会や式典の言語がすべて英語という取材も少しずつ増えてきているので、
そのたびに「たかが英語されど英語」、言語という手段が制限要因になっている自分に、
冷汗をかく今日この頃です。
【(英語に冷汗の)関連ブログ】
■2011年ノーベル化学賞受賞者シェヒトマン博士の公開講演会を取材しました
■東北大学WPI-AIMR本館の竣工記念式典にご招待いただきました(取材も)
取材後、ヘレンさんは「時間に余裕があれば奈良に行きたい」と話していたのですが、
私は、「(時間がない場合は)仙台にも良い場所がありますよ。例えば、近場で言うと、
大崎八幡宮ですね。国宝ですし、ぜひ行ってみて」くらいしか、話せませんでした。
せめて、「大崎八幡宮は仙台藩祖の伊達政宗がつくったんだよ」とか、
(That shrine was constructed by the order of Date Masamune,
Who is the founder of Sendai.)、なぜ国宝なのか等もお話できれば、
関連して瑞鳳殿や青葉城なども、もっと紹介できたはずなのに、と反省。
けれども、そもそも英語の前に、まず自分が知りたい知的好奇心と、対象を認識する力、
それを他人に伝えたい気持ちが、自分にはまだまだ足りないという結果なのかもしれません。
それが、自分の制限要因になっている語学の壁で、単に明るみになっただけなのかも。
それに、単に「英語を話せなきゃヤバイ!」と外発的なモチベーションのみで駆動しても、
「あんなに勉強したのに、全然身についてない・・・」という悲惨な過去を繰り返すだけでなく、
自分の内面世界もしぼんで消えてしまうので、このあたりが難しいところなんですよね。
(それでいて、これが「やらない言い訳」になったら、さらにタチが悪いですし)
このあたりは、過日、河北新報社さんの連載に書かせていただいたエッセイにも、
根本にはつながるテーマでありますが、死ぬ直前まで「I wish I could speak English・・・」
なんて言わずに済むよう、自分の内面世界を豊かにしていく努力をしていきたいものだと、
(もちろん、語学レベルも自分の制限要因の一つになっていると自覚しながら、
自然に喋りたいと必然性を感じられるベースを耕す努力)改めて感じた取材となりました。
なお、取材結果につきましては、完成次第、WEBにも公開いたしますので、お楽しみ?に。
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