【まとめて報告】学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2013、盛況のうちに無事終了!など
「あれ、今年のサイエンスデイは、海外出張中で不在じゃなかったの?」と複数の方に聞かれ、
「主催者が不在なんて、ないですよ(笑)」と何度か答えるうちに、やっと思い当たりました。
このブログが「スペイン出張中」のままであったことを...。
皆さま、毎度のことですが、大変ご無沙汰しております。
おかげさまで、予定通り、6月に無事、帰国しておりました。
昨日は久々にたっぷり眠り、なんだかお肌の調子も、良い感じ(?)です。
というのも、主催者として約半年間かけて準備を進めてきた
『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2013』(7月21日)や
「サイエンスデイAWARD2013表彰式・交流パーティー」(7月25日)が
おかげさまをもちまして、盛況のうちに無事終了いたしました!
そして、土曜日には、パネリストを務めさせていただいた講演&シンポジウム
「理系女子の輝く未来~その現状と課題~」(主催:NPO法人イコールネット仙台)も
終了しまして、とりあえず一段落です。というわけで、久々のブログ更新です。
写真は、「理系女子の輝く未来~その現状と課題~」で御講演中の大隅典子先生(東北大学医学部)です。
大隅先生のブログに早速、報告がアップされています。(私のこともご紹介いただき、ありがとうございます)
とはいえ、土曜の講演&シンポジウムでコーディネーターを務められた大隅典子先生は、
超お忙しいのにもかかわらず、個人ブログ等々を、高頻度で更新されています。
やはり、時間<<日頃の認識力や判断力等々の力、ですね。私も日々鍛えねば・・・!
さて、実は、ブログに更新したかったことが、たくさんございました。
とりあえず、一覧にしてみると、下記のとおり。
□ 『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2013』大盛況のうちに無事終了!
□ 『サイエンスデイAWARD2013表彰式・交流パーティー』も盛況のうちに開催!
□ JST科学技術コミュニケーション推進事業「ネットワーク形成地域型」企画採択
□ 紙版『宮城の新聞』(2013年夏号:vol.8、特集・素粒子物理学)3万部発行!
□ 東北大学工学系女性研究者育成支援推進室(ALicE)×『宮城の新聞』コラボ連載開始!
□ KDDI復興支援室×『宮城の新聞』コラボレーション 震災復興インタビューシリーズ
□ 「HTML5による 物理シミュレーション~拡散・波動編~」5月22日に発刊!
□ フジテレビ月9ドラマ『ガリレオ』(福山雅治主演)タイアップ無事終了!
□ 東北工業大学 「ソーシャル・アントレプレナー論」で講義させていただく
□ 仙台二高の生徒さんに、キャリア教育の一環として「企業訪問」をしていただく
□ 国際ナノ・マイクロアプリケーション コンテスト(iCAN'13)国内予選にて審査員
□ 仙台市震災復興メモリアル等検討委員会委員に就任
□ 宮城県仙台第二高等学校 学校評議員に就任
□ 仙台市立仙台青陵中等教育学校 学校評議員に就任
□ 宮城県宮城広瀬高等学校 学校評議員に就任
□ 宮城県仙台向山高等学校 学校評議員に就任 など
ここで、一気にまとめて報告させていただきます!
まずは、知的好奇心がもたらす心豊かな社会の創造に資することを願い、
今年で7年目を迎える科学イベント『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ』から。
『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ』とは、「科学って、そもそもなんだろう?」をテーマに、
現代社会では実感する機会の少ない科学の"プロセス"を子どもから大人まで五感で感じる日
をコンセプトに、2007年から毎年7月に開催している、体験型・対話型の科学イベントです。
今年度も、本趣旨に賛同する大学・研究機関や企業、行政・教育機関など
95団体にご出展いただき、東北大学川内北キャンパスをまるごと会場に、
83の体験型・対話型の科学プログラムが、一斉実施されました。
(出展プログラムの一覧は、こちら)
2011年度から共催団体として多大なるご協力をいただいている、
東北大学と産業技術総合研究所東北センターに加え、
今年度から新たに宮城県や市教委、仙台高等専門学校など計6団体に共催として、
また、31の団体に後援として、多大なるご協力を賜りました。
幸いなことに今年はお天気にも恵まれ、おかげさまをもちまして、昨年を上回る、
約7,200人の方にご来場いただき、盛況のうちに無事開催することができました。
「サイエンスディのお便りが小学校より届きました。息子が学校から帰ってすぐにパンフを
持って私のもとに駆け寄り、『今年もぜったい行くからね』と笑顔で報告してくれました」と
メールをいただいたり、知り合いの先生方が、普通に家族連れで遊びに来てくださったり。
手弁当の手作りイベント故、運営面での至らない点など多々あるかと存じますが、
毎年の継続開催により、少しずつ、社会に定着している実感が、主催者としては喜びです。
出展者・来場者各位、ご協力を賜りました関係団体の皆さまに、
この場を借りて、心から感謝申し上げます。
また、『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ』では、あなたが"よい"と思ったプログラムに対し、
お互いに自分の賞をつくって表彰し合う取組み「サイエンスデイAWARD」を行なっています。
"よい"科学や技術とは、そもそも何か?そこにはさまざまな視点があります。
サイエンスデイAWARDは、複眼的な視点から評価できるよう、
個人・団体問わず誰でも賞を創設できることが、最大の特徴です。
今年で3年目となる「サイエンスデイAWARD」は、昨年度(34の個人・団体)を上回る、
40の大学や研究機関、企業や官公庁、小中高生などにより、計42の賞が創設されました。
(創設された賞一覧は、こちら)
審査結果は、7月25日(木)に東北大学片平さくらホールにて開催した
「サイエンスデイAWARD2013表彰式」にて発表されました。
当日は、会場いっぱいとなる約160名の方に、ご出席を賜りました。
表彰式では、賞創設者から受賞者に対して、一人ひとり表彰状を手渡し、
それぞれの視点からなぜ"よい"と思ったのか、授賞理由が述べられました。
「とてもわかりやすかったで賞」を創設した仙台市立愛子小学校5年の
鈴木乃愛さんも、会場に駆けつけ、表彰状を授与してくれました。
また、受賞者には、賞創設者の特徴を活かした副賞も、それぞれプレゼントされました。
(写真は、流体研で研究中の超音速複葉旅客機「MISORA」の、世界で5つしかない模型)
それに対して受賞者は、それぞれ1冠受賞につき1分スピーチ。受賞の喜びを語りました。
(写真は、仙台高専リカレンジャーの皆さん。出展プログラムの雰囲気も伝わってきますね)
「当日は本当に出席したかったのですが,出張が前々から決まっていたので」と、
応用物理学会東北支部長賞(しぶいで賞)を創設してくださった安藤先生は、なんと、
ビデオで授賞理由コメントを送ってくれました。心豊かになるプレゼントですね。
また、これから新しくスタートする『学都「仙台・宮城」サイエンスコミュニティ』の
キックオフイベントも併催されました。(写真は、運営委員長(予定)として、
キックオフ宣言を行なってくださった、仙台高専校長の内田龍男さんです)
『学都「仙台・宮城」サイエンスコミュニティ』とは、学都「仙台・宮城」の地域特性を活かし、
この地で生まれた科学や技術の"プロセス"が、実感を伴って地域に還元される循環、
名付けて「科学・技術の地産地消」モデルを構築することで、知的好奇心がもたらす
心豊かな社会の創造に資する、持続可能なコミュニティ形成を目指すものです。
(詳しくは、こちら)
(写真は、サイエンスデイAWARD表彰式前に開催した、第1回運営会議のようす)
このたび独立行政法人科学技術振興機構(JST)科学技術コミュニケーション推進事業
「ネットワーク形成地域型」平成25年度新規企画に採択され、
(提案機関:宮城県、運営機関:NPO法人 natural science コーディネーター:大草芳江)、
これから3ヵ年度、JSTからの支援を受けながら、本構想の具現化を目指して参ります。
続いて、表彰式後は、交流パーティーを開催いたしました。
今年、特に嬉しかったことは、参加した中高生たちが「こんな分野の人の話を聞きたい」と、
積極的に、たくさんのリクエストをくれたことです。(交流パーティーが終わる時間まで!)
積極的な気持ちの総和が、サイエンスデイ。人の心を豊かにするエネルギー源です。
これからも「知的好奇心がもたらす心豊かな社会の創造」に資することを目指し、
今後は『学都「仙台・宮城」サイエンスコミュニティ』として活動を展開して参ります。
最後になりましたが、ご理解・ご協力を賜りました関係者の皆様に、心よりお礼申し上げます。
そして、ここからは、箇条書きにてご報告!(すみません、エネルギー切れです)
●紙版『宮城の新聞』vol.8(2013年夏号、特集:素粒子物理学
~「私」は何からできていて、「私」はなぜ存在するの?~
全仙台市立中学校に全生徒分3万部配布)を無事発行!
紙面には、高エネルギー加速器研究機構・機構長の鈴木厚人先生、
東北大学ニュートリノ科学研究センター長の井上邦雄先生、
東北大学理学研究科(原子核物理)の田村裕和先生に、登場いただきました。
●弊社代表・遠藤理平による著書(第2弾)「HTML5による
物理シミュレーション~拡散・波動編~」5月22日に発刊!
第3弾も、近々、出版予定です!!
●フジテレビ月9ドラマ『ガリレオ』(福山雅治主演)タイアップ無事終了!
ちなみに、最終回の最終シーンは「ぜひお勧めのシミュレーションを」との
ことでしたので、水素原子の様々な量子数における電子雲を提供しました。
●東北工業大学 「ソーシャル・アントレプレナー論」のゲスト講師を務めさせていただきました。
東北経済連合会の西山さんが持っている、文系学生対象の講義です。
これまで講演させていただく機会は何度かありましたが、大学講義は初です。
西山さんがマーケティングのプロの視点から、我々の活動を位置づけてくださり、
私も大変勉強になりました。学生さんから質問も多く貰えて、よかったです。
●仙台二高さんが、2年前からキャリア教育の一環として行なう、「企業訪問」。
生徒さん自ら希望する会社や大学にアポイントを取り、インタビューを行うもの。
実は2年前、『宮城の新聞』でも同行取材させていただきました(当時の記事はこちら)。
今回は、なんと、その「企業」の一つとして生徒さんに選んでいただき、嬉しかったです。
●『宮城の新聞』コラボレーション連載がはじまりました!
KDDIさん(復興支援室)と、東北大学工学系女性研究者育成支援推進室(ALicE)さんです。
いただいたテーマ(復興、女性)を切口に、大草が取材させていただいた記事が、
KDDIさんやALicEさんのHPと、『宮城の新聞』の両方に掲載されます。
●今年度から新規に務めさせていただくことになった公職。
・仙台市震災復興メモリアル等検討委員会委員
・宮城県仙台第二高等学校 学校評議員
・仙台市立仙台青陵中等教育学校 学校評議員
・宮城県宮城広瀬高等学校 学校評議員
・宮城県仙台向山高等学校 学校評議員
(仙台市科学館協議会委員や、仙台市教育委員「たく生き」コアメンバーは、今年度も継続)
特に、学校評議員は、特徴の異なる4校を、一度に見させていただくことになるので、
それぞれ、どのような教育が行われているか比較可能というのが面白い。楽しみです。
そして、明日・明後日は、東北大学のオープンキャンパスが開催されます。
実は、高校生以外も参加可ですので、興味のある方は、遊びに行ってみては。
今度こそ、更新頻度を上げるぞ!とここで決意表明して、
本日の更新を終了とさせていただきます(趣味のプールに、今日も間に合わなかった・・・)。
<追記>
『宮城の新聞』読者でもある伊藤さんから、「パソコンで疲れた目を癒してください」と、
オオムラサキの写真を送っていただきました。伊藤さんのお兄さまが育てた蝶とのこと。
伊藤さんのお兄さんは、登米市南方町で農業を営まれている方で、大の蝶好き。
10年前から、育苗ハウス内での飼育に挑戦し、2011年に初めて羽化に成功。
今年は約50羽が羽化したそう。朝日や毎日、読売やNHKでも報道されていました。
知的好奇心の賜物ですね。
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