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記者・大草芳江が活動をつづります

2012年11月16日

「ものづくり講座 in カンボジア」など海外出張報告会&最近の講演報告と今後の講演予定。【追記】ウォッカの正しい飲み方

カテゴリ:WORKS弊社取組み

さくさくと落ち葉を踏むたびに一歩ずつ冬に近づく今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
弊社では先週末、「海外出張報告会」と称して、プレゼン+弊社恒例懇親会を開きました。

IMGP8251.jpg
ついお酒に焦点を当ててしまいましたが、スライドも撮影すればよかったですね・・・

まずは、カンボジア留学生のワンさんが、母校にて実施した、
natural science 「ものづくり講座」 in カンボジアの報告から。

ものづくり講座のカンボジアでの実施報告(報告ページはこちら)のほか、
ワンさんの家族や親戚・友人との交流のようすも、スライドで楽しく紹介してもらいました。

余談ですが、やはりお酒はその土地で頂くのが一番(宮城はやっぱり日本酒とお魚が美味い)。
けれども、映像とワンさんの解説を交えて飲んだカンボジアのお酒(お米でつくった蒸留酒)は、
不思議と、美味しさがUPしたように感じられました。人間とお酒の関係って、おもしろいですね。

20121110_01.jpg
「白露垂珠」大吟醸・出羽燦々39%で金賞受賞タンク。喜良久亭のお魚とお惣菜。

次は私から、ロシア極東ビキン川流域タイガ・同行取材の様子を、スライドショーで紹介。
(レポート結果は、東北大学生態適応GCOEさんのこちらのページをご覧ください)

実は、カンボジアもロシアも、以前は恐ろしいイメージしかありませんでしたが、
実際に、現地の人と交流してみると、意外とそうでもないことに驚かされます。
(ロシア人にそう感想を述べたところ、「日本人が思うほど、ロシア人は恐ろしくない」
 「最初は壁があるが、その壁を超えれば、森のように広い心を持っている」とのこと)

もちろん国の体制や歴史など、話を聞くと、「イメージどおり」を通り越して、
「やっぱり、そんなにすごいの?」とその凄まじさに驚愕することもありますが、
一方で、でもやっぱり同じ人間なんだなと、当たり前のことを実感した瞬間、
(むしろ個人としては、とても心優しい人たちだったりする)
遠くではなく近くに感じられることが大事な気がする今日この頃です。

さて、「遠くではなく近くに感じられる」よう、私が努力せねばならないのが、
講演会でのプレゼンテーションです。秋から冬にかけて、いろいろな場で、
講演させていただく機会をいただいています。来週は集中して3講演。

<これからの講演>
■仙台市教育委員会 「たくましく生きる力」育成プログラム授業研修会@仙台青陵中(11/19)
■「ITCみやぎ・SAAJ東北・JISTA東北ワークショップ2012」@AER(11/24)
■「TEDxTohoku 2012 "まだ見ぬみちのくへ、ともに"」@東北歴史博物館(11/25)
■仙台市教育委員会 「たくましく生きる力」育成プログラム授業研修会@蒲町小(12/5)
■仙台市 「フラスコイノベーションスクール」起業家現場訪問(12/12)

<最近の講演>
■「ICT ERA + ABC 2012 東北」(主催:日本Androidの会)@東北大学萩ホール
20121020_01.jpg
(写真提供:東北大学副学長・青木先生)

■日本物理学会2012年秋「秋季大会」横浜国立大学,領域13(物理教育)
201209_01.jpg

私のプレゼンテーションには、まだまだ課題も多いのですが、
(自分はこれが「おもしろい」と思っている、それを伝えたいんだ、という中軸をぶらさず、
 因果関係を同階層で閉じて、それから早口にならないように息を吸う、などなど・・・涙)
一歩一歩課題を認識しながら積み上げ、きちんと価値として提供できるよう精進します。


【追記】
余談ついでに、個人的にはプチ・カルチャーショックを受けた、
ロシア人直伝・ウォッカの正しい(?)飲み方も、ご紹介したいと思います。

まず、右手にウォッカグラス(小さい)、左手におつまみ(ベーコンやピクルスなど)を用意。
次に、右手ウォッカを一気に飲み干した後、間髪入れず、左手おつまみを口に放り込む。

ロシア人曰く、コツは「ウォッカはチビチビ飲むとマズいので、一気に飲まなければダメ」と。
えっ!ロシア人はウォッカをマズいこと承知で飲むのかと、内心ちょっと驚いてしまいました。

でも言われた通りにしてみると、確かに香りはイメージ通り「ほぼエタノール?」な感じですが、
一気に飲めば気にならず、むしろ、おつまみとして投入したベーコンの脂身はさっと引いて、
逆に旨味が引き出され、体はお腹の中からポカポカ一気に温まりました(ロシア寒いからね)。

そうか!お酒は味わうためにあると私は信じていましたが、その前提が異なるのですね。
確かにロシアで飲むならウォッカが一番かもと体が妙に納得し、それが新鮮に思えました。

「郷に入れば郷に従え」と云いますが、その土地で必然的に生まれた習慣や方法を、
自分でも実際にやってみて初めて、前提の違いを、頭だけでなく体で実感するものですね。

少し勇気を振り絞り、ウォッカみたいに一気飲みしたら、自分の前提の上に立ったままでは
見えない世界や、異なる前提から必然的に生まれた方法論に対する理解を、私でも少しは
深められるようになるかなぁ・・・と、ロシアでウォッカを一気飲みしながら、思ったのでした。

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