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記者・大草芳江が活動をつづります

2011年12月31日

2011年休日の思い出(宮城県から日帰り圏内の自然・温泉・神社仏閣・グルメなどドライブ記録まとめ)

カテゴリ:フォトギャラリー

今年も残すところあと僅かとなりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

さて、新年の抱負については、新年になってから考えるとして、
2011年の休日の思い出を、忘れないうちに記録したいと思います。

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世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の熊野古道(和歌山県)を訪れて以来、
日本ならではのそもそもの宗教観や自然観に、私も(やっと)リンクがかかるようになりました。

そこで、一.美しい自然や文化、 二.美味しい食べ物、 三.良質な温泉。
この3点セットを発掘すべく東北をドライブするのが、休日の楽しみです。

ところが、毎週どこかへ行っているはずなのに、その都度まとめないせいで、
このままでは、いつどこに行ったか、忘れてしまいそうで、もったいない。

そこで、2011年の休日に訪れた、自然、神社仏閣、文化施設、温泉、グルメ等を
まず箇条書きにし、次に、特に印象に残ったことを、簡単にまとめたいと思います。

■■■■■■■■■■■■2011年休日の思い出■■■■■■■■■■■■
※ おもに宮城県からの日帰り圏内、たまに遠征あり。
※ ★:繰り返し訪れている場所 ★★:これまでに10回以上訪れている場所

【登山】
■泉ヶ岳(宮城県) 
■北泉ヶ岳・大倉山(宮城県)
月山(山形県) ★
■早池峰山(岩手県)
■立山(富山県)
■七ツ森(宮城県)

【自然】
■霊山(福島県伊達市)~冬山バージョンをお散歩~
■南蔵王野営場(宮城県白石市)~クロスカントリーに挑戦~ 
■国立花山青少年自然の家(宮城県大崎市)~クロスカントリーに挑戦(2)~
■三春の滝桜(福島県田村郡)
■猪苗代湖(福島県耶麻郡)
■愛宕山公園(宮城県色麻町)のシャクヤクまつり(6月上旬)
■平泉のアヤメまつり(6月下旬)
■鳴子温泉(宮城県大崎市)の世界トップクラスの酸性湖「潟沼」
■国指定特別天然記念物「日本一の大ケヤキ」(山形県東根市)
■国指定天然記念物「鳥海山・獅子ヶ鼻湿原」(秋田県にかほ市)の「鳥海マリモ」
国指定特別天然記念物「羽黒山のスギ並木」(山形県鶴岡市) ★★
■仙台市野草園(宮城県仙台市)の萩まつり(9月中旬)
■羽黒山公園(宮城県大崎市)の彼岸花(9月下旬)
■小安峡・三途の川渓谷(秋田県湯沢市)の紅葉
■鳴子峡(宮城県大崎市)の紅葉

【神社仏閣、文化施設】
■世界遺産「平泉」(岩手県) ★★
■国宝「瑞龍寺」(富山県高岡市)
■棟方志功記念館「愛染苑」(富山県南砺市福光町)
■日本三名園「偕楽園」(茨城県水戸市)
■定義山定義如来西方寺(宮城県) ★★
■金蛇水神社(宮城県岩沼市)
■竹駒神社(宮城県岩沼市)
■東北歴史博物館(宮城県)
■多賀城史跡巡り
■名取熊野三山(宮城県名取市)
 「熊野本宮社」
 「熊野神社」
 「熊野那智神社」
■出羽三山(山形県)
 「出羽三山神社」(羽黒山) ★★
 「湯殿山神社」
 「月山神社」
■上杉神社(山形県)
■宮城県美術館「フェルメール展」

【温泉】・・・おもに立ち寄り湯
■鳴子温泉「滝の湯」(宮城県) ★★
■鳴子温泉「馬場温泉共同浴場」(宮城県) ★
■鳴子温泉「旅館すがわら」(宮城県)
■東鳴子温泉「大沼旅館」(宮城県)
■中山平温泉「琢秀」(宮城県)
■中山平温泉「しんとろの湯」(宮城県) ★
■川渡温泉 「共同浴場」(宮城県) ★
■遠刈田温泉「旬菜湯宿 旅館大忠」(宮城県)
■小原温泉「ホテルいづみや」(宮城県)
■蔵王温泉「川原湯共同浴場」(山形県) ★★
■百目鬼温泉(山形県) ★
■姥湯温泉 「桝形屋」(山形県)
■新野地温泉「相模屋旅館」(福島県)
■飯坂温泉「鯖湖湯」(福島県)
■飯坂温泉「天王寺穴原湯」(福島県)
■飯坂温泉「???」(福島県)
■小安峡温泉 「旅館 多郎兵衛」(秋田県)
川原毛地獄 大滝湯(秋田県) ★
■泥湯温泉「奥山旅館」(秋田県)
■鉛温泉「藤三旅館」(岩手県)
■大沢温泉(岩手県)

【グルメ】
宮城県鳴子温泉「むすびや」のおにぎり各種・小昼らんち。 ★★
■宮城県塩竈市「すし哲」の特上にぎり ★
■岩手県盛岡市「ぴょんぴょん舎」の冷麺・焼肉 ★★
■秋田県にかほ市「土田牧場」のアイスクリーム・ソーセージ
■秋田県湯沢市「佐藤養助総本店」の稲庭うどん ★
■秋田県湯沢市「あぐり館」の干しリンゴ ★★
■山形県川西町「あっさり」の米沢牛すじ煮込み
■福島県飯坂温泉「餃子の照井」の餃子
■山形県鶴岡市お休み処「zuisin門」の麦きり、庄内柿のジェラード ★
■山形県鶴岡市「漬物の里・そば処 福湊庵」の十割そば、麦きり、モロヘイヤそば ★
■山形県「新旬屋麺 新庄若葉町店」のガッツリ・エビ豚骨、とりもつワンタン麺
■山形県「タケダワイナリー」の古木系 
■山形県「朝日町ワイン城」のロゼ ★

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

とりあえず思い出したものは以上ですが、このように書き出してみると、
意外といろいろなところに行ったのだなぁと、思い出しました。

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早池峰山登山にチャレンジしました

何と言っても今年一番の思い出は、「早池峰山」(標高1917m)登山に挑戦できたことです。
早池峰山は、多くの方から勧めていただくうちに、私にとって「憧れの山」になっていました。

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標高ごとに景色が目まぐるしく変化するのがおもしろい

日本で最もエーデルワイスに近い品種と言われる早池峰山固有種「ハヤチネウスユキソウ」
の季節(7~8月)は残念ながら逸したものの、紅葉美しき季節、お天気にも恵まれました。

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早池峰山山頂からの眺め

登山ルートは、河原坊登山口→山頂→小田越登山口。標高差は約900m弱です。
この標高差が、現在の私のレベル・ギリギリであることもよくわかりました。

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「山頂でカップヌードル」に憧れていました

目標の一つ「山頂で調理をしてみる」の第一歩を踏み出すこともできました。
耳を澄ますと、まわりからも、「ボッ」というガスバーナー点火の音が聞こえてきます。
私も次は、少しレベルを上げ、ソーセージ等を焼いてみることにチャレンジしたいです。

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「ぴょんぴょん舎」の冷麺・焼肉は本当に美味しい

暗くなる前に無事下山し、帰りは盛岡市にある「ぴょんぴょん舎」本店の冷麺・焼肉を
食べに行きました。しかし、食べても食べても、不思議とお腹いっぱいになりません。
それだけ体力の限界を迎えていたのだと思います。来年は体力もつけたいです。

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カメラを忘れスマホで撮影。来年は絶対にカメラを持っていくと誓いました。

さて、早池峰山も文句なく良かったのですが、「意外と良かった身近な山」は、雪解け後、
花の季節の北泉ヶ岳・大倉山。特に、奥にある桑沼から氾濫原あたりのエリアが最高でした。
川に降り注ぐ光がきらきら輝き、まるで昔読んだお伽話の森に迷い込んだような気分でした。

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小さな川でも意外と流れが速く、少しドキドキしながら渡ります

登山道の老朽化により、意外と冒険ちっくなエリアがあるのも、わくわくポイントの一つです。
たまに橋もなかったりするので、この方のように、自分で木を倒して橋にして渡ったりします。

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ニリンソウの花と葉。トリカブトの葉に大変似ていました

5月2週目頃の氾濫原は、あたり一面、「ニリンソウ」のお花畑でした。
ちなみに、「ニリンソウ」の葉は食用可能ですが、あの毒草として名高い「トリカブト」の葉と
大変酷似しており、しかも同じようなところに生えているため(実際に生えてましたよ!)、
注意せよと、通りすがりのおじさんが教えてくれました。登山者には親切な方が多いです。

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鳥海山・獅子ケ鼻湿原は、植物保護のためコースが整備されており、大変歩きやすいです

お次は、秋田県にある鳥海山(標高2236m)。登るにはまだまだレベルの高すぎる山ですが、
ドライブやお散歩でも、いろいろおもしろいスポットがあるので、大好きな山の一つです。

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どれが「鳥海マリモ」か、わかりますか?

今年は、獅子ケ鼻湿原の「鳥海マリモ」を見に行きました。昔の「National Geographic」で
特集記事を読み、ぜひ訪れてみたいと思っていたのです。ちなみに、「マリモ」と言っても、
藻ではなく苔なのだそう。学術的にも貴重な2種類の苔で構成されているということです。

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「どれが鳥海マリモなの?」と思った人のために(?)、写真付き看板もありました

獅子ケ鼻湿原は湿原全体が国の天然記念物に指定されており、鳥海マリモの他にも、
樹齢300年で幹周7.26mもある(太さが)日本一の奇形ブナ「あがりこ大王」はじめ、
コケ類や湧水群、奇形ブナなど貴重な自然を見ることができます。真夏に訪れましたが、
キリッと冷たい湧水や木々のおかげか、大変涼しくて気持ちの良い場所でした。

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国の特別天然記念物「東根の大ケヤキ」

「日本一の木」と言えば、山形県東根市の東根城(小田島城)跡地にある、
国の特別天然記念物「日本一の大ケヤキ」も、想像以上に良かったです。

城壁を模した塀で囲まれる小学校の敷地内に、その大ケヤキはあります。
この大ケヤキは地元の人々から愛され、また、ここで育つ子どもたちも大ケヤキに愛され、
健やかに育つのだろうなということが感じられて、見ている私も幸せな気分になりました。

ちなみに、国の特別天然記念物(天然記念物のうち特に価値が高いもの)のうち、植物は30件
登録されており(参照:Wikipedia)、東北では「東根の大ケヤキ」のほか、「羽黒山のスギ並木」と
「早池峰山及び薬師岳の高山帯・森林植物群落」の計3つ、ということです。

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冬山で動物たちの足跡を見つけると、テンションが上がります

ところで、休日の楽しみだった登山も、冬はできないなと諦めていたのですが、
(冬山登山は知識・装備等不足のため、まだチャレンジできるレベルにないと自己判断)
スキーの延長線ならばと、今年はクロスカントリーにも初挑戦しました。

クロスカントリーといえば、以前、アルプス(日本じゃなくオーストリア)でスキーした時、
標高差2000m、約2~3時間かけて、林のなかを滑っていったことにも感激しましたが、
山を滑る人より、クロスカントリーで登っていく人の方が多かったことにも驚きました。

ちなみに、南蔵王野営場では、クロスカントリーの装備を無料で借りることができます。
ただ、スキーとはコツが違うようで、未だに私は、自らの意志で止まることができません。
今年はせめて、止まれるようにはなりたい。そして自由に雪山を探索してみたいものです。

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秋田県「川原毛地獄」。近くに川原毛地獄大滝湯や泥湯温泉、小安峡があります。

最後に登山関連の記録として、今年は富山県を訪れた際、「立山」登山にも挑戦しました。
これにより、「日本三大霊地」(※)である「恐山」(青森県)・「川原毛地獄」(秋田県)・「立山」
の3つを、すべて制覇したことになるので、記念として、ここに記しておきたいと思います。
※「日本三大霊地」のほかに、「日本三大霊場」「日本三大霊山」もあるようなので注意が必要です。

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夏恒例の川原毛地獄大滝湯。滝壺が温泉。PH1.4。水着着用。滝で打たせ湯も可能(ただし強圧)

さて、登山の後はもちろんのこと、毎週日曜日は必ずと言ってよいほど温泉に入ります。
そのため温泉に入るだけで、来週もがんばろうとスイッチが切替る便利な体になりました。

平均月3回は鳴子温泉「滝の湯」に行きますが、新規開拓にチャレンジする場合もあります。
今年初めて訪れた温泉のうち、印象深かったのは、泥湯温泉「奥山旅館」での湯治でした。

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泥湯温泉「奥山旅館」

温泉は、基本的に立ち寄り湯ですが、泥湯温泉「奥山旅館」に立ち寄った際、冬季限定
(年始年末除く)でなんと3泊4日6食付10,500円の「湯治コース」があるのを見つけ、今年、
湯治に初挑戦しました。 覚悟していた通り雪道は大変でしたが、訪れた甲斐がありました。

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奥山旅館の露天風呂からの眺め。泥は少なめでした(端に溜まっている)

一番大きな露天は温度が低過ぎるため入浴不可でしたが、その他の露天や内湯は、
十分な温度と湯量で、泉質も良かったです。雪国らしく雪見風呂も楽しむことができました。
ちなみに、ネットはつながらない環境ですが、逆に、記事執筆に集中することができました。

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奥山旅館の食事(夕食)。このほか、ご飯とお味噌汁もついており、十分な量でした。

お食事は質素なものを覚悟していましたが、鯉の甘煮や洗い、岩魚の塩焼き等をメインに、
山菜、きのこ、りんごなど、地物中心の、心のこもったお料理で、美味しくいただきました。
「日本秘湯を守る会」限定の「秘湯ビール」(追加)も、地ビールらしい香り(癖なし系)でした。

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世界遺産登録が決定した翌日の平泉のようす。世界遺産決定後、10回は訪れました

このほか、今年は文化や歴史的なものにも興味が湧き、神社仏閣のほかにも、
平泉や多賀城など、いろいろな場所に訪れたことが印象に残っています。

ただ、反省すべき点としては、訪れた記録を、その都度まとめていなかったせいで、
思い出したり探すのに時間がかかったり、忘れてしまったりしたのが、もったいなかったです。

来年は、その都度思ったことをまとめ、整理整頓に時間がかからない方法を考えることで、
一つひとつ、見たり聞いたり感じたりしたささやかなことも、形に残していきたいと思います。

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