2011年休日の思い出(宮城県から日帰り圏内の自然・温泉・神社仏閣・グルメなどドライブ記録まとめ)
今年も残すところあと僅かとなりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
さて、新年の抱負については、新年になってから考えるとして、
2011年の休日の思い出を、忘れないうちに記録したいと思います。
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の熊野古道(和歌山県)を訪れて以来、
日本ならではのそもそもの宗教観や自然観に、私も(やっと)リンクがかかるようになりました。
そこで、一.美しい自然や文化、 二.美味しい食べ物、 三.良質な温泉。
この3点セットを発掘すべく東北をドライブするのが、休日の楽しみです。
ところが、毎週どこかへ行っているはずなのに、その都度まとめないせいで、
このままでは、いつどこに行ったか、忘れてしまいそうで、もったいない。
そこで、2011年の休日に訪れた、自然、神社仏閣、文化施設、温泉、グルメ等を
まず箇条書きにし、次に、特に印象に残ったことを、簡単にまとめたいと思います。
■■■■■■■■■■■■2011年休日の思い出■■■■■■■■■■■■
※ おもに宮城県からの日帰り圏内、たまに遠征あり。
※ ★:繰り返し訪れている場所 ★★:これまでに10回以上訪れている場所
【登山】
■泉ヶ岳(宮城県)
■北泉ヶ岳・大倉山(宮城県)
■月山(山形県) ★
■早池峰山(岩手県)
■立山(富山県)
■七ツ森(宮城県)
【自然】
■霊山(福島県伊達市)~冬山バージョンをお散歩~
■南蔵王野営場(宮城県白石市)~クロスカントリーに挑戦~
■国立花山青少年自然の家(宮城県大崎市)~クロスカントリーに挑戦(2)~
■三春の滝桜(福島県田村郡)
■猪苗代湖(福島県耶麻郡)
■愛宕山公園(宮城県色麻町)のシャクヤクまつり(6月上旬)
■平泉のアヤメまつり(6月下旬)
■鳴子温泉(宮城県大崎市)の世界トップクラスの酸性湖「潟沼」
■国指定特別天然記念物「日本一の大ケヤキ」(山形県東根市)
■国指定天然記念物「鳥海山・獅子ヶ鼻湿原」(秋田県にかほ市)の「鳥海マリモ」
■国指定特別天然記念物「羽黒山のスギ並木」(山形県鶴岡市) ★★
■仙台市野草園(宮城県仙台市)の萩まつり(9月中旬)
■羽黒山公園(宮城県大崎市)の彼岸花(9月下旬)
■小安峡・三途の川渓谷(秋田県湯沢市)の紅葉
■鳴子峡(宮城県大崎市)の紅葉
【神社仏閣、文化施設】
■世界遺産「平泉」(岩手県) ★★
■国宝「瑞龍寺」(富山県高岡市)
■棟方志功記念館「愛染苑」(富山県南砺市福光町)
■日本三名園「偕楽園」(茨城県水戸市)
■定義山定義如来西方寺(宮城県) ★★
■金蛇水神社(宮城県岩沼市)
■竹駒神社(宮城県岩沼市)
■東北歴史博物館(宮城県)
■多賀城史跡巡り
■名取熊野三山(宮城県名取市)
「熊野本宮社」
「熊野神社」
「熊野那智神社」
■出羽三山(山形県)
「出羽三山神社」(羽黒山) ★★
「湯殿山神社」
「月山神社」
■上杉神社(山形県)
■宮城県美術館「フェルメール展」
【温泉】・・・おもに立ち寄り湯
■鳴子温泉「滝の湯」(宮城県) ★★
■鳴子温泉「馬場温泉共同浴場」(宮城県) ★
■鳴子温泉「旅館すがわら」(宮城県)
■東鳴子温泉「大沼旅館」(宮城県)
■中山平温泉「琢秀」(宮城県)
■中山平温泉「しんとろの湯」(宮城県) ★
■川渡温泉 「共同浴場」(宮城県) ★
■遠刈田温泉「旬菜湯宿 旅館大忠」(宮城県)
■小原温泉「ホテルいづみや」(宮城県)
■蔵王温泉「川原湯共同浴場」(山形県) ★★
■百目鬼温泉(山形県) ★
■姥湯温泉 「桝形屋」(山形県)
■新野地温泉「相模屋旅館」(福島県)
■飯坂温泉「鯖湖湯」(福島県)
■飯坂温泉「天王寺穴原湯」(福島県)
■飯坂温泉「???」(福島県)
■小安峡温泉 「旅館 多郎兵衛」(秋田県)
■川原毛地獄 大滝湯(秋田県) ★
■泥湯温泉「奥山旅館」(秋田県)
■鉛温泉「藤三旅館」(岩手県)
■大沢温泉(岩手県)
【グルメ】
■宮城県鳴子温泉「むすびや」のおにぎり各種・小昼らんち。 ★★
■宮城県塩竈市「すし哲」の特上にぎり ★
■岩手県盛岡市「ぴょんぴょん舎」の冷麺・焼肉 ★★
■秋田県にかほ市「土田牧場」のアイスクリーム・ソーセージ
■秋田県湯沢市「佐藤養助総本店」の稲庭うどん ★
■秋田県湯沢市「あぐり館」の干しリンゴ ★★
■山形県川西町「あっさり」の米沢牛すじ煮込み
■福島県飯坂温泉「餃子の照井」の餃子
■山形県鶴岡市お休み処「zuisin門」の麦きり、庄内柿のジェラード ★
■山形県鶴岡市「漬物の里・そば処 福湊庵」の十割そば、麦きり、モロヘイヤそば ★
■山形県「新旬屋麺 新庄若葉町店」のガッツリ・エビ豚骨、とりもつワンタン麺
■山形県「タケダワイナリー」の古木系
■山形県「朝日町ワイン城」のロゼ ★
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とりあえず思い出したものは以上ですが、このように書き出してみると、
意外といろいろなところに行ったのだなぁと、思い出しました。
早池峰山登山にチャレンジしました
何と言っても今年一番の思い出は、「早池峰山」(標高1917m)登山に挑戦できたことです。
早池峰山は、多くの方から勧めていただくうちに、私にとって「憧れの山」になっていました。
標高ごとに景色が目まぐるしく変化するのがおもしろい
日本で最もエーデルワイスに近い品種と言われる早池峰山固有種「ハヤチネウスユキソウ」
の季節(7~8月)は残念ながら逸したものの、紅葉美しき季節、お天気にも恵まれました。
早池峰山山頂からの眺め
登山ルートは、河原坊登山口→山頂→小田越登山口。標高差は約900m弱です。
この標高差が、現在の私のレベル・ギリギリであることもよくわかりました。
「山頂でカップヌードル」に憧れていました
目標の一つ「山頂で調理をしてみる」の第一歩を踏み出すこともできました。
耳を澄ますと、まわりからも、「ボッ」というガスバーナー点火の音が聞こえてきます。
私も次は、少しレベルを上げ、ソーセージ等を焼いてみることにチャレンジしたいです。
「ぴょんぴょん舎」の冷麺・焼肉は本当に美味しい
暗くなる前に無事下山し、帰りは盛岡市にある「ぴょんぴょん舎」本店の冷麺・焼肉を
食べに行きました。しかし、食べても食べても、不思議とお腹いっぱいになりません。
それだけ体力の限界を迎えていたのだと思います。来年は体力もつけたいです。
カメラを忘れスマホで撮影。来年は絶対にカメラを持っていくと誓いました。
さて、早池峰山も文句なく良かったのですが、「意外と良かった身近な山」は、雪解け後、
花の季節の北泉ヶ岳・大倉山。特に、奥にある桑沼から氾濫原あたりのエリアが最高でした。
川に降り注ぐ光がきらきら輝き、まるで昔読んだお伽話の森に迷い込んだような気分でした。
小さな川でも意外と流れが速く、少しドキドキしながら渡ります
登山道の老朽化により、意外と冒険ちっくなエリアがあるのも、わくわくポイントの一つです。
たまに橋もなかったりするので、この方のように、自分で木を倒して橋にして渡ったりします。
ニリンソウの花と葉。トリカブトの葉に大変似ていました
5月2週目頃の氾濫原は、あたり一面、「ニリンソウ」のお花畑でした。
ちなみに、「ニリンソウ」の葉は食用可能ですが、あの毒草として名高い「トリカブト」の葉と
大変酷似しており、しかも同じようなところに生えているため(実際に生えてましたよ!)、
注意せよと、通りすがりのおじさんが教えてくれました。登山者には親切な方が多いです。
鳥海山・獅子ケ鼻湿原は、植物保護のためコースが整備されており、大変歩きやすいです
お次は、秋田県にある鳥海山(標高2236m)。登るにはまだまだレベルの高すぎる山ですが、
ドライブやお散歩でも、いろいろおもしろいスポットがあるので、大好きな山の一つです。
どれが「鳥海マリモ」か、わかりますか?
今年は、獅子ケ鼻湿原の「鳥海マリモ」を見に行きました。昔の「National Geographic」で
特集記事を読み、ぜひ訪れてみたいと思っていたのです。ちなみに、「マリモ」と言っても、
藻ではなく苔なのだそう。学術的にも貴重な2種類の苔で構成されているということです。
「どれが鳥海マリモなの?」と思った人のために(?)、写真付き看板もありました
獅子ケ鼻湿原は湿原全体が国の天然記念物に指定されており、鳥海マリモの他にも、
樹齢300年で幹周7.26mもある(太さが)日本一の奇形ブナ「あがりこ大王」はじめ、
コケ類や湧水群、奇形ブナなど貴重な自然を見ることができます。真夏に訪れましたが、
キリッと冷たい湧水や木々のおかげか、大変涼しくて気持ちの良い場所でした。
国の特別天然記念物「東根の大ケヤキ」
「日本一の木」と言えば、山形県東根市の東根城(小田島城)跡地にある、
国の特別天然記念物「日本一の大ケヤキ」も、想像以上に良かったです。
城壁を模した塀で囲まれる小学校の敷地内に、その大ケヤキはあります。
この大ケヤキは地元の人々から愛され、また、ここで育つ子どもたちも大ケヤキに愛され、
健やかに育つのだろうなということが感じられて、見ている私も幸せな気分になりました。
ちなみに、国の特別天然記念物(天然記念物のうち特に価値が高いもの)のうち、植物は30件
登録されており(参照:Wikipedia)、東北では「東根の大ケヤキ」のほか、「羽黒山のスギ並木」と
「早池峰山及び薬師岳の高山帯・森林植物群落」の計3つ、ということです。
冬山で動物たちの足跡を見つけると、テンションが上がります
ところで、休日の楽しみだった登山も、冬はできないなと諦めていたのですが、
(冬山登山は知識・装備等不足のため、まだチャレンジできるレベルにないと自己判断)
スキーの延長線ならばと、今年はクロスカントリーにも初挑戦しました。
クロスカントリーといえば、以前、アルプス(日本じゃなくオーストリア)でスキーした時、
標高差2000m、約2~3時間かけて、林のなかを滑っていったことにも感激しましたが、
山を滑る人より、クロスカントリーで登っていく人の方が多かったことにも驚きました。
ちなみに、南蔵王野営場では、クロスカントリーの装備を無料で借りることができます。
ただ、スキーとはコツが違うようで、未だに私は、自らの意志で止まることができません。
今年はせめて、止まれるようにはなりたい。そして自由に雪山を探索してみたいものです。
秋田県「川原毛地獄」。近くに川原毛地獄大滝湯や泥湯温泉、小安峡があります。
最後に登山関連の記録として、今年は富山県を訪れた際、「立山」登山にも挑戦しました。
これにより、「日本三大霊地」(※)である「恐山」(青森県)・「川原毛地獄」(秋田県)・「立山」
の3つを、すべて制覇したことになるので、記念として、ここに記しておきたいと思います。
※「日本三大霊地」のほかに、「日本三大霊場」「日本三大霊山」もあるようなので注意が必要です。
夏恒例の川原毛地獄大滝湯。滝壺が温泉。PH1.4。水着着用。滝で打たせ湯も可能(ただし強圧)
さて、登山の後はもちろんのこと、毎週日曜日は必ずと言ってよいほど温泉に入ります。
そのため温泉に入るだけで、来週もがんばろうとスイッチが切替る便利な体になりました。
平均月3回は鳴子温泉「滝の湯」に行きますが、新規開拓にチャレンジする場合もあります。
今年初めて訪れた温泉のうち、印象深かったのは、泥湯温泉「奥山旅館」での湯治でした。
泥湯温泉「奥山旅館」
温泉は、基本的に立ち寄り湯ですが、泥湯温泉「奥山旅館」に立ち寄った際、冬季限定
(年始年末除く)でなんと3泊4日6食付10,500円の「湯治コース」があるのを見つけ、今年、
湯治に初挑戦しました。 覚悟していた通り雪道は大変でしたが、訪れた甲斐がありました。
奥山旅館の露天風呂からの眺め。泥は少なめでした(端に溜まっている)
一番大きな露天は温度が低過ぎるため入浴不可でしたが、その他の露天や内湯は、
十分な温度と湯量で、泉質も良かったです。雪国らしく雪見風呂も楽しむことができました。
ちなみに、ネットはつながらない環境ですが、逆に、記事執筆に集中することができました。
奥山旅館の食事(夕食)。このほか、ご飯とお味噌汁もついており、十分な量でした。
お食事は質素なものを覚悟していましたが、鯉の甘煮や洗い、岩魚の塩焼き等をメインに、
山菜、きのこ、りんごなど、地物中心の、心のこもったお料理で、美味しくいただきました。
「日本秘湯を守る会」限定の「秘湯ビール」(追加)も、地ビールらしい香り(癖なし系)でした。
世界遺産登録が決定した翌日の平泉のようす。世界遺産決定後、10回は訪れました
このほか、今年は文化や歴史的なものにも興味が湧き、神社仏閣のほかにも、
平泉や多賀城など、いろいろな場所に訪れたことが印象に残っています。
ただ、反省すべき点としては、訪れた記録を、その都度まとめていなかったせいで、
思い出したり探すのに時間がかかったり、忘れてしまったりしたのが、もったいなかったです。
来年は、その都度思ったことをまとめ、整理整頓に時間がかからない方法を考えることで、
一つひとつ、見たり聞いたり感じたりしたささやかなことも、形に残していきたいと思います。
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