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2018年 01月 20日 (土)
記者ブログ
記者・大草芳江が活動をつづります

2012年2月12日

【1月の休日】山形県をドライブしました(川西町「あっさり食堂」、米沢市「上杉家御廟所」「上杉神社」「上杉博物館」、上山市「こんにゃく番所」「斎藤茂吉記念館」「かみのやま温泉共同浴場」)

おもしろい自然や文化、良質な温泉、美味しい食べ物。
これらを発掘すべく東北をドライブするのが休日の楽しみです。

歌人の小池先生や、物理学者の伊達先生への取材をきっかけに興味が湧き
1月は斎藤茂吉や伊達儀山政宗ゆかりの山形県をドライブしました。

ところがあまりに雪がすごく、高畠市にあるはずの「伊達儀山政宗の墓」は見つからず、
そのまま南下して川西町に。せっかくなので、「あっさり食堂」で腹ごしらえすることに。

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川西町「あっさり食堂」の牛すじ煮込みセット(1200円)

川西町は、米沢牛の生産地です。ここ「あっさり食堂」は、
県産牛や米沢牛をふんだんに使った牛すじ煮込みが名物なのです。

今回は「定食」(950円)に+小鉢2品がつく「セット」(1200円)を注文しました。
(ただ、定食だけでも満足度としては十分ピークだったかもしれないです)
牛すじ煮込みは相変わらず美味しい上に、腹持ち良好でした。

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というわけで今回は儀山政宗を諦め、上杉の城下町・米沢の歴史探訪に変更。
まずは、国指定史跡として登録されている「上杉家御廟所」を訪れました。

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受付のおじさんに「雪の中大変だね。どこから来たの?」と聞かれて、
「仙台から」と答えると、「雪の米沢から岩出山に行った伊達の者ね」。

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上杉家の紋「竹に雀」

上杉家の紋も「竹に雀」。仙台藩主・伊達貞山政宗の御霊屋「瑞鳳殿」で見た
伊達家紋「竹の雀」と同じように、雀が「阿吽(あうん)の対」になっていますね。
でも少し雰囲気が違う気もします。背景の違いでしょうか。雀同士も近いような。

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伊達家の紋「竹に雀」(瑞鳳殿にて撮影)

伊達家の紋は「竹に雀」以外にもたくさんあるようですが、
それだけ家同士のやり取りがたくさんあったのだろうと推察。
ところで伊達家と上杉家、何か関係があったのでしょうか?

気になって調べてみると、上杉定実が伊達氏から養子をもらおうとした時に、
婿引出物の一つとして贈ったのが「竹に雀」とのこと。
どうやらルーツは上杉家の方にあるようです。

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さて、御廟所に戻りますが、初代から後期まで歴代藩主の墓が、
一つの場所に並置される例は珍しいそう。

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中央奥には初代・謙信の墓、その脇を歴代藩主の墓が固めます。

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初代・謙信の墓

初代・謙信のお墓はこちら(写真上)。やはり一番立派です。

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二代目景勝と十代目鷹山の墓

初代・謙信のほかは、二代目景勝と十代目鷹山が重要そうだ、
ということが、雪かきの痕跡からわかります。

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その他の藩主の墓

一方、他の歴代藩主の墓は、雪のために入れません。
雪かきの痕跡で優先順位がわかるなんてあからさまですが、雪の季節ならでは。

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上杉神社

続いて、初代謙信と十代目鷹山を合祀した神社「上杉神社」へ。
旗印の「毘」は謙信が七福神の毘沙門天を厚く信仰していたためで、
「龍」は上杉家が総攻撃を仕掛ける時に本陣に掲げたと伝わる旗印。

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上杉鷹山もまるでシルクハットをかぶったように

「為せば成る為さねば成らぬ何事も」で有名な鷹山がこんな姿に。
豪雪の季節、山形県を訪れる理由を自問するほどの大雪でしたが、
こういった光景を目にすると、雪でも来て良かったなと思います。

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米沢城について

上杉神社は、明治時代、米沢城跡に建てられたものということです。
米沢城について詳しくは、上の写真をクリックして拡大してください。

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宝物殿

遺品などが展示されている宝物殿は、工事中でした。残念です。

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米沢市上杉博物館

続いて、上杉神社の隣にある、米沢市上杉博物館へ。
「よみがえる赤羽刀」というなかなかシブイ企画展を見ましたが、
普段知らない世界に触れられ、想像以上におもしろかったです。

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開館10周年記念企画展「よみがえる赤羽刀」

「赤羽刀」という言葉は初めて聞きましたが、
その名の由来は、(記憶を頼りに)以下のようなもの。
(残念ながら撮影禁止のため文章のみの記録になります)

ポツダム宣言後、連合国占領軍が日本に武装解除を要求、
その一環として、日本国民が所有していた武器も回収されたそうです。

その中には日本刀も多く含まれており、会場には、大量の武器の前で、
日本刀を持ったアメリカ軍人の写真も展示されていました。
それほど最近まで一般国民が武器を所有していたことに、まずは驚きです。

その後、芸術的価値のある刀を連合国軍から返してもらうよう尽力した人がいて、
徴収された武器が保存されていた場所の一つ・東京都北区赤羽にあった刀が
返還されたことから、「赤羽刀(あかばねとう)」と呼ばれているそう。

このうち米沢市ゆかりと身元が判明した刀37口が当館に譲与され、
ここ約10年で修繕された20口の刀がお披露目されているということです。
つい最近まで修繕作業が行われていたことにも驚きです。

日本刀鑑賞は、専門用語が多いために敬遠されがちですが、
「ツボ」を抑えて何度も見れば、造り手の意図や個性までわかるようになるそう。
これはどの道にも通じそうですね。

展示されていた「刀の見方のツボ」がわかりやすくて好感度高。
そのツボを意識しながら、日本刀鑑賞に初挑戦しました。
(刃文には「沸(にえ)」と「匂(におい)」があるとか)
解説文自体がまるで歌のようなリズムで楽しげ。
独特の言葉遣いやリズムがわかると、もっとおもしろそうです。

そうそう、刀といえば「武士の魂」というイメージですが、
戦国時代はオーダーメイドで武士の個性を表す存在だった刀も、
江戸時代中期頃になると泰平の世が長くなって、
安い既製品が多く出まわるようになったそうです。
いつの世も、同じような現象が起こるものですね。

また、刀に関係する慣用句も、思った以上にたくさん。
お馴染みの諺も、刀の部位の名前や作り方を知った後は納得感が増します。

・鍔迫り合い(つばぜりあい)
・鎬を削る(しのぎをけずる)
・元の鞘に収まる(もとのさやにおさまる)
・折り紙つき(おりがみつき)
・反りが合わない(そりがあわない)
・伝家の宝刀(でんかのほうとう)
・焼きを入れる(やきをいれる)
・抜き打ち(ぬきうち)
・単刀直入(たんとうちょくにゅう)
・切羽詰まる(せっぱつまる)
・地金が出る(じがねがでる)、などなど

逆に、「そういう意味だったのか」と驚いたのが、

・「きゅうばしのぎ」
今では「急場しのぎ」ですが、もともとは「急刃凌ぎ」で、戦争などで刀の刃が欠けた時、
そこらの石で削ってとりあえず戦えるようにしたことに由来するそうです。

・「抜き差しならぬ」
私は「相手がすごいためにどうしようもない」意味と勘違いしていましたが、
もともとは、「刀が錆びて鞘から抜くことも差すこともできない」という、
自分のメンテナンス不足から由来する言葉なのだそうです。

それにしても、これだけ慣用句に関係するジャンルも珍しいのでは。
それだけ刀と日本人の心は、とても近かったのですね。

「日本刀鑑賞」というシブイ趣味が増えるかどうかはまだわかりませんが、
日本刀から歴史や地域にリンクをかけていくことも、
なかなかおもしろそうだと思えた、とても興味深い企画展でした。

このほか、(別の週で)山形県上山市の「斎藤茂吉記念館」や「こんにゃく番所」、
「かみのやま温泉共同浴場」を訪れた写真を、とりあえずアップしておきます。
去年の反省を活かして、少なくとも月1回ずつは休日の記録を残したいと思います。

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「斎藤茂吉記念館」。入館料は大人500円。感想は後日、もし時間があれば・・・。

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同じく上山市にある「こんにゃく番所」。近くには、こんにゃく芋畑も広がっています。

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まず最初に、お茶とこんにゃくゼリーをサービスしてくれます。
ただのこんにゃくゼリーではなく、リンゴのシャキシャキ感もこんにゃくで再現。
ここの、気前の良さと研究熱心さに、いつも感心してしまいます。

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今回初めて、こんにゃく懐石料理のラストオーダー(16時)に、間に合いました。
結論から言うと、とても1,500円とは思えない、ゴージャスな内容に驚きました。
ちなみに、1,000円コースとの違いは揚げ物だけなので、1,000円でも十分豪華です。

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こんにゃく会席料理(1,500円コース)のお品書き

「おぉ、こんにゃくが、こんなことに」という驚きをいろいろな角度から楽しめます。
器も漆塗(家紋入り)で、とてもよい気持ちで、美味しくいただくことができます。
料理名はお品書きをご覧いただくとして、以下、料理写真アップを羅列します。

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最後におまけまでいただきました。お腹も心も大満足です。また行こうと思います。

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温泉は近くの「かみのやま温泉共同浴場」で。入浴料は150円ですが、
髪を洗う場合は、「洗髪料(100円)」を支払わなければなりません。

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洗髪料を支払うと、「洗髪券」と書かれたプラスチック製の札が渡されます。
この札に、蛇口のハンドルがついています(蛇口はハンドルなしがデフォルトです)。
「温泉は勝手に沸くからよいが、水道代は別途請求する」という意味なのでしょうか。

「とても珍しいシステムですね。なぜこのシステムなんですか?」と番台のおばちゃんに
聞いてみたところ、「昔からこうだから、よく理由はわからない」ということでした。

理由のわからないことが続いていることがすごいですね。
それが文化?というものなのでしょうか。そもそも文化ってなんなんだろう・・・

いずれにせよ、公共浴場は安い上に、地域の雰囲気や歴史なども感じられるので、
(泉質の特殊さばかりにこだわらずに)いろいろ巡ってみるのも、おもしろいかもしれません。

このほか、1月に入った温泉(立ち寄り湯)を簡単に記録します。どれも営業時間は長め。
■鳴子温泉(宮城県)「滝の湯」 ←我らがホームグラウンド(今月は2回)。
■川渡温泉(宮城県)「藤島旅館」 ←地元の人々で賑わう超レトロな旅館。家族連れ多し。
■遠刈田温泉(宮城県)「旅館大忠」 ←ちょっと高級な雰囲気を手軽に味わい時に。

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