阿部酒店「お酒を楽しむ会」に参加しました(萩の鶴・日輪田の曜平さんと忘年会)
早いもので今年も、来月で来年ですね。
「今年も来月で来年」は正しい日本語なのかと悩みつつ(でも音はおもしろいので残してみる)、
毎年この時期恒例の阿部酒店さん主催「お酒を楽しむ会~忘年会バージョン~」に今年も参加
(兼・阿部酒店さんHP掲載用写真撮影)してきましたので、その記録を残したいと思います。
阿部酒店さんのお酒の会には、毎回テーマがあります。
今回のテーマは「萩の鶴・日輪田の曜平さんと忘年会」。
曜平さんと言えば、もう少しで萩野酒造さんHPも、(やっと)完成予定です!
HPを作成するうちに(お世辞じゃなく)「萩の鶴」が飲みたい気分だったので、
今回はかなりタイムリーなテーマでした。
ちなみに、萩野酒造さんHPの企画構成・ライティングのためにつくった取材レポートでは、
「お酒の味はどう決まる?」をテーマに記事をまとめたので、よろしければご覧ください。
■米と水から生まれる日本酒のふしぎ 萩野酒造(宮城県栗原市)を訪ねて
さて、今回のお酒は(隠し酒も含めて)全部で15本。
萩野酒造さんからは、今月からリリースの「無加圧直汲み」シリーズ(曜平さんが手で直接
汲んでいるという手間暇かけた詰め方らしい)や、阿部さん秘蔵酒の数々。このほかには、
黄金澤の全国新酒鑑評会金賞受賞酒や、白露垂珠の純米大吟醸本生原酒(出羽燦々)。
お酒リストの詳細は阿部酒店さんHPをご覧になっていただければと思いますが、
お酒リストには阿部さんの意図が深く込められています。
その意図をうまく汲めれば、酌む酒の味もますます美味しく、
酒の奥深き世界を、さらに楽しめるのだろうなぁと、いつも思います。
(それを100%味わうためには、さらなる酒行が必要と思われます)
なお、曜平さんが乾杯酒として振舞ってくださったのは、
今年の全国新酒鑑評会でみごと金賞を受賞した、
「萩の鶴 大吟醸 斗瓶取 山田錦40%」でした。
最初の利き酒で「これはひときわ美味しい」とひそかに狙っていたお酒です。
弊社新年会用のお酒として、早速、その場で注文されることになりました。
お料理と会場は、今年も「すずりき」さんです。
アワビ、鯨のベーコン、ハタのお刺身。このほか、名前はうろ覚えなのですが、
キンキの煮付け、銀鮭の焼き物、メンチカツ、大きな海老の焼き物、白菜の漬物。
中でも、マグロの頬肉と野菜のたっぷり入った鍋物が絶品でした。
終盤に、すずりきさんが海老の焼き物を入れてくれたのですが、
海老からダシとミソが出て、これがまた、とても美味しかったです。
後半になってから、隠し酒(阿部さんのさらなる秘蔵酒)4品が披露されました。
どれも曜平さんが驚くほどレアなお酒。例えば、写真は、平成12年醸造のおり酒。
(普段は同会に登場しない)普通酒で、砂糖も添加されているお酒ですが、意外な味わい。
「蔵のDNAは変わらない」と、阿部さんが曜平さんに熱心に語る顔を見ながら、
今回、阿部さんがこの会を開いた意図が伝わってきたような感じがいたしました。
こちらは阿部さんのご自宅から出てきたお皿。お酒づくりの各工程が描かれたものです。
阿部さんのご自宅もお店も、今回の東日本大震災で、大きな被害を受けたそうです。
しかし秘蔵酒だけは1本も割れなかったと聞き、「さすが阿部さん」と思いました。
最後に集合写真を撮影し(後ろの方、暗く写ってしまいすみません・・・)、無事終了です。
今年も、美味しいお酒とお料理をいただけて、幸せでした。ありがとうございました。
■これまでの阿部酒店さん「お酒を楽しむ会」の記録(ブログ)
・「三人の酒屋の遊盃の会2011」久々に参加&写真撮影しました
・阿部酒店「第44回お酒を楽しむ会 日高見社長と忘年会」HP更新
・阿部酒店「第42回お酒を楽しむ会:一心の賄い料理で忘年会」写真撮影&HP更新しました
・阿部酒店「第41回お酒を楽しむ会」を写真撮影&HP更新しました
・阿部酒店さんの「第40回お酒を楽しむ会」HP更新しました
<おまけ>
毎年、阿部酒店さんの「お酒を楽しむ会~忘年会バージョン~」の翌日あたりに、
登米市で「はっとフェスティバル」なるイベントが開催されています。
「はっと」と呼ばれる、「すいとん」に似た、登米地方に伝わる郷土料理を、
1杯200~300円で、20~30種類、味わうことができるというイベントです。
今年は12月4日(日)10:00~14:00、場所は中江中央公園(登米市役所迫庁舎前) にて。
特に、飲んだ次の日は、胃に優しくしみわたる感じがいたします。
はっとといえば、登米名物の油麩に舞茸が定番ですが(私は定番が一番好きです)、
そのほかにも、カレーやイタリアン、小豆など、いろいろなはっとを試すことができます。
虹も見ることができました。虹は綺麗で、見つけると嬉しいものですが、
最近、虹をよく見かける気もします。気候変動によるものでしょうか?気になります。
おもしろい形の雲(特に左側)を見て、マグリットの作品を思い出しました。
トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 阿部酒店「お酒を楽しむ会」に参加しました(萩の鶴・日輪田の曜平さんと忘年会)
このブログ記事に対するトラックバックURL: https://field-and-network.jp/mtos/mt-tb.cgi/12829
鉄休 (2011年12月20日 21:41)
虹をよくお見かけになる、それが気になるとのこと。
「龍の存在を信じますか」とブータン国王が子供に尋ねる映像が流れていましたが、ご覧になりましたか。
「わからない」と言うように首を傾げる子供達に向かって、胸を指差し「此処に居ますよ」とおしゃれていました。
被災地訪問での一コマです。
「心の内に竜は居ますよ」というお話に、「強い信念を持って、あるいは自分自身を信じて進みなさい」という励ましを子供達も感じたことと想います。
ブータン王国の国旗には、雲龍が舞っています。
「小国であっても強い意志を持って未来に進もう」と語りかけているかのように。
『大漢和辞典』で「虹」を引いて見てください。
“古へは竜の一種とし、雄を虹、雌をゲイという”とあります。
虹に雌雄があるという感性を持っていたいにしえの人々。
それは置いておいて「竜」と言う文字を見て何を連想されますか。
私は、この東北の復興に真に必要な変革指導者として「坂本竜馬」を思うのです。
復興に向けた「竜(志ある者達)」の出現を希望する方々の念(おも)いが、東北の空に多くの虹をかけているのではないでしょうか。
大草 芳江 (2011年12月22日 09:31)
このたびは虹についてのコメントありがとうございます。ブータンの国名はチベット語で「竜の国」の意味だと聞きました。なぜ虹ができるのか、気候変動など科学的な因果関係で考えていたので、鉄休さまからのコメントは、なるほど、そのような視点で虹を見る方もいるのだなと、新鮮な気持ちで拝見いたしました。これからも「宮城の新聞」をご愛読いただければ幸いです。どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。