総走行距離 111111km 達成! ぴょんぴょん舎(岩手県盛岡市)と大沢温泉(同県花巻市)へドライブ
せっかく東北という土地に住んでいるので、
外国人になったつもり(≒新鮮な気持ち)で、
東北ならではの魅力を肌身で感じたいものです。
休日は、愛車ミラジーノを駆使して、
東北の「道の駅」全127駅完走や、
ここ最近は、東北の温泉探しなど、
東北の"王道な魅力"を満喫しています。
今週の日曜日は、「ぴょんぴょん舎(岩手県盛岡市)」の冷麺が
食べたくなったので、岩手方面へドライブに行ってきました。
冷麺と言えば、当然キムチを食べたくなるところですが、
私は前日に親知らず(下顎)抜歯のため、刺激物は我慢。
そこで、1日10食限定の「桑の葉冷麺」なるものをいただきました。
県産「桑の葉」を麺に練りこんだもので、浅漬けキムチが別添え。
岩手日報によると、岩手大との産学連携商品なのだそう。
桑の葉と言えば、(他県なのですが)福島県にある道の駅「ふくしま東和」に、
桑の葉を利用した商品ばかりが置いてあったことを思い出しました。
なんで、あんなに桑の葉の商品ばっかりだったのだろう?
と不思議に思っていたので調べてみると、岩手県とは少し話がずれますが、
おもしろかったので、メモがてら、以下に掲載します。
読売新聞によれば、かつて福島県の主産業だった養蚕が廃れ、
昔は「蚕のエサとして、競って栽培された桑」畑の
有効利用策として、桑の葉の食品加工が注目されたそう。
養蚕業は、特にどの地域で盛んだったのだろう?
と調べてみると、Wikipedia「養蚕業」によれば、
「陸奥国伊達郡(現在の福島県伊達郡と福島県伊達市)は、
江戸時代中期に天領となって以後養蚕が奨励された」とあり、
特に、伊達郡梁川(やながわ:現 福島県伊達市梁川町)は
「蚕都」として知られていた、とあります。
「現在、養蚕農家は数軒しか残っていない」と養蚕業自体は衰退しているものの、
福島県伊達市が、養蚕業で最も有名な土地のようです。
あれ?けれども、道の駅「ふくしま東和」は、
伊達郡より少し南の、二本松市(旧安達郡東和町)にあります。
それに、伊達郡にあった道の駅は「川俣」だけで、
桑の葉よりも、むしろ「川俣シャモ」の印象が強かったのです。
(たしか桑の葉茶の無料サービスはあったような気がしますが、
バラエティーで言えば、東和には全然適いません)
では、そもそもなぜ東和なのだろう?とさらに調べてみると、
読売新聞に、ちゃんと理由が載っていましたね。
「福島市や伊達郡の平野部は、うまくモモやナシなどの
果樹に移行できたが、山がちの安達郡ではそうはいかない」
だから、旧安達郡東和町の道の駅「ふくしま東和」には、
あれだけの桑の葉商品があった、というわけなのでした。
やはり、何らかの背景(必然性)があって、他とは違う特徴が生まれるのですね。
次のドライブからは、果樹と山の関係についても、気をつけて見ていこうと思います。
ただ肝心の岩手県については、あまりよくわかりませんでしたね。
ちなみに、この「桑の葉冷麵」を提案した岩手大の鈴木教授は、
蚕などを題材に昆虫の休眠越冬を研究しているようです。
さて、気になる「桑の葉冷麺」のお味は、
見た目程には癖がなく、ほのかに抹茶のような風味がしました。
麺に合わせて、スープも少々酸味が効いたものでした。
抜歯後ということもあり、個人的には大正解の味(低刺激)でした。
ただ、(10食限定なのに)17時時点で注文可能だったので、
やはり、普通の冷麺の方が人気なのかもしれません。
そのほか、チヂミもいただきました。(タレの刺激は少なめでした)
やはり、ぴょんぴょん舎は美味。盛岡市民がうらやましいです。
※前回訪れた際の記録はこちら
「ぴょんぴょん舎」で盛岡グルメを味わう
その後、岩手県花巻市にある大沢温泉に立ち寄りました。
相田みつを書の、「ゆ」の看板が目印です。
新館の「山水閣」、昔ながらの「菊水館」、湯治場「自炊部」のうち、
立ち寄り温泉は、主に自炊部で受付けです。
この自炊部の建物が、カメラで撮影しなかったことが悔やまれるほど、
レトロな佇まいで、まるでタイムスリップしたような気分を味わえました。
泉質は、弱アルカリ性単純温泉。少しトロトロしています。
ただ残念だったのが、「場合によっては塩素消毒あり」の点。
けれども500円で複数のお湯を楽しむことができ、雰囲気も含めて満足でした。
立ち寄り湯の受付は、7:00~20:00(入浴は20:30まで)。
ぴょんぴょん舎と、(今回は行けなかった)銀河高原ビール工場と併せて、
また今度、訪れてみたい場所となりました。
※助手席からの撮影です
本日の走行距離は、往復で約500km。
そして、とうとう総走行距離が、111,111kmを達成しました。
平成18年生まれの車なのですが、けっこう走っていますね。
月日が経つのは早いものだなぁ、としみじみします。
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