(0)
2024年 12月 04日 (水)
記者ブログ
記者・大草芳江が活動をつづります

2008年10月12日

金華山・黄金山神社の「神鹿 角切り行事祭」へ行ってきました

081012-04.jpg

宮城県石巻市の離島・金華山の黄金山神社で5日(日)と12日(日)、
恒例の「神鹿角切り行事祭」があると聞き、はじめて金華山を訪れました。

金華山は、島全体が黄金山神社の神域となっていて、
恐山、出羽三山と並ぶ「奥州三霊場」に数えられているそうです。

081012-01.jpg

金華山と言えば、鹿が多数生息していることでも有名。
鹿は、神の使いとして、保護されているそうです。

081012-05.jpg

その神社境内にいる約30頭の牡鹿を、ハッピ姿の勢子が取り押さえ、
神官が角を切り取る勇壮な行事が、「神鹿角切り行事祭」。

発情期(秋)に雄ジカの角が鋭くなるため、参拝客の安全に配慮し、
1963年から毎年この時期に実施している行事らしいのですが、
日本では、奈良の春日大社と金華山でしか見ることができないものなのだとか。

081012-06.jpg

角切り場に放たれたシカを、赤い旗を持って追い立てます(反時計回り)。

081012-07.jpg

「十字投げ縄」と呼ばれる仕掛けをハッピ姿の勢子が投げ、角に引っかけます。

081012-08.jpg

角にうまく引っかかりました。ちなみに引っかけた人には賞金があるようです。

081012-09.jpg

鹿の気持ちになれば、「殺されてしまう!」と恐怖に思うに違いありません。
(まさか鹿が「毎年恒例のことだ」とは思うまい)

081012-10.jpg

なんとも不安げな表情を見せる鹿。

081012-11.jpg

お神酒のように見えますが、これは水なのでしょうか。
飲ませるのは、子どもの仕事のようです。

081012-13.jpg

目隠しをした後、神職がのこぎりで角を切り落とします。

081012-14.jpg

個体調査のため、逃がす前に体重測定も行います。

081012-15.jpg

すっかり雌鹿のようになってしまった、雄鹿。

081012-16.jpg

解放された直後は、走り方・跳び方が、ちょっとおかしい。
(写真ではわかりづらいですが・・・)

081012-17.jpg

おやおや、雌鹿?と思いきや、角を切られた雄鹿です。
ちょっと、頭を見せてみて。

081012-18.jpg

あらら、角が綺麗に切られてなくなっていますね。
角を切られた鹿は、どんな気持ちなんでしょう?

もともと、自然と春には角が落ちるものなのだそうですが、
この時期、雌鹿にもてなくなったりはしないのかしら・・・

081012-00.jpg

ちなみにこちらが、雌鹿。
遠くから見ると、角を切られた雄鹿と区別がつきづらいです。
(微妙に毛の色や長さ、風合いが違うようにも見えますが・・・)

081012-02.jpg

あ!とっても仲良しな雄鹿と雌鹿を見つけました。

081012-03.jpg

ずっと二匹は一緒にいましたから、夫婦なのかもしれません。
(やっぱり、角がある雄がもてるのかなぁ・・・)

081012-23.jpg

角切りが終了した後も、人が海を渡ってどんどんやってきます。
金華山には、神社くらいしかないのに、なぜ?!

実は、金華山には「三年続けてお参りすれば一生お金に困ることはない」という
言い伝えがあるそうで、参拝のために多くの人が集まるのだとか。

081012-29.jpg

賽銭箱の鈴からのびる綱には、たくさんの五円玉や五十円玉が結び付けられています。

081012-38.jpg

よく見てみると、勝山、佐々重、藤崎・・・と、仙台の実業家たちの名が。
やはり皆さんも、三年続けてお参りをしたのでしょうか。

081012-22.jpg

とても綺麗な色をした虫を見つけました。コガネムシでしょうか。
ちなみに金華山は、神社付近を除く大部分が国有地で、手付かずの自然が残っています。

081012-37.jpg

巨木がやたら多く、草原が多いため、とても整えられた印象なのですが、

081012-28.jpg

これはもしかすると、鹿が若い木や草を食べたせいなのかもしれません。
(たしか5~6年の宮城県公立高校入試の理科で、金華山の鹿による
このような食害をテーマにした問題が出題された気がします)

081012-21.jpg

金華山・黄金山神社からは、太平洋を一望することができます。

081012-24.jpg

今日は風がとても強い日だったので、

081012-27.jpg

金華山と鮎川港を結ぶ海上タクシーは、まるでアトラクションのように揺れました。

081012-26.jpg

ちなみに船賃は、船会社によって違うようですが、往復1,800~2,000円程度のようです。

081012-33.jpg

石巻や女川までちょっと足を運べば、こんなに美しい海があります。

081012-30.jpg

石巻のお隣・女川で開かれていた「おながわD・C ホタテ祭」にも行ってきました。

081012-35.jpg

すぐそこで採れた朝採り一番の焼ホタテが、1つで200円、2つで300円!
(生のままならば、なんと1つ100円で販売していました!)

こんなに美味しいホタテが、リーズナブルかつ安心に頂けるのは、
よくよく考えてみれば、とても幸せなことだなぁ・・・としみじみします。

081012-31.jpg

こちらは無料で振舞われた、さんまのつみれ汁です。

081012-32.jpg

サンマのあぶり棒寿司、800円。
すべてが手づくり、という感じのやさしい味で、とても美味しかったです。
ガリまでもが、全く薬品臭くないのには驚きです。
最後まで味に飽きることなく、美味しく頂くことができました。

081012-36.jpg

仙台・宮城デスティネーションキャンペーン(DC)のスタンプラリー用紙です。

081012-34.jpg

よくよく考えてみると、ここ宮城では、
採れたての魚介類や野菜を食べたり、島や山や温泉へ気軽に遊びにでかけたりと、
わたしが幼い頃住んでいた埋立地では、想像できないことばかりができますね。

D・Cによって、仙台・宮城の情報を得やすくなっているこの期間を利用し、
これまで知らなかった仙台・宮城の魅力を、再発見したいと思っています。

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 金華山・黄金山神社の「神鹿 角切り行事祭」へ行ってきました

このブログ記事に対するトラックバックURL: https://field-and-network.jp/mtos/mt-tb.cgi/3455







記者ブログ



カテゴリ


取材先一覧

■ 幼・小・中学校

■ 高校

■ 大学

■ 国・独立行政法人

■ 自治体

■ 一般企業・団体


宮城の新聞
仙台一高
宮城の塾
全県一学区制導入宮城県内公立高校合同説明会をレポ
宮城の人々


Warning: mysql_connect() [function.mysql-connect]: Access denied for user 'xsvx1015071_ri'@'sv102.xserver.jp' (using password: YES) in /home/xsvx1015071/include/fan-miyagi/shinbun/include_counter-d.php on line 8
MySQL DBとの接続に失敗しました