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記者・大草芳江が活動をつづります

2009年5月27日

宮城県水産技術総合センターへ行ってきました

カテゴリ:取材日記弊社取組み

2009年7月4日(土)・5日(日)、東北大学片平さくらホールにて開催予定の
学都仙台・宮城サイエンスデイ」(主催:NPO法人natural science )の件で、
本日午前、宮城県水産技術総合センター(石巻市)へ行ってきました。

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企画情報部長の松平さんと、主任主査の柴久喜さんにご対応いただきました。

お二人曰く、
北海道に続いて全国第2位の漁業生産量を誇るのが、実は、宮城県なのだそう。

また、全国の漁港のうち、水産業の復興上、特に重要な漁港を
「特定第3種漁港」として政令で定めているそうなのですが、

全国13漁港のうち、宮城県内では、気仙沼、石巻、塩釜の3漁港が指定されているのだとか。
ちなみに、ひとつの県で、複数の漁港が指定されている県は、他にないそう。

「宮城には、豊かな海の恵があります。
地域経済のベースである一次産業(農業や水産業など)復興のために、
試験研究に取り組むのが、当センターの役割」と松平さん。

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ちなみに、
「わたし達よりも、景色を撮ったら」とお二人がおっしゃる程、

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センターの前は、絶景のロケーション。
当然ながら、海がフィールドです。

「海のなかは、ブラックボックス。だからこそおもしろいのでしょう」と松平さん。

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宮城県水産技術総合センターの外観。

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約100年間、毎日、水温を定点測定。
水温情報は、宮城県水産技術総合センターのホームページでも閲覧できます。

「遺伝子やウイルスレベルの、第一線の研究も行っていますが、
生物相手ですので、ベースとなるのは、フィールドでの継続調査」と松平さん。

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研究施設も見学させていただきました。

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アカガイの種苗器。
これでアカガイの幼生を飼育するそう。

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よく見かけるようなリボンでできています。
この手法、なんと特許を取得しているそうです。

宮城県のHPに、アカガイの種苗生産の流れが詳しく紹介されています。

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県外の方は、なかなか食する機会のない、「海のパイナップル」ことホヤ。
ここで問題です。どちらが口で、どちらが肛門でしょう?

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正解は、(写真ではちょっとわかりづらいですが)
「+」の形に閉じているのが口で、
「-」の形に閉じているのが肛門なのだそう。

「+と-、ドライバーみたいでしょう(笑)」と松平さん。
糞を出すとき、口は閉じるのでしょうか・・・

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養殖のアワビ。
天然ものと違い、殻が緑色。

成貝になってもこの色は消えないらしく、
天然ものか養殖放流ものかを見分ける印(グリーンマーク)として用いられるそう。

「このような養殖も、生物のライフサイクルをおさえた上で、
人工的に管理して種苗をつくることができれば、産業規模として発展がある」と松平さん。

他にも、安定的・継続的に漁獲するために、
生物の生態や資源に関する調査研究を行ったり、
資源管理技術の開発などを行ったりと、様々な取組をしているそう。

例えば刺身を見て、魚の名前を当てることはできても、
その魚が生きていた姿や住んでいた場所を、なかなか想像することができません。

複雑な自然を相手にした、地道な調査研究や技術開発などが土台にあった上で、
わたしたちは、切り身になった魚介類を、不自由なく食べることができるのですね。

学都仙台・宮城サイエンスデイでは、
そのようなプロセスを、科学を切り口に、五感で感じられる場をつくりたいと思います。

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