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記者・大草芳江が活動をつづります

2009年5月14日

宮城県農業・園芸総合研究所(農園研)へ行ってきました

カテゴリ:取材日記弊社取組み

2009年7月4日(土)・5日(日)、東北大学片平さくらホールにて開催予定の
学都仙台・宮城サイエンスデイ」(主催:NPO法人natural science )の件で、
本日は、宮城県農業・園芸総合研究所(略して農園研)へ行ってきました。

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今年ご担当頂いている企画調整部主任主査の北奥さんと、
昨年ご担当頂いた菊地さん(現在は園芸栽培部の上席主任研究員)です。

研究所内を見学中、作業中の菊地さんに、偶然お会いできたのは、幸運でした。
というのは、農園研の敷地面積、これが驚くほど広いのです。

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こちらが、いつもご対応頂いている施設だったので、昨年は気づかなかったのですが

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ぐるっと一周するのに、約1~2時間かかる程の広大な敷地(約100ha)。
ビニールハウス、畑、果樹園などが点在しており、各地で様々な研究開発が行われています。

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ビニールハウスの中も、研究開発の場。

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こちらは、土を使わない「溶液栽培」。
栽培条件を機械的に決定できるため、コントロールしやすい。ただし、コストはかかるそう。

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列によって栽培条件を変え、比較。

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さて、ここで問題です。何の花でしょう。

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正解は、パプリカの花でした。初めて見ましたね。

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こちらは、「アーチング栽培」というバラの栽培法です。

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「アーチング栽培」とは、その名の通り、アーチ状に折り曲げてしまう栽培方法。

バラには「頂芽優勢」という性質があるため、
枝の途中であっても、天辺であればそこに栄養を貯めて、芽や花を咲かします。

そこで株元から茎を折り曲げ、株元を頂点とし(頂芽優勢性を抑制)、
光合成専門の部分と、花をつけるための部分を分業化。
高品質のバラを効率よく栽培する方法だそうです。

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ちょっと変わった西洋野菜も栽培。

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米、麦、大豆などの原種も、生産。
他品種と受粉しないよう、管理されているそう。

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実験用の小さなビニールハウス。

詳しくは、農園研ウェブサイトに詳しく紹介されていますが、
病気に強い品種や、農薬を使わない(天敵を利用するなど)栽培方法など、
様々な研究開発を行っているそう。

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こちらは、観賞用のリンゴ。
食用リンゴの花よりも、大振りで花弁数も多いですね。

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世界で、ここ(農園研)にしかない、リンゴの木の形。
もう少し大きくなれば、枝を曲げて、リンゴを効率良く収穫できるようにするそうです。

菊地さん曰く、「作業導線は永遠のテーマ」。

美味しいリンゴを効率良く収穫するために、
リンゴの木は、今もなお(人為的に)変化しています。

植物の生態を理解した上ならば、意外な程シンプルなアプローチで、
いろいろな方法を開発できるものなのですね。

「科学と社会」の関係性を知る上で、「農業(農学)」という切り口の面白さを実感しました。

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