【東京出張】JSTアウトリーチ検討会に出席後、経産省の根井審議官を訪ねました
月1回ペースで開催される、独立行政法人科学技術振興機構(JST)による今年度の広聴活動
「科学技術と社会との対話(研究者のアウトリーチ)」検討会に、委員として参加しています。
(撮影協力:独立行政法人科学技術振興機構)
本検討会は、研究者の社会に向けてのアウトリーチ活動の意義を明確にし、その上で、
アウトリーチ活動が簡単ではない現状の分析を行い、これからの持続可能な
アウトリーチ活動に資する方針や具体例などをとりまとめるために、開催されているものです。
第6回目となる今回は、これまでの検討会の中で出てきた要素を
座長が要旨としてまとめた内容について、議論が行われました。
来月には、提言書として、議論の結果がとりまとめられる予定とのことです。
これまでの本検討会の議事録などは、JSTの「広聴活動2011」のホームページに
掲載されていますので、ご興味のある方は、そちらをご覧ください。
JST検討会出席後は、経済産業省 原子力安全・保安院審議官の根井さんを訪問。
来年度の「学都仙台・宮城サイエンス・デイ」の件でいろいろご対応いただきました。
※写真は前回の訪問で撮影させていただいたものです
根井さんには、東北経済産業局長を務めていらっしゃった時に(2008~2009年)、
「宮城の新聞」インタビューや、「学都仙台・宮城サイエンス・デイ」講演会ゲストとして、
これまで根井さん自身が見て・聞いて・感じたことから見える社会をお話いただきました。
【宮城の新聞】根井寿規・東北経済産業局長に聞く:経済産業省って、そもそも何?(第1回)
【宮城の新聞】根井寿規・東北経済産業局長に聞く:経済産業省って、そもそも何?(第2回)
【講演】「学都仙台・宮城サイエンス・デイ2009」内 「科学と社会」意見交換・交流会(第4回)
【宮城の新聞】学生がベンチャービジネスプランを提案 2008CVG東北
根井さんは現在、原子力安全・保安院の審議官として、
核燃料加工施設や使用済核燃料の再処理工場、原子燃料の輸送など、
原子力発電所以外の原子力施設の安全規制や、
他の審議官のとりまとめなどを担当されています。
また本日は、気象庁総務部企画課長の関田さんを、根井さんからご紹介いただきました。
関田さんは約2年前、仙台管区気象台の技術部長を2年間務めていたそうです。
ニュージーランド地震や気象衛星「ひまわり」など、様々な興味深いお話を伺いました。
さらに関田さんには『宮城の新聞』読者にもなっていただきました。ありがとうございました。
ちなみに、関さんも理学部ご出身(根井さんの後輩)とのことですが、
気象庁のほとんどは理学部出身、そして、その8割が物理系(地球物理)とのことです。
ということで、本ブログ記事を「理学部をさがせ!」カテゴリに、追加しようと思います。
経産省で面会後、懇親会にも同席させていただきました。
さらに本日は、原子力安全広報課長の渡邉さんや、
福井県の敦賀で「もんじゅ」などの管理を担当されている森下さん、
統括安全審査官の長谷部さん、核物質防護対策室長の門野さん、
原子力発電所の事故トラブル対応の関さんにもご対応いただきました。
情報を公開する速さによって情報の受け止められ方が変わってくることの判断や、
高速増殖炉「もんじゅ」の14年5か月ぶりとなった運転再開時のエピソード、
不正を発見する"センス"の存在など、現場ならではの興味深いお話を伺うことができました。
今年度の「学都仙台・宮城サイエンス・デイ」についてもお打合せをさせていただきましたが、
このような現場ならではの"プロセス"が、より多くの人から見えて共有できるような場を、
多種多様な立場の方と一緒に、これからもつくることができればと思います。
なお、「学都仙台・宮城サイエンス・デイ2011」は、
7月10日(日)、東北大学川内北キャンパス講義棟にて、
東北大学との共催で、開催することが決定いたしました。
これから少しずつ、「学都仙台・宮城サイエンス・デイ」の
進行状況についても、本ブログでご報告していこうと思います。
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