仙台市天文台「天文台まつり」を取材しました
仙台市天文台の菅野さんから、ご案内いただきまして、
6、7の両日に開催された「天文台まつり」を取材してきました。
「天文台まつり」とは、1955年2月1日にできた天文台の開台55周年を記念して
初めて開催されたもので、市民参加型の企画も多数開催されるイベントなのだそう。
「科学って、そもそもなんだろう?~宇宙編~(仮)」を、
次号(紙媒体版)テーマとする『宮城の新聞』としましては、
仙台市天文台のモットー「宇宙を身近に」を実際に五感で感じるべく、
いくつかの取組みを取材をしてきました。
仙台市天文台では、「宇宙を身近に」感じる
様々なイベントを定期的に開催しているそう。
そのひとつが、100円で(20分)プラネタリウムの投映を
楽しんでもらおうという企画「ワンコインプラネタリウム」。
仙台出身の詩人・武田こうじさんによる詩の朗読を
聞きながら、星空の映像を眺めるというもの。
昨年2月から月1回のペースで、その誕生月の
星座について、ひとつずつ詩が披露されたそう。
ちょうど1年間で12星座分の詩ができたということで、
今回はその集大成として、複数の詩が朗読されました。
ちなみに、武田さんのおすすめは「いて座」でしたが、
会場からのリクエストにより、(人気投票で)
「しし座」や「さそり座」などの詩が披露されていましたね。
次回は春から、第2土曜日19時~の開催になるそうです。
こちらは、「トワイライトサロン」のようすです。
(写真左が土佐さん、右が手話による通訳の方)
トワイライトサロンとは、台長である土佐さんが、
宇宙をテーマに語り合うサイエンスカフェで、
毎週土曜日の17時から開催されているもの。
(45分間、参加無料)
ちなみに、「トワイライト(twilight)」とは、
日の出前や日没後の薄明かりのこと。
※過去のテーマなどの詳細は、仙台市天文台のこちらのページが詳しいです。
◇【仙台市天文台】宇宙のひろば特集「トワイライトサロンってなんだ!?」
今回は、「ワンコインプラネタリウム」と開催時間がちょうど重なっていたため、
残念ながら途中からの参加となりましたが、ちょうどこのときの話題は、
「国際宇宙ステーション(ISS)の観測方法」や「なぜ衛星は落ちない?」など。
※ちなみに、ISSが、いつ、どの方角に見えるかという情報は、
JAXAのこちらのページに掲載されています。
『図解雑学』シリーズでもおなじみの二間瀬さん(東北大教授)の話によると、
土佐さんによる全学対象講義では、学生から拍手が沸き起こったそうです。
(土佐さんは、2008年3月で東北大学を定年退職されています)
◇【宮城の新聞】科学って、そもそもなんだろう?:仙台市天文台長の土佐誠さんに聞く
◇【宮城の新聞】科学って、そもそもなんだろう?:宇宙物理学者の二間瀬敏史さんに聞く
そんな土佐さんの「トワイライトサロン」はじめ、
仙台市天文台では、「宇宙を身近に」する様々な企画を用意しているそうです。
仙台都市圏に住んでいる小中学生の皆さんは、
「どこでもパスポート」を使えば、天文台をはじめ仙台市内の施設に、
無料で入場できるということですので、頻繁に足を運んでみてはいかがでしょうか。
詳しいイベント情報などは、仙台市天文台のホームページをチェックしてください。
トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 仙台市天文台「天文台まつり」を取材しました
このブログ記事に対するトラックバックURL: https://field-and-network.jp/mtos/mt-tb.cgi/9252