宮城・再発見の小さな旅 ~薬莱(やくらい)・王城寺原編~
やくらい(加美郡加美町)は、わたしにとって、お手軽なドライブコースのひとつです。
そこで本日はまず、薬莱山近くに位置するお気に入りのカフェ「Genjiro」へ行ってきました。
メニューと一緒に、まず出てくるのが、「しぼりたてのミルク」。
水よりも先に出されることに、こだわりを感じます。
メニューにあるものは色々と試してみる方なのですが、
ここに来ると、必ずと言っていいほど、ショートケーキを頼んでしまいます。
ミルクリッチなクリームと、素朴で濃厚なスポンジ、フルーツの組合せが美味。
コーヒー・紅茶・しぼりたてのミルクからドリンクを選べて、ケーキセット700円。
おなかがすいていたので、カレー(1,000円)も注文しました。
人参サラダと焼きたてスコーンもついてきます。
人参サラダは、ビネガーとオイル、そして少々ニンニクの香りがします。
主役のカレーです。
お肉がひとかけら、真ん中にちょこんとあるのが、何とも憎い。
前回注文した時は、ローストした粗引きのクミンシードや追加のスパイスも一緒に登場し、
少しずつ味の変化を楽しめたのですが、今回はカレーだけだったようで少し残念。
お店の方が、暖炉に薪を入れています。本物だったんだ!
まるで、昔読んだ絵本の世界だ~、と一人興奮していると、
「ポップコーンとマシュマロでつくったクリスマスツリーも力作なのよ」とお店の方。
「家であるものでつくったのよ。ツリーは、ローズマリーだし。
買ったのは、100円のポップコーンと、100円のマシュマロだけ」
「家にある空き缶と、そこら辺にあるものでつくったの。でも充分、アートでしょう」
「これも、新しく買ったものなんて、ひとつもないのよ」
よくよく見てみると、ここにもローズマリーが。
これから地元の方が、貸切でクリスマスパーティーをはじめるのだとか。
きっと、パーティーのデザートですね。左奥の卵みたいなオブジェはなんだろう?
よく見てみると、黒猫(魔女の宅急便のジジ?)が、パイの魚を狙っています。
「今日はたくさんつくったから」と、サービスで頂いたリンゴのコンポート。
やさしい味で、とても美味しかったです。
なんだか一足早く、クリスマス気分を満喫してしまいましたね。
よろしければ皆さんも是非、と言いたいところですが、
冬は休業中のようですので、営業日には気をつけてください。
食工房 GENJIRO
宮城県加美郡加美町鹿原坂下1-16-4
℡:0229-67-3804
営:12:00~17:00
休:水曜(営業:4月~12月)
やくらいは、お散歩コースとしても、お気に入りのコースです。
森の奥に進むと、畑がありました。
見たことがない植物が生えています。異空間です。
国道457号線中新田町方面へ。所変わって、こちらは陸上自衛隊の王城寺原演習場です。
大和町・色麻町・大衡村にまたがる、全国に5つしかない陸上自衛隊の大演習場のひとつ。
王城寺原での沖縄駐留米軍による実弾射撃訓練は、2年連続で休止となるそう。
仙台(泉区)に引っ越してきた当時、雷のように「ズドーン」と低く響く音の正体がわからず、
「まさか、大砲の音じゃないよね?」と冗談で友達に聞くと、
「そうだよ」と平然と返され、大変驚いた記憶があります。
王城寺原演習場のすぐ隣には、どういう訳かキャンプ場があり、キャンパーもいました。
なぜこんなところにキャンプ場が??
しかしながら確かに、自然が美しい、気がします。
演習場があるというギャップで、余計にそう思うのでしょうか。
まるでレースをするように泳いでいたカルガモたちは、車の扉が開く音にすぐさま反応して、
音も立てずに、水面に美しい模様を描きながら、あっという間にいなくなってしまいました。
彼らは、どんな音に反応し、どんな音に、反応しなくなっているのでしょう。
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