「第13回体験型自然科学の教室」を開催しました (その1)
組織の枠を超えた若手研究者・学生ら主体のNPO法人「natural science」では、
その活動のひとつに、宮城の豊かな自然の中で行う、幼児~小学生の親子対象の
科学教室「体験型自然科学の教室」を定期的に開催しています。
第13回目となった今回は、青葉山(東北工業大学グラウンド)にて、「山の教室」を開催。
今回のテーマは、以下のとおり。
①素材や構造を考えて、軽いけれども丈夫な気球をつくろう!
②自然の種子を真似て、よりゆっくり落下する種子モデルをつくろう!
③蜘蛛と向き合い、ナノスケールの蜘蛛の糸の丈夫さを体感しよう!
我々「natural science」の科学教育プログラム開発・実施のコンセプトは、
単に作業をして終わるのではなく、下記2点のプロセスを重視した構成になっています。
(1)対象と「自分とのつながり」を感覚と知覚によって把握し、その中に探求する価値を見出す
(2)そのプロセスで生まれる問題を、自らの力で分析的・総合的に解決することができる
これらの能力は、たとえ言葉がままならない子どもであっても、
生来持ち合わせている能力です。それらの能力が端的に表れるよう、
子どもの動作と科学のプロセスが一致するような工夫をしています。
また、自分の試行錯誤の結果が、客観的な数字(滞空時間など)として評価できるよう、
競技形式などをとるようにプログラムを構成しているのも、力を入れているポイントです。
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