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記者・大草芳江が活動をつづります

2009年5月 8日

ミウラセンサー研究所と塩釜市団地水産加工業協同組合へ行ってきました

カテゴリ:取材日記弊社取組み

2009年7月4日(土)・5日(日)、東北大学片平さくらホールにて開催予定の
学都仙台・宮城サイエンスデイ」(主催:NPO法人natural science )のお打合せで、
本日は、ミウラセンサー研究所と、塩釜市団地水産加工業協同組合へ行ってきました。

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午前中は、ミウラセンサー研究所の三浦社長とお打合せをしてきました。

太陽は、目に見える光から目に見えない光まで、様々な波長の光を発していますが、
一般的に太陽光発電に利用されるのは、目に見える光である可視光線のみです。

そこでJAXAでは、太陽光をより効率的に利用するために、
可視光線に加え、一般的なソーラーシステムでは役に立たなかった赤外線も利用する
発電システムの研究開発を進めてきました。

そのJAXAの技術を、よりシンプルにして教材化したものが
ミウラセンサーさんが開発を担当した「太陽光熱複合発電システム」です。

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↑ 去年のようすです。

ミウラセンサー研究所、JAXA 宇宙航空研究開発機構 先端技術センター、
ソートR&D株式会社、ジーイーエス株式会社のブースでは、

「太陽光熱複合発電システム」試作機の1号、2号、3号をご用意いただき、
完成品ができるまでの開発のプロセスを可視化するブースを作っていただきました。

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↑ こちらが試作機2号です。

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↑ こちらは試作機3号です。
詳しい内容は、「第1回 natural science シンポジウム」報告ページをご覧下さい。

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ミウラセンサー研究所さんは、食品や工業製品にカドミウムやヒ素、水銀などの
有害物質が含まれているかどうかを手軽に判定できる「有害元素検出装置・Denbee」を
開発し、2007年度「みやぎものづくり大賞」でグラプリを受賞しています。

従来のものより安価で手軽に検査でき、
輸入食品などの安全性確認への活用が期待できるということが評価されたそうですが、

その検出装置をさらにもっと低価格、小型に改良したものが、こちら。

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60kgから20kgへ。
「一般の人たちにつかってもらえるように、コンパクトにしました」と三浦社長。

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x線を用いて、元素レベルで検出。
今回の開発について、三浦社長に聞きました。

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◆ミウラセンサー研究所の三浦社長に聞く
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―検出装置は、どのようにして小さくなるのでしょうか?

ミウラセンサーのロゴを見てください。

logo_mura.gif

発光ダイオードと、受光ダイオード。
その間に、対象の物体。

光を当てて、物体の挙動なり情報を読み取ろう。
読み取るには、読み取る装置がないといけないですね。

これも、三位一体なんですよね。
現象を発見するためには、現象を引き出す源と、
それを読み取るものがないと、わからないわけです。

ですから、現象を読み取る装置、
つまりセンサーそのものが小さいと、装置全体が小さくなるんです。

それと、精度良く読み取るために、液体窒素で冷やさないといけないとか。
それがなくなれば、小さくなるんです。

昔は、蛍光エックス線装置、4畳半くらいの大きさでした。
検出も、液体窒素で冷やさないといけないから、
とても大掛かりな装置で、さらに試料が冷えるまでに時間がかかりました。

サンプルも、いろんな混ぜものがあるので、それを除去して、
そのものだけを資料を用意しないといけない。
前処理が手間だったんですよ。

それに比べると、こういった装置は、そのまま、乗せられますから。
前処理が必要ないんです。

何が付着しているのか、大まかなものを調べたい、大まかなものでいいんです。
つまり、定性分析をしたい、ということ。

塩素とか、臭素とか、鉛や砒素、
それぞれ疑わしいものの、ピークが出てくる。

定性的に調べて、おかしいものがあったら、
その元素専門に、今度は前処理してもいいから、調べてみる。
つまり次は、定量になります。

従来は、定性判定するまでも、相当な手間隙とお金がかかりました。

手軽に、定性判定をできるのでも、充分なんです。
X線で、これだけ小型というのでも、充分。
これは、インパクトありますよね。

今まで、X線や蛍光は、一般の人が踏み込める領域でなかった。
測定する部屋も、資格がなければ、立ち入り禁止ですし。

けれどもこの装置は、人が中に入れませんので、問題ない(笑)。
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X線による検出装置が、それだけ小型に、手軽なものになったのですね。
今回、小型化された「有害元素検出装置・Denbee」の出展も、検討頂くことになりました。

午後は、塩釜市団地水産加工業協同組合へ行ってきました。

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揚げかまぼこの生産量日本一を誇る、魚のまち・塩釜市。

かまぼこを揚げる過程で発生する大量の「廃油」を、
「資源」="バイオディーゼル燃料(BDF)"へと転換する事業を、
塩釜市団地水産加工業協同組合では行っています。

昨年NPO法人natural scienceで開催した「第1回 natural science シンポジウム」では、
地域の科学や技術を体験できる1日限定のカフェ「Cafe natural science」にて、
BDF体験ブースをご出展頂きました。

当日は、BDFづくりだけでなく、かまぼこを揚げるところからはじめ、
揚げ終った植物油を化学的に精製してBDFをつくり、
完成したエネルギーを発電機で発電するまでの、
一連のプロセスを体験できるブースづくりを行っていただきました。

バイオディーゼル燃料(BDF)は、カーボンニュートラルな
軽油代替燃料として注目されつつありますが、現時点での課題もあるそう。

BDF製造時に、副産物として原料油脂の2割程度のグリセリンが生成されるのですが、
通常、このグリセリンには触媒や未変換の脂肪酸などが混入しているため、
現在は廃棄物として扱われ、リサイクルを含めた処理が課題となっています。

その一方で、畜産農家では、家畜ふんをたい肥化する際、
冬期間は外気温が低く、たい肥の発酵温度が上がりにくいため、
発酵が進みにくい傾向にあるそうです。

そこで、BDF製造時に発生する副産物のグリセリンについて、
塩釜市団地水産加工業協同組合では、宮城県畜産試験場との連携の下、
たい肥の発酵促進剤(エネルギー源)としての活用を検討しているそうです。

このような進展も含めて、今年の「学都仙台・宮城 scienceday」では、
また新たな展開がありそうです。楽しみですね。

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