聖ドミニコ学院中・高の入学式を取材しました
本日は、聖ドミニコ学院さんにご依頼いただき、
今年3月に完成したばかりの新しい聖堂で行われた入学式を取材してきました。
敷地内につくられた新しい聖堂は、「仙台一美しい聖堂」を目指してつくられたもの。
以前の取材では、そもそも聖堂とは、「神に出会い、神と語る場」だと聞きました。
(それって結局、どういう意味なの?と疑問に思った方は、こちらの記事をご覧ください)
個人的には、ミッションスクール系の入学式は、初めての体験となります。
そもそもカトリック精神が教育に与える意味を探るべく、取材をしてきました。
こちらが聖堂外観。門上の窓には、ステンドガラスが後ほど入れられるそうです。
約500人を収容できる聖堂の他、カフェテリア風の食堂、合宿施設なども併設されており、
在校生だけでなく、卒業生や保護者、地域へ開かれた場となるそうです。
新入生を祝福する、入学式が始まりました。
高橋校長による式辞や、鈴木理事長による祝辞は、キリスト教の体系から語られます。
入学式の式次第で、初めて拝見したのが、「祝福の式」です。
神父様に来ていただき、お祈りが捧げられる式なのだそう。
聖歌を歌ったり、神父様に聖書を朗読していただいたり、
ミッションスクールならではの荘厳な雰囲気のなか、
個人的に印象深かったのが、「共同祈願」というもの。
まずは、教職員や生徒・保護者の代表者がお祈りを唱え、
続いて他の人たちが同じ言葉を唱えるというものなのですが、
例えば教職員の方が、
「神よ、私たちに良い生徒をたくさんお与えくださったことを感謝します。
この生徒達をあなたからの預かり物として大切に育てたいと思います。
生徒一人一人のうちに宿る才能を引き出すふさわしい道具として
私たちをお使いくださいますように」とお祈りしたり、
保護者の方が、
「神よ、私たちは子どもを育てる喜びと使命をいただきました。
子どもの中にどんな才能が眠っているかわかりません。
よい環境を整えながら、あなたから預かった子どもたちを大切に育てたいと思います」
とお祈りしていたり、
まさに、教育する側に必要な認識(前提)を、的確に表現しているように思えました。
それが、お祈りという宗教的な「形」によって、皆で共有できることは価値だぁと感じました。
当日の詳しいようすについては、後日公開予定の記事をご覧ください。
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