東北大学大学院理学研究科物理学専攻(量子伝導物性研究室)平山教授へのインタビュー記事を公開しました
中高生の皆さんは、「科学」に対してどのようなイメージをもっていますか?
「科学」というと、「客観的で完成されたもの」というイメージがあるかもしれません。
しかしながら、それは科学の一部であって、全体ではありません。
そこで『宮城の新聞』では、「科学」に関する様々な「人」へのインタビューを通して、
「科学とはそもそも何か」を探る、「科学って、そもそもなんだろう?」特集をしています。
「科学って、~」特集の中では、HP制作&アドバイサーを務めさせていただいている、
東北大学理学部物理系同窓会(泉萩会)と『宮城の新聞』のタイアップ企画として、
理学研究科物理系の「今」をお届けする記事も、定期的に更新しています。
その一環として、今回は、東北大学大学院理学研究科物理学専攻教授の
平山さん(量子伝導物性研究室)へのインタビュー記事を公開しました。
"泥臭いことを厭わずにやれる物理好きが幸運にめぐりあえる"
「うまくいかないことの方が多いんです。けれども、うまくいかなかったときこそ、
その副産物として新しい話が出てくる。むしろ、そこにおもしろみがあるのです」と、
研究の醍醐味を語る平山さん。
「核スピン」が重要な役割を果たす新たなエレクトロニクス分野の開拓を目指し、
次世代のコンピュータと言われる「量子コンピュータ」にもつながる研究と期待され、
国の事業にも採択されている平山さんらの研究プロジェクト「核スピンエレクトロニクス」。
実はこの「核スピン」の話も、想定外の実験結果から生まれた副産物なのだそう。
それがなぜ、成果にまで結びついたのか。
平山さんの研究スタンスから、「科学とはそもそも何か」を探った。
<目次>
ページ1:科学とは、新しいものをつくること
ページ1:うまくいかないところの方が、実はおもしろい
ページ1:コンピュータの中にも、わかってないことがたくさん
ページ1:新しい原理で動くコンピュータができないだろうか
ページ1:電子と電子スピンと核スピン、三つ巴の相互作用を見てやろう
ページ1:「核スピン」が表に出る新しい分野を切り開きたい
ページ2:核スピンを使った「量子コンピュータ」をつくりたい
ページ2:古典の世界と、量子の世界
ページ2:「量子コンピュータ」とは
ページ2:核スピンをうまくコントロールして、量子ビットをつくりたい
ページ2:ナノ構造で高感度の核スピンコントロールができることが強み
ページ3:実は、今お話した核スピンの話も、副産物
ページ3:うまくいかなかったことから、新しいことがわかる例はたくさん
ページ3:転んでもただでは起きない
ページ3:好きこそ物の上手なれ
ページ3:科学の理論は、新しい実験結果を説明するためのもの
ページ3:質的に新しいものは、全く新しい話をつくってくれる
ページ3:「こうすれば、こういう正しい方向に行くんだ」って言えない
ページ3:泥臭いことを厭わずにやれる、それこそ物理好きだ
ページ4:学生インタビュー:大学生・大学院生のリアルな「今」を聞く
量子伝導物性研究室の学生の皆さん(博士1年、修士2年、学部4年)からも、
研究室訪問の雰囲気そのままに、リアルな生の声を聞きました。
◇ページ4:学生インタビュー:大学生・大学院生のリアルな「今」を聞く
中高生の皆さんから見れば、先輩にあたる学生の皆さんが、
普段どのようなことを考えているのか、雰囲気のようなものがつかめるかと思います。
なお、『宮城の新聞』に掲載している記事のダイジェスト版を、
東北大学理学部物理系同窓会(泉萩会)のHPに掲載しています。
雰囲気よりも内容に重きを置いた構成としているため、
効率的に読みたい方は、こちらの記事をおすすめします。
◇東北大学理学部物理系同窓会「泉萩会」研究室訪問記
東北大学大学院理学研究科物理学専攻 量子伝導物性研究室(物理学専攻)
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