仙台版「応用力」育成プログラム開発検討会議に参加しました
仙台市教育委員会は、仙台版「応用力」育成プログラムの開発にあたって、
育成プログラムの具体的な内容や手法について検討するため、
有識者、学識経験者を交えた開発チームを今月、組織しました。
『宮城の新聞』の大草芳江は、開発チームのコアメンバーとして、
「仙台版『応用力』育成プログラム開発検討会議」に参加することになりました。
『宮城の新聞』では、「教育って、そもそもなんだろう?」特集において、
教育のこれまでを認識し、教育のこれからを探るべく、
当会議の議論のプロセスを可視化し、中高生へ広く伝えていきます。
7日に行われた初会合では、そもそもなぜ当会議が組織されたのかという趣旨説明や、
「応用力」育成開発の方向性、現状認識の共有化に向けた意見交換などが行われました。
詳しくは、記事をご覧になっていただければと存じますが、
「応用力」と、わざわざ「」をつけているのには、理由があるそうです。
ここでいう「応用力」とは、ペーパーテストの「応用問題」といった狭い意味ではなく、
教科書の枠を超えた「社会で生き抜く力」につながる力のこと。
仙台市教委「確かな学力育成室」室長の庄子さんは、
「学習指導要領の枠にとらわれず、"確かな"="本物の"学力、
すなわち、その先の生き方につながる学力を、仕事として授けたい」と話していました。
※具体的な議論の内容については、記事をご覧ください。
市役所で2時間ほど議論を行った後は、視点を変え、多角的な議論を行うために、
会場を「みょうがや」に移して、親睦会も兼ねた第2部(延長戦)が行われ、
それぞれの現状認識について、ざっくばらんな意見交換が行われました。
「『(偏差値や点数だけでない学力の育成は)学校という限られた環境では難しい。
そもそも学校には、ぶち当たる壁がない(※記事参照)』って鍋島さんから言われたとき、
逆にだったら、やってみっぺ!って、燃えたんですよ」と話す庄子さんの姿が印象的でした。
それぞれの人が、それぞれの前提から、
何かしらの思いから試行錯誤してつくっていくプロセスがあっての結果が、
総和として、今のわたしたちの社会をつくっています。
しかしながら、複雑化・細分化した成熟社会の今、そららの前提やプロセスを、
リアリティーを感じながら認識することが、なかなか難しいと感じています。
『宮城の新聞』では、それらの前提やプロセスをつくる「人」に焦点を当てながら、
「そもそも社会って、なんだろう?」(科学や教育も、社会の投影)をテーマに、
ひとつひとつ、それらを可視化していきたいと思います。
仙台版「応用力」育成プログラム開発検討会議については、記事をご覧ください。
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