東北経済産業局「TOHOKUものづくりフォーラム」を取材しました
本来ならばわたしたちの近くにある要素なのに、なかなかその要素を実感しにくい。
しかしながら、それらの要素の集まりを前提としたところに、わたしたちは生きています。
それらひとつひとつの要素を、どうすれば実感を伴って認識できるのだろうか。
そのような命題を、『宮城の新聞』では、まずは足元である宮城・東北をフィールドに、
一歩目は情報という形にして、中高生へ伝えていきたいと思っています。
どのような組織がどのような取組みをしているのかを知る上で、
ひとつの良い機会となるのが、経済産業省などで行っている表彰式です。
今回は、東北経済産業局にご連絡をいただき、21日に仙台で開催された、
「TOHOKUものづくりフォーラム」を取材してきました。
「TOHOKUものづくりフォーラム」は、日本の産業・文化を支えてきた「ものづくり」の
継承・発展のため創設された「ものづくり日本大賞」の受賞を記念して開催されました。
「ものづくり日本大賞」とは、製造・生産現場の中核となる人材や
伝統的・文化的な技を支える熟練者、将来を担う若手らを表彰するものです。
経産大臣賞の受賞は全国で21件あり、東北では3件。
特別賞は全国11件のうち、東北は1件。
ほかに、東北経済産業局長賞11件の表彰もありました。
受賞者全員にお話を伺いたいところですが、残念ながら、なかなか時間が足りません。
そこで今回は、経産大臣賞と特別賞を受賞した皆さんに、インタビューを行ってきました。
詳しくは記事をご覧いただければと存じますが、ブログでも写真で簡単なご紹介をします。
こちらは、経済産業大臣賞(製造・生産プロセス部門)を受賞した、
マクセルファインテック(宮城県亘理町)の鈴石光信さん(他7人)。
マクセルファインテック(宮城県亘理町)の鈴石光信さんら8人が開発したエジェクタピンレス樹脂成形生産システム
高精度ハードシリコーンレンズの大量生産・低コスト化を実現した
エジェクタピンレス樹脂成形生産システムの開発が評価されました。
経済産業大臣賞(製造・技術開発部門)を受賞した、
佐藤繊維(山形県寒河江市)の佐藤正樹さん。
従来のモヘア糸(左)と、佐藤繊維(山形県寒河江市)の佐藤正樹さんが開発したモヘア糸(右)
世界唯一のニット糸商品開発による世界ブランド化と
ラグジュアリーブランドへの参入が評価されました。
経済産業大臣賞(伝統技術の応用)を受賞したのは、
オリエンタルカーペット(山形県山辺町)の半田繁さんら10人。
代表取締役の渡辺博明さんからコメントを頂きました。
オリエンタルカーペット(山形県山辺町)の半田繁さんら10人が開発した手刺じゅうたん
糸から染色、製織、仕上まで一貫製造の伝統技術に
卓越したデザインを融合した手刺絨毯が評価されました。
特別賞(製品・技術開発部門)を受賞した、
加美電子工業(宮城県加美町)の早坂裕さん(他9人)。
加美電子工業(宮城県加美町)の早坂裕さんら10人が開発した、有害化学物質フリーの革新的な塗装プロセス
有害化学物質フリー革新塗装プロセスの開発が評価されました。
7月14日付で東北経済産業局長に就任した数井寛さんからも、コメントを頂きました。
詳しい受賞理由や受賞者へのインタビューは、記事をご覧下さい。
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