宮城県酒造組合の会員限定・利き酒会へ行ってきました
宮城県酒造組合のHP・「みやぎの酒・選り取りナビ」掲載商品を、
すべて体験できるという、会員(日本酒サポーターズ倶楽部)限定の
利き酒会へ、今回も行ってきました(前回についてはこちら)。
今回ちょっと変わっていたのは、お酒の並び方。
普通は、純米酒、吟醸酒・・・と、
お酒のつくり別で並ぶことが多いのですが、
「香り」のタイプ別に、お酒が並べられています。
熟した果実様香のハナヤカなタイプ、ほのかなタイプ 、
爽やかな果実様香ハナヤカなタイプ、ほのかなタイプ 、
熟成香シッカリしたタイプ、 ほのかなタイプ 、・・・などなど
最も特徴的な「香り」で類型化されたお酒が、ずらっと並んでいるわけですが、
(詳しい分類は、「みやぎの酒・選り取りナビ」をご参照下さい)
ひとつの切り口に絞った場の設定がされているため、
「香り」だけに集中することができ、逆に、いろいろな新しい発見がありました。
例えば、
これまでは「お米の丸い感じ」としか表現できなかった要素を、
「生熟成香に関連する何か」として認識できるできるようになった、とか、
自分はどうやら、「熟成香シッカリしたタイプ」が苦手なようだ、とか、
同じ「香り」で分類されているにも関わらず、好き・好きじゃない、があるのは、
「香り」を構成する複数の要素のバランスが異なるのが原因らしい、等など・・・
これまでより、ピントが合う感覚です。
この積み重ねで、きっと、複雑な日本酒を、
もっと明示的に認識できるようになるのかなぁ・・・
普段とは違う、ひとつの切り口で見ていくことで、
いつもとは違った角度から見える、
日本酒の世界を満喫することができました。
今回の利き酒会について、
同組合の伊藤参事に、その意図を伺ったところ、
「宮城県酒造組合のデータベースを活かし、
普段見えない切り口を提供することで、
日本酒との新たな出会い・発見を提案したい」
とのこと。
次回も、また今回とは違った切り口で、
日本酒との新たな出会いを提案してくれるそうです。
改めて、日本酒は複雑な要素の組み合わせで出来ていること、
その奥深さを感じた、利き酒会でした。
ちなみに、「日本酒サポーターズ倶楽部」は、
20歳以上で日本酒がお好きな方なら、誰でも入会できます。
今後も同組合は、会員対象に、様々な提案をしてくれるそうです。
さらに別件ですが、
宮城県産業技術総合センターの橋本さんが、
5月31日(土)13:00~、仙台ホテルで開催される
日本農芸化学会のサイエンスカフェにて、
「世界のお酒と日本酒の違い」という題目で講演をされるそう。
お酒のサイエンスカフェがあったら面白そう、
と思っていたら、実際にあったんですね!
是非、取材に行ってみたいと思います。
トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 宮城県酒造組合の会員限定・利き酒会へ行ってきました
このブログ記事に対するトラックバックURL: https://field-and-network.jp/mtos/mt-tb.cgi/251