河北新報エッセー連載(第2回)「この世とあの世の間に」
河北新報「まちかどエッセー」(夕刊・隔週月曜日・全6回)を
先月から担当させていただくことになりました。今回で連載第2回目です。(第1回はこちら)
〆切に追われる作家の気持ちを、少しだけ擬似体験(?)しつつ、
やっぱり作家ってすごいなぁ、とそのすごさを改めて感じています。
そもそも「自分のおもうこと」を自由に書けることがエッセイの魅力ですが、
その「自分のおもうこと」を自由に書くということが、逆に、すごく難しい。
というのも、「自分のおもうこと」を言うまでの前提を整えることが、
実は一番難しくて大変なことなのだなぁ、と最近痛感しています。
特に私の場合、別に有名人でも何でもないし、
肩書きだけ見ても何をやっている人かわからない人なので尚更。
それでいて、外から前提を引っ張ってくるのでは、
今自分が取っているスタンスとは合わないので、ちぐはぐになる。
逆に言えば、その前提さえ整えることができれば、ある意味、
「自分のおもうこと」を言ったことと、同じなのかもしれません。
今回のエッセイの場合、700~800字と限られた中で前提をきちんと整え、
「自分のおもうこと」を一つの世界観として表現することが必要なわけですが、
やはり遠く及ばず、その難しさ・奥深さを噛み締めている今日この頃です。
なお第2回となる今回は、「この世とあの世の間に」というタイトルでまとめました。
「自分のおもうこと」は基本的には一つです。全6回の連載で何とか表現したいです。
エッセイ全文を下記の通り掲載しますので、よろしければご覧ください。
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