「デザインウィーク in せんだい2010」に行ってきました
3年前から『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ』にご出展いただいている、
株式会社ミウラセンサー研究所(仙台市泉区)社長の三浦さんから、
「デザインウィーク in せんだい2010」のご案内をいただきまして、
15日、会場のせんだいメディアテーク(仙台市青葉区)に行ってきました。
「デザインウィーク in せんだい2010」とは、さまざまな分野で活動する
地域のデザイン関係者が連携し、領域を超えたデザインの価値と可能性を探る、
東北最大のデザインイベントということです。(公式HPはこちら)
企業展示のブースもあり、そちらにミウラセンサーさんも出展されているとのこと。
可視光線に加え、一般的なソーラーシステムでは役に立たなかった赤外線も利用する
JAXAの太陽光熱複合発電システムを簡素化した模型「ソーラーツインザラス」は、
さらに進化していました。室内でも基本原理がわかるよう改良されたそうです。
3年前のサイエンスデイでは、段ボール製の1号機も
(開発のプロセスを見せる意図で)展示されていたことが、なんだか懐かしいですね。
※太陽光熱複合発電システムについて詳細は、3年前の記事をご覧ください。
ほかにも、「FOOTNAVI SYSTEM」というシステムをご紹介いただきました。
姿勢・動作の最適なアラインメント(骨格・筋肉の配列)を強化し保持するための装置とのこと。
この装置を開発したモミックスジャパンさんによると、姿勢・動作の最適なアラインメントは、
身体中心線に沿った滑らかな重心移動によって生まれるとのこと。
そこで、身体中心線と重心移動の感覚を、まずはこのぶら下がり健康機のような装置
(と言ったら怒られるかも)で体に覚え込ませた後、足裏からのリズムとして視覚化し、
最適な身体アラインメントの効果的なトレーニングに活かそう、というものなのだそう。
そして、この身体中心線と重心移動の感覚を足裏からのリズムとして視覚化する装置の
開発を、ミウラセンサーさんが担当したそうです。
これまで歩行パターンのダイナミックなデータをとることは難しかったそうなのですが、
今回、必要最低限のポイントのみに絞り、さらに高コストな圧力センサーではなく、
簡単なスイッチング動作だけで、歩行パターンのデータをとれるシステムにしたことで、
ローコスト化に成功したとのこと。
3年前のインタビューでも、三浦さんが「あれもこれもと要求を入れるのではなく、
目的を絞れば、本当に欲しい機能が見えてくる」と話していたことを思い出しました。
必要な要素とは何か、逆に言えば、無駄な要素とは何かをちゃんとつかんで、
シンプルにローコスト化していくのも、ものづくりの大切なプロセスなのですね。
この歩行パターンのデータ化によって、ある時間のとき左右のどの部分にどの時間だけ
接地していたかのデータが蓄積されていくため、効果的なトレーニングが可能とのこと。
現在、システムとして特許申請中で、来年にもお披露目していくとのことでした。
おまけ:
帰りがけにお気に入りのカフェで「ドライカプチーノ」を初めて飲みました。
別名「食べるカプチーノ」。
カップの底にほんの少しエスプレッソが隠れていて、あとはほぼミルクの泡。
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