哲学者の野家さん(東北大学教授)を取材しました
科学に対して、中高生の皆さんはどのようなイメージをもっていますか?
科学というと、「客観的で完成されたもの」というイメージがあるかもしれません。
しかしながら、それは科学の一部であって、全体ではありません。
そこで『宮城の新聞』では、科学に関する様々な「人」へのインタビューを通して、
「科学とはそもそも何か」を探る、「科学って、そもそもなんだろう?」特集をしています。
これまでの取材結果をもとに、次回発行の紙媒体版『宮城の新聞(創刊号)』では、
「科学って、そもそもなんだろう?~宇宙編~(仮)」をテーマに記事を編集中です。
そこで本日は、哲学者の野家さん(東北大教授)から見える、
宇宙とはそもそも何かを、インタビューしてきました。
野家さんのご専門は、科学哲学、言語哲学。
昨年も、「科学って、そもそもなんだろう?」をテーマに、お話を伺いました。
◇科学って、そもそもなんだろう?:哲学者の野家啓一さん(東北大学教授)に聞く
野家さんのお話は、
コスモロジー(宇宙論)とは、宇宙について知ること。
それは同時に「人間とは何か・私とは何か」といった
人間の自己認識と、表裏一体になっている。
というもの。
言葉では、ちょっとわかりづらいかもしれませんが、
具体的な記事を読んだ後、その余韻として、
(単なる知識だけでなく)このような世界観が伝われば、
「科学って、そもそもなんだろう?~宇宙編~(仮)」特集の役割が、
社会に対して果たせるのではないか、と改めて感じる取材でした。
そして、「宇宙って、そもそも何だろう?」を、
ちゃんと中学生に伝えようとすればするほど、
自分というものにも向き合わざるを得ないのだな、と痛感。
わたしにとっての<宇宙>って、そもそも何なんだろう?
この問いかけなしに、「宇宙って、そもそもなんだろう?」を
A4紙4ページに凝縮することはできないのかもしれません。
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