仙台市教育委員会「仙台自分づくり教育」を取材しました
これから教育の何が変わり、何が変わらぬままなのでしょうか。
『宮城の新聞』では、教育の今とこれからを探るべく、
「教育って、そもそもなんだろう?」をテーマに、
【教育】に関する様々な人々をインタビューする特集を行っています。
仙台市では、地域の大人が職業体験の受入などを通じて、子どもの自立を促す
「仙台自分づくり教育」を、ひとつの重要な柱として、推進しています。
仙台市教育委員会も、ひとつの「職場」として、中学生を受け入れているそう。
自分が小・中・高の頃を振り返ってみると、
常に子どもは「与えられる」側で、大人は「与える」側、という固定された関係性でした。
すると、そもそもなぜそこにそれがあるのか、という大前提がなかなか見えず、
「与えられる」ことが当然と思い込み、どうしても受身の姿勢になりがちに。
「与えられる」側だけではないところから、中学生はどのようなことを感じたのか。
そこから見える、教育の今とこれからとは何なのか。
それらを探るべく、本日は仙台市教育委員会「仙台自分づくり教育」を取材しました。
今回、仙台市教育委員会という「職場」へやってきた中学生は、7名(2中学校)。
職業体験5日間(3日間の場合あり※)のうち、本日は2日目。
※後ほど記事にて報告しますが、この期間も重要な意味を持つそう。
昨日に続き本日は、「学力向上プロジェクト」会議が行われました。
(他にも昨日は、市役所見学や、事務仕事体験などを行ったそう)
職場体験担当の大沼さんと、確かな学力育成室の長田(おさだ)さん。
「仙台市の教育がどうすれば良くなるかを、仕事として提案して欲しい」
「真の学力向上に必要なことは何か」を皆で議論した後は、
学校訪問指導のために小学校へ。
中学生の彼らは、一体何にリアリティを感じるのでしょうか。
本日は一日中、彼らの「仕事」に同行取材させていただき、
一緒にお昼を食べたり、個別にインタビューをするなかで、
彼らの鋭い視点に、驚かされることが多々ありました。
職場体験5日目にあたる金曜日にも現場に伺い、
この職場体験によって、どのような変化があったのか、取材する予定です。
それらを詳しく報告する記事は、もう少々お待ち下さい。
【補足説明】---------------------------------------------------------------
テストの点数を上げるといった目先の学力ではなく、
社会で生きる上で必要な力を育成しようと、仙台市教育委員会は今年3月、
抜本的な学力向上策として『確かな学力育成プラン』を打ち出しました。
教育現場の現状を前提として策定されたと言う『確かな学力育成プラン』。
その策定までのプロセスを聞くことで、教育長の荒井さんという「人」から、
教育の「今」を探るべく、インタビュー取材した記事はこちらをご覧下さい。
仙台市教育委員会教育長の荒井崇さんに聞く
:「確かな学力育成プラン」って、そもそも何ですか?
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