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記者・大草芳江が活動をつづります

2008年5月15日

仙台工業団地協同組合の事務局長の渡辺さんを訪問しました

カテゴリ:取材日記

国道4号仙台バイパス六丁の目交差点近くに、
製造業などが立地する「仙台工業団地」があります。

団地内の企業23社でつくる「仙台工業団地協同組合」の
事務局長・渡辺さんを、本日は訪問しました。

080515.jpg

「~~協同組合」と、よく耳にする言葉ですが、
そもそも「協同組合」とは、どんな組織なのでしょう?

言葉で説明すれば、
「事業の改善等を目的とした協同活動を行うため、
中小企業者等が集まって、共同で出資し
民主的な管理運営を行なっていく非営利の組織」が、「協同組合」。

けれども、ライバルにもなりうる企業同士が、
ひとつに集まる必然性とは?

渡辺さん曰く、
「いろいろな企業が集まることで、ひとつの企業では難しいことが、
できるようになることがメリット」。

どうやら、集団化によるメリットに、
「協同組合」が存在している必然性がありそうです。

例えば、業務の効率化。

「うちは鉄板を曲げるのが得意だけど、塗装は不得意」
というように、外から見れば同じように見える業種でも、
企業によって、得意分野・不得意分野が実はあるそうで、

「うちは塗装が不得意だから、じゃあ得意な会社に回そう」
と、不得意分野では他企業との連携をはかることで、
仕事を回したり、効率的な生産活動ができるとか。

他にも、福利厚生、金融、共同住宅、倉庫、人材研修、情報交換などなど、
ひとつの企業では大変なことも、複数の企業が集まることで、
個々の負担は少なくて済み、反対にやれることは増えるようです。

その管理運営を行うのが、協同組合という中間組織なのですね。

逆に、多様な企業が集まることで、難しい点は?

渡辺さん曰く、

ひとつは、競合しうると言う点。
しかしここは、上記のように、うまく「棲み分け」をしている様子、とのこと。

もうひとつは、意見がまとまらないこともあると言う点。
会社の社長さんたちには、それぞれの主義主張があり、
「自分が当たり前だと思うことでも、他人から見たら当たり前ではないことも」あるそう。

「そこが難しいところでもあり、かつ面白いと言えば面白いところでもある」と、渡辺さん。

それぞれ個性が違う企業同士が集まり共同経済事業を行う協同組合は、
まるで、社会のはじまりの必然性をあらわしているようで、大変興味深いです。

多様な企業がひとつのものとして活動できる前提をつくっているのが、
まさに、協同組合、というわけなのですね。

また、仙台工業団地協同組合では、団地内パトロールと題して、
隣の会社が何をしているかを見学するツアーも行っているそう。

面積約7万6000平方メートルの中に、
様々な技術が、ぎゅっと存在しているわけです。

同行取材OK、ということで、今からとても楽しみです。

カテゴリ: 取材日記   (タグ: ,

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