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記者・大草芳江が活動をつづります

2009年4月20日

JAXA角田宇宙センターの一般公開を取材しました

カテゴリ:取材日記

JAXA角田宇宙センターは、春と秋の年二回、一般公開されます。
春は「科学技術週間」に、秋は「宇宙の日」にあわせての公開です。

090419_112.jpg

そもそも、JAXA角田宇宙センターって、どんなところ?
そもそもなぜ、JAXAの施設が角田市にあるの?

そんな基本的な疑問を抱きつつ、JAXA角田宇宙センターを取材しました。

ロケットの心臓部となるエンジン。
その研究・開発の中心的役割を担うのが、同センターです。

常時50人以上の研究開発者が、
ロケットエンジンの研究から開発試験までを一貫して行っています。

090419_1.jpg

宇宙から地球に再突入するときの条件を地球上で作り出すことができる
世界最大の施設「高温衝撃風洞試験施設」など、
普段見学できない五つの設備が、今回公開されました。

まず驚いたのが、敷地面積の広さです。
約170万平方メートル、東京ドーム約35個分にあたる広さです。
そのため、来場者はシャトルバスを利用し、各設備を移動しました。

(写真を撮り忘れましたので、広さを想像してください)

旧航空宇宙技術研究所のロケットエンジン研究施設である「西地区」と、
旧宇宙開発事業団のロケットエンジン開発試験施設である「東地区」に、
道路を隔てて分かれています。

その道路をシャトルバスで渡り、「宇宙開発展示室」へ向かう道中、
隣のお爺さんが窓から見えた大きな煙突を指差し、

「あ、あの煙突、戦時中もあったなぁ・・・」と。

100418_04.jpg

実はここ、戦時中に第一海軍火薬廠(日本海軍の火薬製造工場)が
置かれていた場所なのだそう。

100418_02.jpg

なるほど。だから、ここ角田に、JAXAの研究施設があるのですね。

090419_4.jpg

こちらは、今月1日にリニューアルオープンしたばかりの「宇宙開発展示室」。
「失敗に学ぶ」をテーマに、1999年打ち上げに失敗し、
奇跡的に海底から回収された国産ロケット「H2ロケット8号機」の
第一段エンジンなど、実物が展示されています。

「宇宙開発展示室」は、いつでも見学可能だそうです。
ここでしっかりと勉強をしておくと、公開された施設の意味が、わかります。

一般公開についての紹介は、記事をご覧下さい。

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