(独)産業技術総合研究所東北センターへ打合せに行ってきました&剣持勇の展示室
『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2010』のお打ち合わせで、本日は、
日本最大級の研究機関である(独)産業技術総合研究所(略して産総研)東北センターの
所長の原田さん、所長代理の横山さん、広報の山田さんに、ご対応いただきました。
今年度のお打ち合わせと共に、これからの新たな展開につながる様々なご提案も頂戴し、
大変ありがたく思うと同時に、これからの展開がとても楽しみです。
<これまでの産総研関連の取材記事>
・【インタビュー】産業技術総合研究所東北センター所長の原田晃さん(水産学博士)に聞く
・【ニュース記事】未来の技術を体験 産総研東北センター 一般公開
・【ニュース記事】ものづくりの原点、再確認 TOHOKUものづくりフォーラム
・【ニュース記事】「シーズ」と「ニーズ」出会いの場提供 産学官連携フェア
さて、お打合せ後は、広報の山田さんに、
リニューアルしたばかりの展示室をご案内いただきました。
すると、「剣持勇」の作品が、ずらり。
皆さんは、「剣持勇」というデザイナーを、ご存知でしょうか?
後で調べてみて私も驚いたのですが、実は、
日本人なら誰もが触れたことがあるであろう、
あのデザインを担当したのが、剣持らしいのです。
※ヒント:その中に入っているものが、おなかの調子を整えます
正解は、ヤクルトの容器でした!
(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
剣持は、柳宗理らと共に、ジャパニーズ・モダンと呼ばれるデザインの
礎を創ったと言われる、世界を代表するインテリアデザイナー。
代表作であるこの「ラウンジチェア」は、日本の家具としては初めて、
1964年にニューヨーク近代美術館(MoMA)の永久コレクションに選ばれました。
剣持の作品は、仙台にも残されているそうで、それがこちらの家具。
2009年末に惜しまれながらも営業を終了した「仙台ホテル」のスイートルームに
備え付けられていた、書机、椅子、スツールを寄贈していただいたものなのだそう。
では、そもそもなぜ、剣持デザインの家具が、産総研に寄贈されたのかと言うと、
実は、産総研東北センターの前身となる「商工省工芸指導所」に
剣持が在籍していたためらしいのです。知りませんでしたね~!
やはり、意外と身近なところに、世界で活躍する人物がいるものですね。
ちなみに、こちらの工芸試作品展示室は、一般の方も見学できるそうです。
見学希望の方は、産総研東北センターへ直接問い合わせてみてください。
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