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2017年 06月 27日 (火)

未来の技術を体験 産総研東北センター 一般公開

2009年8月26日公開

 産業技術総合研究所東北センター(仙台市宮城野区)の取組みを知ってもらおうと、22日、一般公開が行われた。親子連れら約1500人が訪れ、未来の技術を楽しんだ。

粘土でつくる透明なフィルム

産総研が開発した、粘土を原料とした膜素材「クレースト」を手に取る来場者

 産総研で開発された新素材技術やナノテクノロジーを紹介する「見える?見えない?10の挑戦」コーナーでは、産総研が開発した新素材「クレースト」や、顕微鏡で見る小さな虹などの展示物を、子ども達が興味深そうに覗き込んでいた。

 「クレースト」は、環境にやさしい粘土が原料のフィルム。コピー用紙と同じくらい柔軟で、熱にも強く、水素や酸素などのガスも通さない。合成の粘土を用いることで透明にもできる。

 食品・医薬品の包装フィルムや、水素エネルギー社会に必須の水素貯蔵技術として、応用が期待されている。


二酸化炭素でスプレー塗装

懸命にポンプを回し、圧力をかけた水が小さな穴を通って霧になるまでの時間を競う子ども達

 「ポンプを回して霧をつくろう!」コーナーでは、子ども達が懸命にポンプを回し、圧力をかけた水が小さな穴を通って霧になるまでの時間を競い合っていた。

 産総研では、二酸化炭素でスプレー塗装する方法を研究。二酸化炭素に圧力をかけて塗料に溶かすと、有機溶剤のように塗料が薄まってさらさらになり、スプレーしやすくなる。

 大気中に排出される有害な有機溶剤の代わりに、環境負荷の少ない二酸化炭素を用いることで、環境にやさしい塗装法を実現。近い将来の実用化に向け、共同研究を進めている。


安心・安全な社会をつくる技術を紹介

太陽からの可視光は透過して、熱作用の強い赤外線を反射する「クールなガ ラス」を、ガラス越しの温度を比較して体感する子ども

 産総研の研究成果などを紹介する展示施設「サイエンス・スクエア つくば」からは、太陽からの可視光は透過して、熱作用の強い赤外線を反射する「クールなガラス」や、「世界一いやし効果の高いロボット」としてギネスブックに認定されたアザラシ型ロボット「パロ」などの移動展示があった。血圧を測るだけで動脈硬化を調べられる装置には、大人が長い列をつくっていた。

 ほかにも、紫外線で色が変わるビーズでストラップをつくる工作教室や、ペットボトルを使って石鹸やロウソクをつくる化学実験教室など、多種多様な体験を参加者らは楽しんでいた。

 所長の原田晃さんは、「多くの方に来ていただき、とても嬉しい。このような機会を通して、産総研から科学に対する理解を深めていただけるとありがたい」と話していた。

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ハワイ惑星専用望遠鏡を核とした惑星プラズマ・大気変動研究の国際連携強化)×宮城の新聞
東北大学工学系女性研究者育成支援推進室(ALicE)×宮城の新聞
宮城の新聞×東北大学理学部物理系同窓会泉萩会
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