社団法人日本技術士会東北支部応用理学部会平成22年度研修会の講演会講師を務めさせていただきました
今月12日に開催された、社団法人日本技術士会東北支部応用理学部会
平成22年度研修会にて、講演会講師を務めさせていただきました。
今回いただいたテーマは「公共の科学技術発展のための技術者の役割」です。
実は、技術士の皆さんに『学都「仙台・宮城サイエンスデイ』にご出展いただく(※)まで、
恥ずかしながら、「技術士」のことを私はよく知りませんでした。
※今回、お声掛けくださった同部会代表幹事の今野さんが理事長を務める
「NPO法人防災・減災サポートセンター」さんには、2009年度から、
『学都「仙台・宮城サイエンスデイ』にご出展いただいています。
(2010年のようすはこちら ・ 2009年のようすはこちら)
そもそも「技術士」とは、俗に言う「士業(さむらいぎょう)」のひとつで、
日本技術士会発行の小学校高学年向けパンフレットによると、
「科学や技術の能力を持ち、その能力を活かして社会のために働く技術者のなかで、
国の試験に合格した人だけが使うことのできる名称」とあります。
※より詳しく知りたい方は、下記パンフレット(小学生向け)をご参照ください。
『技術士って?~これが技術士の世界』 (技術士会東北支部HPへリンク)
『学都「仙台・宮城サイエンスデイ』をきっかけに、その後も、日本技術士会さんからは、
いろいろとお声がけいただき、これまで何回か講演会講師などを務めさせていただきました。
2010/09 近畿青年技術士懇談会オープンフォーラム 講師
「皆のちからで、いざ、社会へ」
2010/03 社団法人日本技術士会 近畿支部 環境研究会 特別講演会 講師
「実践活動を通じて、科学・技術の情報発信のあり方を考える」
2009/10 社団法人日本技術士会 全国大会 第4分科会 パネリスト
「技術とマネジメント ~技術による安全・安心への貢献と技術の伝承」
これまでの技術士の皆さんから私への要望をまとめますと、
「"技術士"という専門の枠を超えて、自分の知識や経験を、
より多くの人と共有していくための良い方法を探っていきたい」
といったようなところではないかと、私は解釈しています。
そこで講演会では『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ』や『宮城の新聞』を通して、
科学コミュニケーションについて実感していることを中心に講演させていただきました。
また今回は、研修会の趣旨を踏まえ、私からも聴講者の皆さんに質問する形式をとりました。
今回の講演会では、講演90分と意見交換20分という比較的長い時間をいただきましたが、
その時間を少々過ぎるまで、皆さまから多種多様なご意見を活発に挙げていただきました。
このような議論の機会をいただきましたこと、この場を借りて、改めてお礼申し上げます。
なお、講演内容について、プレゼンテーションのエッセンスをまとめたものは下記サイトに、
「科学・技術ミーティング in 仙台」(科学技術政策担当大臣と有識者議員との会合 仙台開催) 」
論文等としてまとめたものとしては、日本物理学会「大学の物理教育」誌や、
独立行政法人科学技術振興機構(JST)「産学官連携ジャーナル」に、
紹介されていますので、もしご興味のある方はそちらをご参照ください。
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