産総研東北センター所長の原田晃さん(水産学博士)へのインタビュー記事を公開しました
中高生の皆さんは、「科学」に対してどのようなイメージをもっていますか?
「科学」というと、「客観的で完成されたもの」というイメージがあるかもしれません。
しかしながら、それは科学の一部であって、全体ではありません。
そこで「宮城の新聞」では、「科学」に関する様々な「人」へのインタビューを通して、
「科学とはそもそも何か」を探る、「科学って、そもそもなんだろう?」を特集しています。
先日(ブログでのご案内が遅れました)、独立行政法人産業技術総合研究所(略して産総研)
東北センター所長の原田晃さんへのインタビュー記事を公開しました。
産総研(さんそうけん)とは、その名の通り、産業技術の幅広い分野で、
さまざまな技術開発を総合的に行っている、日本最大級の研究機関です。
※これまで産総研に関する取材記事は、下記の通り。
【宮城の新聞】「シーズ」と「ニーズ」出会いの場提供 産学官連携フェア
【宮城の新聞】未来の技術を体験 産総研東北センター 一般公開
【宮城の新聞】ものづくりの原点、再確認 TOHOKUものづくりフォーラム
また、科学の結果だけでなくプロセスを五感で感じることをコンセプトにした
体験型科学イベント『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ』には、
産総研と同東北センターの両研究所にご出展いただきました。
原田さんは「水産学博士」。
今年4月の東北センター所長着任前は、産総研の環境管理技術研究部門に所属、
海へ二酸化炭素を貯蔵する技術に関する研究をしていたそうです。
「海へ二酸化炭素を貯蔵する技術」と言えば、
私が中学校1年生の頃、初めて仙台市科学館を訪れた際の企画展示物がそれで、
「海へ二酸化炭素を貯蔵する」発想に、当時、とても驚いたことを思い出しました。
その「海へ二酸化炭素を貯蔵する」研究をしていた研究者の原田さんに、
今回お話を伺ったわけですが、原田さんははじめから「海へ二酸化炭素を貯蔵する」
ことだけを研究の目的にしていたわけではないようです。
そもそも原田さん自身は、何に対してリアリティーを感じていたのか?
それは、「地球って、どうしてこうなっているのだろう?」という問いかけでした。
「科学って、そもそもなんだろう?」を探るべく、【科学】に関する様々な人々をインタビュー
科学者の人となりをそのまま伝えることで、「科学とは、そもそも何か」をまるごとお伝えします
地球のなかで、ものがぐるぐるまわっている。
地球には生物がいて、地球はどんどん変わっていく。
産業技術総合研究所(以下、産総研)
東北センター所長の原田さんは、海の研究者として、
地球の大きなシステムを、ひとつひとつ調べていった。
「どうして地球って、こうなっているのだろう?」
研究を進めれば進めるほど、疑問はどんどん深まるばかり。
「地球の大きなシステムのなかで、ものが動いている。
そのうちここを、私は理解しようとしているのだな」
自分が出した疑問に、ひとつの答えを見つけるのではない。
自分は何を知りたかったのかが、だんだんと具体化していく。
「科学というのは、そういうものなのかもしれないね」
そう微笑む原田さんという「人」を通して、
ぐるぐるまわる地球の大きなシステムを、少しだけ感じ取れた気がした。
<目次>
ページ1:「科学」って、そもそもなんですか?
ページ2:「地球の大きなシステム」のなかで、海の役割とは?
ページ3:人間が出した二酸化炭素を海に貯蔵すると、どうなる?
ページ4:環境配慮と経済成長を両立させるには?
詳しくは、記事をご覧ください。
【科学って、そもそもなんだろう?】
◆産業技術総合研究所東北センター所長の原田晃さんに聞く(1/4ページ)
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