仙台一高パンフレット制作会議へアドバイサーとして参加しました
仙台一高パンフレット制作会議へ、アドバイザーとして参加してきました。
今回が、2回目の参加となります。
会議がはじまる前、
ちょうど一高へ見学に来ていた女子中学生に、
簡単な取材をさせて頂く機会があったのですが、
やはり、生の声は大切だなぁと痛感した取材でした。
メモがてら、やり取りの様子を、ほぼそのまま掲載しようと思います。
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― 実際に見学してみて、イメージと同じところや、逆にちがったところはありましたか?
「怖い人ばっかりだったらどうしようかと思っていたけど、やさしい人が多くてよかった」
「明るいかんじがよかった」
― やっぱり、最初は不安だもんね。他には何かありますか?
「文武両道って聞いていたけど、部活を一生懸命やっているみたいでよかった」
「部室がいっぱいあるのがいいよね」
― みんなは部活を一生懸命やりたいんだね。ちなみに何部なの?
「吹奏楽部」(全員)
― もしかして、吹奏楽部の「空間の音を味方にする」部活体験教室、受けたのがきっかけとか?
「ううん、一高との合同演奏会がきっかけ」
― なるほど。部活がきっかけで興味が湧いて、今回見学に来たんだ。
「そうです」
― 他には、何か驚いたこととかある?
「自習専用の部屋があるのに驚いた」
― 一生懸命、勉強できる環境は魅力的?
「はい」
― 一高の自習室って、ある1日を除く、すべての日に利用可能なんだって。
正月もお盆も、いつでも使えるなんて、恵まれた環境だよね。
ちなみに、自習室が使えない1日って、どんな日か知ってる?
「わからない」
― もしあなたたちが一高に入る場合、真っ先に関係する日だよ。
「入学式?」
― その前に、来る日があるよ。答えを言っちゃうと、入試日なんだって。
「そうなんだ~」
― 他にも、驚いたこととか、ある?
「図書室が本が多くてよかった。地下もあるのにびっくりした」
― 地下もあるんだ?いっぱい本があるんだね。
「生物室に、オランウータンの標本があって、びっくりした」
― え?!オランウータンの標本があるの?!知らなかったなぁ・・・私も驚いたよ。
そういえば一高の化学・生物・物理・地学の実験室は、すごく広くて、私うらやましかったな。
あと、何か気づいたことある?
「チャイムが鳴ったら、すぐに授業がはじまる事」
「休み時間まで、先生が教室にいて、生徒と一緒にいたこと」
― 一高の先生は、すごく熱心なのが、私にも伝わってくるよ。
最後に、言い足りないことは、ないですか?
「怖そうな人も中にはいたけど、でもそれも、おもしろそうかもって思ったよ(笑)」
― みんなが皆怖いわけじゃないから、ちょっぴり怖そうな人がいても、
それはそれで楽しめそう、ってことなんだね(笑)。
「はい(笑)」
― そっか。今日は皆さん、いろいろ答えてくれて、本当にどうもありがとう。
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中学生が、どんな対象に関心を持つかという点に、
彼女らの心境と、現在置かれている状況が垣間見えるような気がします。
中学生は本当に純粋な気持ちで、
部活も勉強も、一生懸命頑張りたい、
と思っていることが、よく伝わってきました。
パンフレット制作にあたり、わたしたち大人はつい、
「楽しい」とか「自由」とか、イメージが良さそうな言葉で
魅力を伝えようとしがちですが、
学校生活の中心となるものは、やはり勉強や部活動。
このベースがあってはじめて、生徒達は充実した
学生時代を過ごすことができます。
そんな当たり前で基本的な前提を、
わたしたち大人が元々ひいているにも関わらず、
その前提を大人になるにつれ忘れがちになるという事実。
はっとさせられた取材でした。
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