「サイエンスデイAWARD2011表彰式・交流パーティ」無事終了!
7月19日(火)15:00~東北大学片平さくらホールを会場に、
「サイエンスデイAWARD2011 表彰式・交流パーティ」を開催いたしました。
当日は、150人定員の会場がいっぱいになるほど、多くの方にご参加いただき、
皆さまのご協力のおかげで、大盛況のうちに無事終了することができました。
大変お忙しい中、ご臨席を賜りました皆さまに、心から感謝申し上げます。
「サイエンスデイAWARD」は、今年度からの新しい試みとして、企画したものです。
一般的な科学や技術のコンクールは、その成果を評価します。
しかし、サイエンスデイAWARDは、その結果に至るまでの"プロセス"が、
「知的好奇心がもたらす心豊かな社会の創造に資するか」、
すなわち、科学的なものの見方や考え方、科学に対する姿勢、
といった視点から評価を行います。
"よい" 科学や技術って、そもそもなんだろう?
そこには、さまざまな視点があります。
そこで、サイエンスデイAWARDでは、複眼的な視点から評価できるよう、
個人・団体を問わず、誰でも賞を新設することができることとし、
審査会場を、『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ』として一般公開するなど、
開かれた審査を行いました。
今年度は、計25の個人・団体が賞を新設し、計30賞ができました。(内、当日申込8賞)
一冠受賞が13団体、二冠授賞が3団体、三冠授賞が1団体、四冠授賞が2団体でした。
サイエンスデイAWARDは、"よい"プロセスを誰もが共有できるよう、
その"よさ"を第三者の視点から残すことをめざしています。
実際に、賞を出す方の視点は、こちらの想像以上に多様で、私も受賞理由を伺いながら、
「なるほど、そのような"よさ"があったんだな」と改めて気づかされることが多かったです。
「感動をありがとうで賞」を新設した小学6年生の板橋君は、学校が終わってから、
会場に駆けつけてくれました。板橋君は大変緊張されたそうで、舞台裏で何度も
練習してから表彰式に挑んだそうです。受賞者の皆さんも大変喜んでおられました。
そして、今回最多となる四冠を受賞されたのは、
榴ヶ岡高校物理部の皆さんと、仙台二高物理部の皆さんでした。
(各賞の受賞者については、近日中にWEB更新しますので、少々お待ちを)
また、各賞新設者の皆さまからは、その特長やスタンスなどが
あらわれる副賞を、それぞれご用意いただきました。
写真は、仙台二高物理部の皆さんに、「流体科学研究所長賞」の副賞
(流体研で研究中の超音速複葉旅客機「MISORA」の模型)について、
東北大学流体科学研究所長の早瀬さんが説明されている様子です。
ほかにも、特別出前授業券やプロクラム開催権、講師依頼や共催権、
施設やイベントなどへの招待券、オリジナル製品など、ユニークな副賞がそろいました。
やはり、お互いの理解なくして、真の連携は生まれ得ないと思います。
知的好奇心がもたらす心豊かかな社会の創造にむけて、
お互いの"よい"ところを褒め合い、励まし合うことを通じて、
人と人の新しいつながりが生まれる場になればとの願いも、
サイエンスデイAWARDには込められています。
第二部は、交流パーティーです。
「仙台・宮城」ならではの美味しい日本酒とお魚を、今年もご用意しました。
(今年は中高生用に、ソフトドリンクやお菓子、おにぎり等もご用意しました)
サイエンスデイは、大学・研究機関、企業など、様々な方のご協力により成り立っています。
中高生の皆さんにも、この機会に、さまざまな方と交流を深めていただきたいと思います。
"よい"科学や技術の"プロセス"が共有されることにより、次、その次に登場する
科学や技術が継続的に生み出され、さらなる心豊かな社会が達成されていく。
そうした共感の輪をつくりだす場となることが、サイエンスデイAWARD創設の目的です。
最後に、集合写真を撮影させていただきました。
賞をつくってくださった皆さまに、この場をお借りしてお礼申し上げます。
そして、受賞された皆さま、誠におめでとうございます。
個人的には、「1日で消えちゃって、すごくもったいない」と思っていた、
出展者の方たちが一生懸命、形にされた科学や技術の"プロセス"が
(しかも、大事なものほど、やわらかくて、消えやすい)、
このような形で残ること、大変うれしく思っています。
これからも、皆さまからのあたたかい応援を励みに、
サイエンスデイAWARDを、毎年開催していきたいと思います。
"よい"科学や技術とは、そもそも何か。サイエンスデイAWARDは、
参加する一人ひとりがそれを考え、自由に提案することを通して、
心豊かな社会を模索し創造する場となることをめざしていきます。
なお、サイエンスデイAWARD表彰式・交流パーティーのようすは、
近日中に、学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2011 WEBサイトに
更新予定(只今、編集作業中)ですので、もう少々お待ちください。
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