「仙台市まちづくり市民フォーラム」にパネリストとして参加しました
仙台市では、新しい総合計画(※)の策定を進めており、先月、
その案となる「仙台市基本構想・基本計画(中間案)」を公表しました。
この中間案では、多様な市民の力のうち、個人・地域団体・NPO・企業のさまざまな主体が、
都市や地域における課題の解決や魅力の創出に自ら取り組もうとする力を「市民力」とし、
その育成、発展が仙台の未来を創る原動力となるものとしています。
本日、この「市民力」をテーマとして、まちづくり市民フォーラムが
せんだいメディアテークのオープンスクエアにて開催され、
私も仙台市総合計画審議会の委員として参加しました。
内容 :
【1】仙台市基本構想・基本計画(中間案)の概要説明
【2】まちづくり事例発表
【3】まち歩きフィールドcafé結果報告
【4】テーブルトーク(参加者同士・仙台市総合計画審議会委員と参加者のディスカッション)
【5】パネルディスカッション
コーディネータ :宮原育子(宮城大学教授)
パネリスト :大草芳江(有限会社 FIELD AND NETWORK 取締役)
:大滝精一(東北大学教授)
:小野田泰明(東北大学教授)
:間庭洋(仙台商工会議所専務理事)
※総合計画とは、総合的かつ計画的な行政運営を行うため、都市の将来像や
それを実現するための施策の方向性を示す都市づくりの基本となる計画のこと。
※仙台市の新総合計画のページはこちら
※これまでの審議のプロセスは、よろしければ下記記事もご参照ください。
【宮城の新聞】仙台市総合計画審議会参加レポート/仙台の10年をつくる
まずは、本審議会会長の大村さんと、ファシリテーター役の遠藤さんから、
仙台市基本構想・基本計画(中間案)の概要説明が対談形式で行われた後、
まちづくりの事例発表が3件(町内会、NPO活動、企業の取組み)、
先日行われた関連ワークショップ「まち歩きフィールドCafe」の結果報告が行われました。
続いて行われたテーブルトークでは、「市民力」をテーマに参加者同士でディスカッション。
そもそもなぜ皆さんは本フォーラムに参加しようと思ったのか、そのモチベーションから伺い、
それぞれ皆さんが普段感じていること・新たに感じたことなどについてお話を伺いました。
その後のパネルディスカッションでは、パネリスト役を務めさせていただきました。
テーブルトークでのお話をまとめたうえで、どのような新たな情報を得て、
今後、審議会での議論にどのように反映させていくかをお話する役割です。
テーブルトークの中で皆さんから伺ったお話をまとめますと、
そもそもの前提として、誰もが「何かやりたい」「何とかしなくては」という意識を
潜在的であれ顕在的であれ、どの世代においても持っている一方で、
実際に行動へと結びつくまでの間に何かしらのギャップがあるということのようです。
そして、そのギャップを埋めるための場が強く求められており、潜在的であれ顕在的であれ、
その問題意識などを共有できるような人と人とのつながりを創出できる場が、
多様なニーズに応えられるような形であるべきだ、というのが共通意見のように感じられました。
審議会は今後、数回の審議を経て、2011年1月に奥山恵美子市長に答申予定です。
引き続き、いただいた役割をきちんと果たせるよう、改めて気を引き締める思いです。
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