仙台市教育委員会と宮城県教育委員会へ行ってきました。
2009年7月4日(土)・5日(日)、東北大学片平さくらホールにて開催予定の
「学都仙台・宮城サイエンスデイ」(主催:NPO法人natural science )の件で、
本日は、仙台市教育委員会と宮城県教育委員会へ行ってきました。
まずは、仙台市教育委員会「確かな学力育成室」の庄子修室長へ、お伺いしました。
(写真には写っていませんが)、主任指導主事の佐藤さんと、指導主事の今野さんにも
ご対応頂きまして、理科と社会のそれぞれの視点から、ご意見を頂きました。
仙台市教育委員会では、抜本的な学力向上策として
『確かな学力育成プラン』を、09年3月に打ち出しています。
その舞台裏である「確かな学力育成室」。
お邪魔する度に、活気を感じます。
「一癖も二癖もある奴等が、ここには集まっているんだから」と、庄子室長。
『確かな学力育成プラン』の舞台裏、ぜひ描写して形に残したい、と改めて思いました。
お次は、仙台市教育委員会の教職員課・主任管理主事の大風さんをお伺いしました。
大風さん曰く、
「子どもの『なんでだろう?』と、研究者の『当たり前』を、俯瞰しながら、つなぐ役割がいない」
「小さな子どもの発想を、形にできないだろうか」
「教員は、社会の入り口への導き役であるべき」
など、教職員課ならではの視点から、色々なご意見を頂きました。
「小さな子どもの発想」、思い返してみると、natural scienceでも、
子どもの素朴な疑問が、科学者の、研究のきっかけとなったケースもありました。
「魚はなんで、まっすぐに進むの?」という子どもの疑問から、
研究成果が生まれるまでのプロセスを対象化し、ライブ形式で
科学者の視点を疑似体験できるサイエンスカフェ(2007年)。
2008年は、「どうして耳はふたつあるのだろう?」をテーマに、
研究プロセス体験型のサイエンスカフェを開催しました。
今年は、研究のプロセスを「natural science 学会」という形で体現しようと思います。
お次は、宮城県教育委員会 高校教育課 教育指導班 主幹の佐々木さんを訪問しました。
佐々木さんは、化学がご専門。佐々木さんは化学の学会にも所属されているそう。
県内では20人くらいの先生方が、そちらの学会に所属しているとのことです。
自分の小中高時代を思い返してみると、やはり影響を受けた授業と言うのは、
教える先生自身が、それを面白いと思って(理系に限らず)何かしらの研究活動をしていて、
その先生自身の、認識のプロセスなり世界観を、臨場感を持って、伝えてくれた授業でした。
「宮城の新聞」でも、学都仙台・宮城サイエンスデイでも、そのあたりを、形にしたいと思います。
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