(独)産業技術総合研究所の科学教室MC打合せに行きました
東北最大級の環境展示会「エコプロダクツ」で開催される科学教室にて、
(独)産業技術総合研究所(通称:産総研)のMC役を、今年も努めさせて頂くことになりました。
本日は、明日からはじまる科学教室の打合せに行ってきました。
産総研は、ナノテクノロジーやIT技術等、産業技術の幅広い分野における
さまざまな技術開発を総合的に行っている、日本最大級の公的研究機関です。
通産省(現・経産省)工業技術院傘下の研究所群が統合再編して
2001年4月に独立行政法人化して発足したものだそうです。
教室のテーマは、
「究極のエコ技術『燃料電池』を見て!学んで!やってみて!」
産総研で開発された燃料電池を使い、
実際に電気を作る実験を行うというものです。
燃料電池とは、
電気化学反応によって電力を取り出す発電装置(電池)のひとつ。
エネルギー効率がよく、発電時に二酸化炭素を排出しないため、
新しいエネルギー源として期待が高まっています。
一部は自動車やバスなどでも実用化がはじまっており、
実際に明日からのエコプロダクツでは「燃料電池自動車」の試乗も体験できるそう。
そもそも、燃料電池の基本的な仕組みは、
水素と酸素を化学反応させる過程で電気を取り出すというもの。
酸素は大気中に存在するため、水素を"燃料"として補充すれば、
発電を行えることになります。
燃料電池自動車に水素を充填できる「水素ステーション」の話題を
聞いたことがある方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
他にも、メタノールから水素を取り出す方法も実用化されています。
しかしながら、可燃性・有害物質、金属の脆化の安全性の問題や、
コストの問題点などがあり、一般的には普及していないのが現状です。
そこで登場するのが、産総研で開発された新しい技術。
人が食べても大丈夫な「ある物質」を使って、発電することができます。
「ある物質」とは、皆さんが普段食べている食べ物にも含まれている物質ですよ!
・・・と、MC風にやってみましたが、いかがでしたか。
「ある物質」の答えは、次のブログにアップします。
エコプロダクツ展は、10月8日(木)からの3日間、夢メッセにて開催されます。
(産総研の科学教室は8日、9日の2日間のみで、学校単位での参加となります)
環境に興味のある方は、よろしければ遊びに行ってみてください。
トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: (独)産業技術総合研究所の科学教室MC打合せに行きました
このブログ記事に対するトラックバックURL: https://field-and-network.jp/mtos/mt-tb.cgi/3417