Googleの新ブラウザ「Google Chrome(β版)」を試してみました
Googleが9月2日、新しいWebブラウザ「Chrome」をリリースしました。
先週はMicrosoftが、最新版のInternet Explorer 8(IE 8) β2を発表したばかり。
GoogleとMicrosoft、どちらが市場の覇権を奪うのか。今後も、目が離せません。
さて、私はと言うと、ブラウザはMozillaのFirefoxを使用しています。
今のところ、Firefox に対する不満は特にないものの、
「Google Chrome、速いから、使ってみなよ」との声に、早速試してみました。
感想は、と言うと、
まず、
● 確かに、速い!
Webページの表示速度が、確かに、速い。
心なしか、クリック数も減っている気がします。
日経BPによれば、
高速化を実現できた理由の一つとして、
「各タブがそれぞれ独立したプロセスで動作していること」があるそうです。
実際に、グーグル日本法人の記者会見では、
「パソコンのローカルに保存した多数のWebページを
表示するのにかかる時間」を測定するデモが行われ、
Internet Explorer 7 約257ミリ秒
Firefox 3 約158ミリ秒
Chrome 約68ミリ秒
という結果になったのだとか。
これは、複数のタブを同時に開いていなければ不安な私にとって、
非常に有難い機能です。
そして、
● 表示がシンプル!
メニュー表示など、余計なものが、ありません。
特に驚いたのが、
アドレス・バーと検索ボックスが統合されていることです。
ひとつのボックスで、URLも、Web検索も、どちらも可能。
「使い勝手の良さ」を追求していけばいくほど、
どうしても多機能化→複雑化し、
結果、本来の「使い勝手の良さ」とは逆行してしまう
ケースも、少なくはありません。
そんな中、非常にシンプルなブラウザを発表した
ブラウザ界のルーキー「Chrome」。
その一方でITmediaによると、早くも以下のような脆弱性の報告も、相次いでいるそうです。
● デフォルトで、ユーザーに警告することなくファイルをダウンロードしてしまう
● すべてのタブがクラッシュしてしまう
しかしながら、今回の脆弱性の指摘でもわかるように、
「Chrome」のもうひとつの特徴として、
● オープンソースとして公開している
ため、多数の技術者の協力を得て、
機能を改善していけるという点も、ひとつの強みなんですね。
いずれにせよ、しばらく、「Chrome」を試してみようと思います。
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