BDF事業に取り組む塩釜市団地水産加工業協同組合をお伺いしました
7月13日主催する「natural science シンポジウム」の件で、
「海・食・人が活きるまち」塩竈市へ行ってきました。
塩竈市は、面積わずか約18km2に人口約6万人と、
人口密度が宮城一、東北一の市町村。
他にも、本マグロ水揚げ日本一、
1k㎡当たりのすし店の数日本一、
蒲鉾などの練り製品の生産量が日本一、
と、港町らしい地域特性があるまちです。
その蒲鉾を揚げる過程で発生する
大量の「廃油」を「資源」へと転換する事業が、
塩釜市団地水産加工業協同組合の
"バイオディーゼル燃料(BDF)"。
このBDF事業の強みは、
・揚げかまぼこ製造時に出る廃食油の量の多さ(年間54万リットルに相当)
・水産加工団地による廃食油の集めやすさ
という、商業ベースの本格的な取組みだという点。
完成したバイオディーゼル燃料は、
組合員の車や公用車等で利用し、地産地消を実践。
また、塩竃市には400の島があるそうなのですが、
島との渡船の燃料にも実験的に導入を進めているそう。
(船の方が車よりもBDF実用が難しいらしいです)
このような地域特性を活かした取組みを一つ一つ認識していくことで、
ここ宮城が宮城である必然性、必然性の総和としての社会が
カタチとして少しずつ見えてくるのではないかと感じています。
また、そのひとつの試みとして、
7月13日の「natural science シンポジウム」では、
地域の企業・研究所・行政など組織の取組みなどを
市民が見て・触って・感じられるカフェギャラリー
「CAFE natural science」をオープンします。
今回、塩釜市団地水産加工業協同組合さんにも、
BDF事業出展を、ご協力頂けることになりました。
他にも、様々な企業・研究所・行政にご協力頂く予定です。
協力団体の最新情報は、こちら
企業・研究所・行政の枠を超えた地域社会と市民との
コミュニケーション実践の場として、機能していくことを目指します。
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