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2017年 05月 26日 (金)

文化祭から見える高校の「今」(3/4)~仙台二高「北陵祭」編~



北陵祭 「凌駕~Ultimate Crash~」

08年度「北陵祭」パンフレット

 2007年度に男女共学校となった宮城県仙台第二高等学校(仙台市青葉区川内、庄司恒一校長)。

 9月4日(木)、5日(金)、6日(土)の3日間開催された、第60回目を迎える「北陵祭」のテーマは、「凌駕~Ultimate Crash~」。

 毎年5月恒例の硬式野球対一高定期戦で、三年ぶりの勝利を祝うファイヤーストームのスピーチから生まれた「凌駕」という流行語が、最終アンケートで圧倒的な票を集めたことから、このテーマに決まったという。


北陵祭を統括する北陵祭実行委員

 北陵祭の企画運営のすべてを統括する北陵祭実行委員は、全学年あわせて100名ほどの巨大組織。その業務内容は多岐に渡り、校内に止まらず、企業への交渉も生徒自ら当たるそうだ。トランシーバーで通信し合いながら忙しそうに走る実行委員の姿が印象的であった。


北陵祭の「顔」となる正門モニュメント

 23年前から毎年、北陵祭実行委員が制作する正門モニュメント。夏休みを利用し、世界の有名建造物をモチーフに本格的な入場門が作られる。今年は、イタリアのボマルツォ怪物公園の「La Bocca Dell'Inferno」(地獄の口)をモデルとしたモニュメントが、来場者を出迎えた。


「猛者二高」「ミス二高」が伝統企画

様々な競技を通して、仙台二高を関するにふさわしい生徒を選び抜く「猛者二高」

 北陵祭ステージ企画のひとつ目の目玉は、「猛者(もさ)二高」。すべての学年から、仙台二高を冠するにふさわしい二高生を選び抜く、仙台二高の伝統行事である。「高等裁判所がある都市を答えよ」「二高八景を答えよ」などと知性を問うだけでなく、なわとびや応援歌の独唱など数々の競技を通し、体力、知能、運ともに優れた生徒を選び出すもの。今年は3年生の生徒が「猛者二高」の称号を手にした。


男子高生が女装しその美しさを競う「ミス二高」

 「猛者二高」と両極をなす企画に、「ミス二高」がある。男子学生が女装し、その美しさを競うというもの。女子高生やアニメに登場する人物に扮した男子生徒らが、ステージに登場してパフォーマンスを披露した。あるOBによると、最近は個人より団体で参加する生徒が増えたという。剣道部のチームが優勝し、剣道部は見事四連覇を果たした。






女子第一期生に聞く、仙台二高の校風

模擬店などの宣伝を積極的に行う女子生徒の姿をよく見かけた

 男女共学校となって2年目を迎える仙台二高。2007年度には70人、2008年度には96人の女子生徒が入学。当日は、模擬店などの宣伝を積極的に行う女子生徒の姿をよく見かけた。

 女子第一期生である2年生に、仙台二高の印象について聞いた。

 主なやりとりは、以下のとおり。

― 仙台二高はじめての女子生徒ということで、不安はなかったか

 高いところを目指したい一心だったので、女子だからという不安はなかった。

― 仙台二高の印象はどうか

 自由だけど規律は守る。さばさば・さっぱりしている。その雰囲気が自分に合っていると感じており、入学してからずっと楽しい。

― 他校との違いを感じることはあるか

 二高と一女(宮城一高)の違いは感じている。たとえ、目の前にずらりと二高生と宮一高生の女子が並んだとしても、どちらの高校か当てる自信がある。見た目だけでなく中身も違うと感じている。二高の方が服装は控えめで、性格も男っぽくさっぱりしていると思う。

― 生徒の印象はどうか

講堂に掲げられた「文武一道」の書

 勉強も部活も、皆両方ともできている。『文武一道』をご存知か。文武両道とは違って、勉強も部活もつまるところはルーツは一緒という意味だ。

 クラスは仲がよく団結力があり、男子とも気軽に話せる。皆切り替えが早く、やる時はやるのが二高。だから自分も頑張ろうと、高め合える。

― 仙台二高は「風格と品格のある全国屈指の進学校」を目指すとあるが、それを意識することはあるか

 それを自覚している人はいないだろうが、気づけばそうなっている環境が二高にはあると感じている。だから、外へ出たときもその力を発揮できるのでは。

― 男女共学による影響はあると考えるか

 女子だから変わる、ということはないだろう。特に二高は、皆高いところを目指しているはずだから。


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取材先: 仙台二高      (タグ: ,

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