(3170)
2017年 08月 19日 (土)
「宇宙へのあこがれ・宇宙への旅立ち」

座談会「宇宙へのあこがれ・宇宙への旅立ち(2/3)



今ここにいる自分でも、宇宙とのつながりを感じることができる

瀬名氏:
「2001年宇宙の旅」で知られるSF作家のアーサー・C・クラーク は、宇宙大好き人間で、科学者よりも先に人工衛星通信を予言した人だった。

彼は著書の中で、人間のように知性ある存在は宇宙に行くんだ、と高らかに歌い上げた。知性ある人間は宇宙に対して、どんな困難があろうとも、征服するんだと書いてある。昔読んで、感動した。

でも今は、そういう感じではないと思う。宇宙への憧れがあったが、宇宙以外に面白いことがあったし。けれども宇宙開発などを研究している人たちの話を聞いて思ったことは、生命科学と宇宙の科学は近いのだな、ということ。僕は生命科学をやっていたのだけど、そういうところから宇宙への興味が復活した。

宇宙への僕の興味は、宇宙から地球の環境などを見るということは、どういうことだろう?太陽と海と大気には、密接な関係があって、非常に面白いんだ。

宇宙から地球を眺めてみないと、地球の全体の環境はわからない。宇宙の視点から見ないと語れない環境問題っていうのもあると思う。そういうときに、宇宙に行くことは大切かもしれない。

あとは、生命とは何かを考えるときに、火星や、他の星で生命が見つかったら、僕らとはまた違った生命の定義がわかるかもしれない。宇宙に行って生命の痕跡を考えることができるだろう。

宇宙への憧れは、地球の中で豊かに暮らすことに、実は近いと言うことが実感できるようになってきた。昔は宇宙といえばロケットのイメージだったが、今ここにいる自分でも、宇宙とのつながりを感じることができるのかもしれない。

人類は偉大な探検家である。研究しているのも探検のひとつとして考える時、21世紀、宇宙はそういう風になっている。


小谷氏:
宇宙が理解できるというのは、我々は理解できるものしか知らないから。

宇宙では、全く違う原理がそれぞれの原理を支配してるのか、それとも我々の原理で理解できるのか。

生命をどのように理解するか。ここにいるものを生命としているのなら、生命の本質をどこかで見ていないのかもしれない。我々の関心のあるものは、まわりにあるもの。そうでないものを理解するために、宇宙に行きたいと思う。


柿崎氏:
わたしもこれから、そういうところを見ることになるのだな。人生まだまだ勉強中だ。


事崎 由佳 氏(サイエンス・エンジェル)

瀬名氏:
今回のイベントは、皆さんの視点から、宇宙を語っているわけじゃないですか。僕はそれがおもしろかった。


事崎氏:
自分の専門で宇宙を語り、それをこれからの研究に返していけたら。宇宙を通して、少しでも考えて高めていけたらなと思った。



次へ 瀬名秀明さん、小谷元子さん、柿崎真沙子さんへのインタビュー




▲このページのトップHOME


コラボレーション

ハワイ惑星専用望遠鏡を核とした惑星プラズマ・大気変動研究の国際連携強化)×宮城の新聞
東北大学工学系女性研究者育成支援推進室(ALicE)×宮城の新聞
宮城の新聞×東北大学理学部物理系同窓会泉萩会
KDDI復興支援室×宮城の新聞インタビュー
宮城の新聞×東北大学大学院 理学研究科 地学専攻 塚本研究室
宮城の新聞×生態適応グローバルCOE

おすすめ記事

【特集】宮城の研究施設

一般公開特集

【特集】仙台市総合計画審議会
参加レポート

仙台の10年をつくる

【科学】科学って、そもそもなんだろう?





【科学】カテゴリ の記事一覧

【教育】教育って、そもそもなんだろう? の記事一覧

同じ取材先の記事

◆ 仙台市天文台





取材先: 仙台市天文台 の記事一覧

◆ 東北大学





取材先: 東北大学 の記事一覧


▲このページのトップHOME

科学って、そもそもなんだろう?
最新5件



カテゴリ


取材先一覧

■ 幼・小・中学校

■ 高校

■ 大学

■ 国・独立行政法人

■ 自治体

■ 一般企業・団体


宮城の新聞
仙台一高
宮城の塾
全県一学区制導入宮城県内公立高校合同説明会をレポ
宮城の人々