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2016年 08月 25日 (木)

世界を見てほしい




世界を見てほしい

―では、そのような社会背景を踏まえて、小中高生へメッセージをお願いします。

いきなり言うと、びっくりしちゃうかもしれませんが、
まずひとつ目は、ぜひ世界を見てほしいですね。

私が小中高生の頃は、自分のまわりだけを見ていれば良かったわけです。
私は、東京や千葉に住んでいましたから、首都圏のことを見ていれば、ある程度
日本のこともわかったし、日本のことを見ていればそれで済んでいたわけです。

海の向こうには、大人になるまで行くことはないだろう、と思っていました。
現に、私が初めて海外へ行ったのは、大学4年生の頃です。

そのような時代と比べると、今はもう社会に出た瞬間から、
宮城の中だけでもなく、東北の中だけでもなく、ましてや日本人同士でもなくて、
世界と競争するわけですよね。

ですから、自分がほしいもの、行きたいところ、将来なりたい職業、
そういったものについては、世界はどうなっているのか?ということを
子どものうちから見てほしいな、と思いますね。

そして、それができますから、今の子どもなら。

テレビでも、外国のことはいっぱい映ります。
CNNやBBCなどの海外メディアも、ケーブルテレビなどで見ることができます。

また、インターネットもご家庭で見られると思います。
インターネットを使えば、およそ世界中の新聞や雑誌、そして海外のことが、
自宅でリアルタイムでカラーで無料で、見ることができますね。

私が小さな頃は、そんなこと、できなかったことです。
皆、世界中の人たちは、それをやっています。

ですから、ぜひ世界を見てほしいと思います。


英語は一生懸命勉強してほしい

ふたつ目は、英語は一生懸命勉強してほしいと思います。
今、世界でビジネスをしようと思えば、英語は当たり前です。

そう言うと「自分は世界に出ないのだから、英語なんていらないだろう」
と思う人もいるかもしれません。

例えば、国内でものをつくり、国内の市場だけに出すのであれば、
「自分は技術さえわかればよいだろう」と思う人もいるかもしれません。
現に、大人でもそう思う人がいます。

けれども、自分がつくっている商品と同じようなものをつくっているところが、
アメリカにもありますし、今では、韓国や中国にも間違いなくあるのです。

すると、社会人としては、そこがどのような商品をつくっているか、
それについての技術やトレンドはどうか、ちゃんと見ておかなければ、
いつか自分の商品が負けることがあるかもしれません。

では、ものでなくサービスであれば海外へ出ることなんてない、と考えるかもしれません。
けれども、美容師ひとつとってみても、ニューヨークや中国、韓国などの流行によって、
日本のファッションが影響を受けたり、日本のものが海外へ伝わることもあるでしょう。

およそ自分が好きなことは、世界で一体、どうなっているのだろう?

まず、宮城の人であれば宮城県、それから日本全体を見てほしいと思いますが、
それだけでは終わらないのだということを、よくよく考えながら、
勉強をしたり、本を読んだり、テレビを見たりしてください。


海外でどうやって戦っていけるか

例えば、私は韓国が好きなので『朝鮮日報』というホームページを毎日見ています。
彼らは、日本語でホームページをつくっているので、
日本人でも、朝鮮日報の報道を見ることができるのです。

私が最近見た記事で驚いたのは、韓国では高校を卒業後、
アメリカ東部の有名大学に行く人が、毎年何十人といるのですって。

例えば、ハーバード大学やイェール大学、プリンストン大学といった有名大学に、
ひとつの高校から、10人、20人と、毎年入るようになったのです。

これは、先ほど申し上げた通り、韓国は自国の市場がもともと狭いので、
韓国の人たちは、学生の頃から、あるいはビジネスマンになった時から、
「自分たちは、海外でどうやって戦っていけるのかを常に考えている」と
聞いていますが、そのひとつのあらわれじゃないかな、と思います。

一方、日本の場合は、例えば、国内の東京大学や東北大学に、
何人入ったかのランキングを見て、皆、一喜一憂していますが、
もはや世界の国々は、そういう状態ではなくなっているのです。

ただし、アメリカばかりが良い、という意味ではありませんよ。

今この記事を読んでいる読者の皆さんが、高校、大学へ行き、
さらには海外と関係ある仕事に就いた時には、
そういう育ち方をしたような人たちと競争をするような時代が来るわけですし、
先ほども申し上げた通り、国内でも競争をするわけです。

もちろん、競争ばかりじゃないですけど。
あるいは、そういう人たちとお話をする時代になっていますので、
ぜひ、世界に目を見開いてください。


「当たり前でしょう」とは言えない

そして、人にわかりやすく、自分の言いたいことを伝えることが重要ですね。

授業や勉強も、受身ではなくて、コミュニケーション能力を重視した、
発信型の学習をした方が良いと思います。

かつては、まわりを見渡せば、すべて日本人だけでしたが、
これからは、だんだんそうはならなくなりますから。

すでに大学では、留学生がたくさんいると思いますし、
仕事をするときも、取引先が中国・韓国・アメリカ・東南アジアなどです。

すると、宗教も食べ物も気候も全く違うところで生まれ育った人たちと、
挨拶するようになった時、「当たり前でしょう」という言葉が使えないですね。

何が当たり前なのか、それ自体が全然違うわけですから、
自分の考えていることを相手に伝えるということが、必要なのです。

ところが日本では、特に小中学校では、それはなかなか求められないことですね。
ですから、それは日頃から、よく気をつけた方が良いと思いますよ。

そのためにも、自分の考えを説明する時、以心伝心はできませんから、
英語は最低でも必要です。英語ができるようにならないと、苦しいと思いますね。


中身のない人の発言は、国際舞台やビジネスの場では聞いてもらえない

ただし、「英語ができるようになった方が良い」というのは、
もちろん、ちゃんと正しい文法でしゃべれることも重要なのですが、
いわゆる、ペラペラしゃべれるようになる必要性は必ずしもないのです。

むしろ、英語が上手でペラペラしゃべれて発音がきれいでも、
伝えるべきことのない、中身のない人の発言は、
国際舞台やビジネスの場では、聞いてもらえませんから。

国際的な場において、日本人は英語力が少ないと言われています。
それを単なる英語力、それも文法や発音といったことばかりに目を向けても、
結局中身がなければ、私自身、国際的な場で経験しましたが聞いてもらえません。

つまり、「コミュニケーション能力を磨け」とか、
「自分の考えを発信できるようにしろ」と言ったのは、
逆に言えば、その中身がないと、できないことなのです。

逆に言えば、いわゆるジャパニーズ・イングリッシュで、
発音も下手で、とつとつと遅いスピードでしゃべっても、
皆がちゃんと聞いてくれるような中身であれば、ちゃんと皆さん聞いてくれます。

ですから、単に人の話を聞いて、ノートを取って、理解して、覚えることばかり
繰り返していると、そのような能力がなかなかつかなくなりますよ。

大切なことは、「自分がおかしいと思う点はないか」
「自分は何が好きでやりたいのか」そのようなことを常に自分に問いかけながら、
人の話を聞いたり本を読んだりすることです。

すると、自ずと聞きたいことや自分の考えや意見が出てくるようになると思います。

つまり、内面を磨くと同時に、英語という言語能力を磨いておかなければ、
それを発信することはできません。車の両輪のように、両方が必要なのです。


本や映画から、自然に関心持ったことを切り口に

それと、これは経済産業省とあまり関係ないのですが、
ぜひ、本を読んだり映画を見てほしいですね。

なぜかと言うと、学生、特に小中学生の頃は、
自分のまわりにいる人は、親や友達、先生というように、
限られていると思うのですよ。

先ほど「世界を見ろ」とインターネットの話をしましたが、
ある意味、一番簡単にできる社会との接点と言いますか、
あるいは擬似体験というのは、僕は、本だと思うのですね。

大人になる前は、一人一人が経験できることは限られているので、
本を読んで頭の中で体験を積むことで、世界を広げるのです。

それは、小説でもノンフィクションでも何でも良いのです。
自分が好きなことを読んだら良いと思います。

僕は子どもの頃、ジュール・ヴェルヌのSF小説『地底探検』や
『海底二万里』、H・G・ウエルズの『宇宙戦争』、
他にも図鑑や『子どもの科学』などの雑誌などを読んでいましたね。

小説を読むと「いつかこういう風に地底を探検できたらおもしろいな」とか、
「宇宙に行ける日がいつか来たらいいな」と、自然と興味が広がります。

すると、テレビもボーっと見ているのではなくて、そういう地底ものとか、
地球物理の番組があると、大人の番組でも見るようになりましたね。

大学生の頃は、例えば、中国の辛亥革命や第二次世界大戦を舞台にした映画、
キリスト教の歴史など宗教を題材にした映画などを見て、
「あぁ世界って、こういう風になっているんだ。行ってみたいな」と、
そういうところから、関心を持つようになったことはありますね。

つまり、単に「世界を見ろ」「新聞を読め」「英語を勉強しろ」と言っても、
そういうものがなければ、なかなか興味や関心が湧かないと思いますから、
本や映画などをきっかけに使ってもよいと思います。

私は大学の後期課程で、「国際関係論」という学問を勉強したのですが、
先生がアサインメント(研究課題)とした大量の本のうち半分は小説でした。

その先生曰く「必ずしも国際政治の教科書でなくても良い。
歴史や文化や芸術、そういったものを舞台にした本をともかく読んで、
その中で自分が感心を持ったところを切り口にすれば、知りたいことが
自ずと出てくるから、そこから勉強していけば良いじゃないか」と。

今思えば、非常にいい先生だったなと思いますね。
そのときにいろいろな本を読んで、関心を持ったこともありました。

それは、テレビでも良いと思うのですよ。
最近ですと、国税査察官のドラマがありましたね。
それを見て、税金などに関心を持つのもいいと思います。

本や映画、テレビなどを通して、擬似的な社会体験をして、
そこで自分が関心を持つことをひとつの突破口に、それが世の中で、
どうなっているのかを知っていくことが、重要なんじゃないかな。


先輩の話を聞くことも大切

あと、先輩の話を、良く聞くことも大切ですね。

私自身、自分が子どもの頃から社会人になるまでを思い返してみると、
例えば、お医者さんには、病気になれば会う機会がありますね。

ところが、お医者さんと並んでよく話題に出る職業で、
弁護士や官僚といった人たちに、直接会ったことがないわけですよ。

私は大学4年生の時に、弁護士や官僚の人たちに、
1メートルくらいの距離で生の話を聞いて、こっちが話を聞くと、
それに答えてくれるという関係を、初めて体験しました。

今は、そういうことを体験できる場が増えていると思いますので、
積極的にそういう場に出て行って、そこで大人の人をつかまえて、
「弁護士って、どんな仕事をしているのですか?」
「科学やると、何か面白いことありますか?」と聞くと良いと思います。

私は、先ほど申し上げた通り、手塚治虫の漫画が好きだったので、
小学校の頃から大学受験の時までは、科学者になろうと思っていました。

それで実際に、大学の前期課程では理学系のコースに入りましたけど、
実は、大学に入ってから読んだ本や受けた授業に影響を受けまして、
国際政治や国際経済の舞台で活躍したいと思い、文科系に進学したわけです。

その後、特に大学3年の時に、城山三郎の『官僚たちの夏』という、
高度経済成長期の通商産業省(現・経済産業省)を舞台にした本と、
『落日燃ゆ』という戦前の外交官・広田弘毅を題材にした本を読みました。

それで、経済産業省か外務省に入りたいなと思って、
国家公務員か外交官試験を受けようと思ったのが、今のはじまりなのです。

そして、大学の特別授業で、外務省や経済産業省の現役の官僚の人たちが来て、
自分の体験を話してくれた時に、エネルギー問題を国際的な場で扱っている
経済産業省の先輩の話を聞いて、その先輩にも魅力を感じまして、
そこから国家公務員試験を受けよう、ということになったわけです。

大学によっては、国家公務員試験や司法試験を受けることが当たり前になっていたり、
まず試験を受けて、その後で自分が何になりたいのかを考える人がいます。

けれども、私自身幸せだったなと思うのが、先に自分がなりたい仕事像なり
自分の考えなりを見つけられて、そのために試験を受けようということで、
順番が逆になったものですから、試験勉強もやりがいがありましたし、
自分でも思った以上に、効率的にできたメリットがありましたね。

ともかく、小中学生のうちから頑張ってほしいと思いますよ。


初めて国家を意識したとき

大学卒業目前、僕は初めてヨーロッパ旅行に行きました。

フランスは、ファッションやワイン、お菓子のイメージがあって、
何となくちゃらちゃらしているな、なんて思っていたんです。

けれども実際に行ってみると、フランスって、ものすごい国だなと思ったのですよ。
中央集権型で、芸術・文化以外にも官僚組織や科学・技術の力もすごい。
国力とか国の誇りというものを感じました。

フランスにはアンヴァリッドという、昔は負傷した兵士の病院だった廃兵院で、
今は戦没兵士の記念塔になっている場所に、ナポレオンの墓があります。

そのまわりには、フランスの国旗がずらっーと並んでいて、
その入口には、大砲がセーヌ川を向いて並んでいるのです。
どう見てもナポレオンが、フランスのヒーローであり国の誇りなんですよ。

では、日本は誰がヒーローだろう?
聖徳太子?勝海舟?田中角栄?明治天皇??いや、ちょっと違うな。

そういう意味では、フランスはすごい国だと思った。
フランスには、ヒーローがいる。パリの街並みを見ていると、
都市そして国家というものを見せようとしてつくっている、と感じました。

僕はそれでね、初めて国家や国というものを、すごく意識したんですね。


いずれアジアの国が来るぞ

僕は旅行が好きで、国内も学生のうちに県庁所在地は全部まわったし、
その後は、海外も80数ヶ国、まわりました。

イギリスは富が集中しているなと思ったし、
ギリシャは、ラテンの人たちが生活を楽しんでいるなと思った。
そういうところは、やはり、びっくりしましたね。

アジア周辺だと、最初は台湾に行って、韓国に行きました。
初めて韓国に行ったのは、1984年くらいですが、
やっぱり、その頃はオリンピック前夜の日本の匂いがするわけです。

当時、その盛り上がりを見て、これは(韓国が)来るぞ、
とひしひしと感じましたね。

僕が中国に初めて行ったのは、そのもっと後でしたが、
死んだ親父がね、どういう訳か、しょっちゅうこう言っていたんです。
「もし中国が資本主義国家だったら、今頃お前ら抜かれているぞ」って。

親父は戦前、軍人として中国大陸へ渡り、満州にも行っていました。
だから「やっぱり、あの人(中国人)たちは、一人ひとりがすごい。
今は共産主義になったので、(その力が)封じ込められているが、
あれが資本主義になって本格的にビジネスに走ったら、お前ら負けるぞ」って。

やはり中国には、そういう底力がありそうだな、と感じましたね。

あとは、シンガポール行った時、つくづく思ったのは、
やっぱり、ものすごく国家主導主義ですよね。

シンガポール大学に、ものすごい優秀な人たちを集めて、
その人たちには例えば、国のお金を惜しみなくあげるし。

それから、国が決めた空港は、反対者がいたら、
ブルドーザーで押しのけてでも、つくってしまう。

そのかわり、世界一便利な空港にする、と言うのですね。
彼らのキャッチフレーズは、飛行機の車輪が空港の陸地に着いて、
お客さんを空港からホテルへ送り届けるまでの時間が、世界で最短だ、と。

確かに、一度に10台乗れる効率の良いタクシー乗り場や、
空港の真下に走っている都心へつながる高速道路などを見ていると、
すごいな、やること違うな、と思いましたね。

このように実際に見聞きして、いずれアジアの国が来るぞ、と感じました。
その後も、ヨーロッパで勤務していた時も、アジアの国の人たち、
韓国人の友達も何人かいますが、やっぱりすごいなと思いましたね。


これは日本人負けるな、がんばらなきゃいかん

これはどの国でもそうですが、国際的な場に出てくる人たちを、
一人ひとり見ていると、「これは日本人、負けるな」と思ったの。

まず彼ら、言葉は完璧にできるでしょう。
それから歴史ね。自国の歴史はもちろん、世界史もよく知っているわけ。

お酒の場になると、宗教と政治の話はタブーだと言われているから、
歴史やスポーツの話になるのだけど、ものすごい教養があるわけです。
すごくインテリジェンスがあって、ジェントルマンですし。

ですから、国レベルで見れば「日本が勝っているな」と思っていても、
国際的な場に出てくる人たち一人ひとりと接していると、
「これは日本人、負けるんじゃないかな、がんばらなきゃいかん」と
つくづく思うのです。

パーティーの時、英語はもちろん、自分で発信する中身がなければ、
やはり、しゃべることができませんから。

例えば、戦争はタブーなので絶対に出てきませんが、
経済や文化の話は比較的、政治の話と違って、話しやすいのです。

その時に、自分自身の中に歴史や経済、文化や音楽、そういった厚みがなければ、
非常に薄っぺらな話になってしまいますから。


大人になって気づいてからでは相当つらい

―私事ですが、最近、世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』の熊野を訪ねまして、
 そこで初めて、日本人ならではの自然観・世界観をリアルに感じました。
 先ほどの「日本にはリーダーがいない」話とも関連があるかもしれませんが、
 日本人は、古来から自然の中に八百万の神を見出し、外からキリスト様やお釈迦様が
 入ってきても、数多いる神様の一人になってしまうという宗教観は、よく考えてみると、
 非常に独特ですし、しかも今なお、私たちの世界観につながっていると実感しました。

まさに、良いところに気づきましたね。
ここからは、僕の独説です。

なぜ彼らがヒーローを求めるのかと言うと、
キリスト教もイスラム教も、一神教でしょう?

アメリカやフランスなどの国は、侵略されたり・されなかったりして、
いろいろな血が混じっているので、ひとつのヒーローや国旗、国歌などに
国家としてのまとまりを求めないと、同一性を図れないのでしょう。

一方、日本は、多神教で八百万の神、日本は皆同じ日本人だから、
何かひとつのシンボル、例えば国歌や国旗、ヒーローをつくって、
人為的に人々の関心を集めなくても、同一性を図れるのでしょうね。

そこが、日本人の良いところでもあり、悪いところでもあるのです。

それに日本人は、神様がいるような世界と人間社会を融合してとらえています。
日本人にとって森は、神様がいるところで、親しみを持てるところですね。

一方、ヨーロッパの場合は、森は魔女や悪魔がいるところで、
森は人間社会と対峙するもの、森は原始の世界で人間がつくりだした知の世界と
対峙するもの、といった世界観があるそうです。

そのようなことは、日本人の基本的な自然観だと僕は思っています。
このような話ができると、例えばパーティーの時、宗教問題そのものに
触れなくても、「あぁなるほど、おもしろいな」と思うわけですよ。

例えば、パーティーで「おまえは何教を信じているのだ?」と聞かれて、
「Buddhism(仏教)」と答えると、仏教を信じている他の国もあるから、
少しややこしい。だから、僕は「神道だ」と答えることにしています。

「それは何だ?」と聞かれるから、「万の神だ」と答える。
山の神、川の神・・・いろいろな種類の神がいて、
困ったときに助けを求めるんだ、ってね。

すると「なぜ、そんなにいっぱいいるのだ?」と聞かれるから、
「それは、自然の中に宿っているんだ。神の国だと日本人は昔、思ったんだ」

そういう会話ができないと、やっぱり、なかなか難しいかなと思いますね。

それは大人になって気づいてからでは相当つらいので、
やはり学生のうちから、そういうものを身につけてほしいと思います。

―数井さんという「人」のリアリティから、グローバリゼーションの中の日本、
 そして、日本人というものに、臨場感や緊迫感を感じることができました。
 数井さん、本日は長いお時間、どうもありがとうございました。




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