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2017年 07月 20日 (木)

宇宙を知り地球を知る JAXA取り組み小中学生へ紹介

2009年04月01日公開

 科学の魅力や楽しさを伝えようと、小中学生のためのサイエンス講演会が30日、仙台市天文台で開催され、親子ら約190人が参加した。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)広報担当教授の阪本成一さん=仙台市天文台(仙台市青葉区)

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)広報担当教授の阪本成一(43)さんが「宇宙への挑戦~JAXAの最新の取り組みから~」と題して、最新の日本の宇宙に関する研究・開発の取り組みやその成果などについて紹介した。

 天文学の進歩が望遠鏡の進歩に支えられてきたこと、月や火星など太陽系内の探査は、他の星を知ることで地球を知るために行っていること、宇宙から地球を観測する取り組みも本格化していることなどを、映像を交えながら分かりやすく説明した。

最新の日本の宇宙に関する研究・開発の取り組みやその成果などについて、阪本さんは映像を交えながら分かりやすく紹介した

 完成間近の「国際宇宙ステーション」や、「宇宙農業」の取り組みも紹介。ただし、地球に住めなくなった人類が宇宙へ移住することが目的ではないことを強調した。

 「宇宙へ飛び出すことで、地球のことを良く知る。地球がどれだけ特別な存在なのかを知り、全世界の人たちが『宇宙船地球号』の乗組員として地球を守り継いでいくことで、本当の意味での知的な生命となっていくのでは」と訴えかけた。

 会場からは「大量のスペースデブリ(宇宙ゴミ)が宇宙に残っており、ハッブル宇宙望遠鏡修理ミッションにも支障をきたしていると聞く。本当の知的生命体になるという観点から、JAXAとしては何に取り組んでいるのか」「星には寿命があると聞くが、太陽はあとどれくらい持つのか」という小中学生の質問があり、阪本さんは丁寧に答えていた。

講演終了後、「宇宙飛行士になろうと思ったことはあるか」「火星には行きたいか」など小学生らの質問に答える阪本さん

 「一つ目に科学する心、すなわち不思議だと思うこと、疑ってみること。二つ目に、人に聞くことも重要だが、自分で考えてほしい。三つ目に、他人と違う自分を大事にしよう。宇宙はそのための素材を与えてくれる。宇宙を身近に、そして地球のことを愛おしく思って欲しい」と阪本さんは話していた。

 阪本さんは、電波天文学が専門の自称「体育会系天文学者」。東京大学時代は漕艇部に所属し、学生日本一になった経緯を持つ。国立天文台在籍時には、南米チリ・アンデスの標高5000mの高地に世界最大の電波望遠鏡を建設するプロジェクト「ALMA計画」に携わった。現在はJAXAの顔として全国各地を飛び回り、科学者という立場から宇宙に関する最新の情報を提供している。

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