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2017年 08月 19日 (土)

市場競争の重要性学ぶ 仙台一高で公取委が出前授業

2008年3月13日公開

「公正な競争がないと市場は活性化しない」と企業間競争の必要性などを教えた


公正取引委員会役と価格カルテルを行った企業の社員役に分かれて演じた「立入検査」の寸劇

 近い将来、社会人として経済活動に参加する高校生に対し、市場経済と独占禁止法などの役割を理解してもらおうと、「高校生向け独禁法教室」が13日、宮城県仙台第一高等学校(仙台市)で開催された。公正取引委員会事務総局東北事務所(仙台市)の職員3名が講師として派遣され、1年生37名が、企業の市場競争を促す独占禁止法の意義などについて学んだ。

 授業は市場経済、独占・カルテル、公正取引委員会の役割等について簡単な説明の後、各班で「価格カルテルはなぜ悪いか?」を討議。各班が事業者の立場で仕入価格高騰への対応策を検討するなど、ケーススタディを交えて進められ、生徒らのアイディアが「不公正な取引方法」に該当するかや、企業間競争の必要性などを同職員から教わった。

 また、独占禁止法に違反する疑いのある行為を行った企業等に対して公正取引委員会が行う「立入検査」を、同職員3名が寸劇で披露。一部の生徒も、同職員役と、価格カルテルを行った企業の会社員役で寸劇に参加。業界団体がカルテルを結び、家宅捜索で証拠書類が見つかるまでをユーモアたっぷりに演じた。

 同事務所の小菅敦総務係長(37)は「将来社会に出るにあたって、市場競争の重要性を理解してもらいたい」と説明。鈴木悠輝君(16)は「公正取引委員会の仕事がわかった。将来社会に出てこのような事態に直面しても、正しい考え方で取り組みたい」と話していた。

 同校担任の菅原幸弘教諭は「机上の勉強だけでは見えないものがある。現場の声を聞かせてやれば、生徒のイメージも具体化し広がっていくのでは。高校生にもわかりやすい説明で感謝している。今後も是非活用させて頂きたい」と話した。

 公正取引委員会事務総局は、平成14年度から全国各地の中学校において「独禁法教室」を開催。平成19年度より高校生向け「独禁法教室」を宮城県内の高等学校2校で試験的に実施。普通高校に対する「独禁法教室」は、今回が初の試みとなる。

【大草芳江】

取材先: 仙台一高      (タグ: ,

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