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2017年 10月 21日 (土)

【東北大学ALicE×宮城の新聞 ♯002】育児や研究の不安、語り合い解決のヒントに/東北大ALicEキックオフ交流会 取材・写真・文/大草芳江

2013年8月12日公開

育児や研究の不安、語り合い解決のヒントに
/東北大ALicEキックオフ交流会


【写真】6月28日に開催された「東北大学工学系女性研究者育成支援推進室」キックオフ交流会のようす=東北大学Boook

 女性が安心してキャリアを継続できる社会の実現を目指し、今年度設置された「東北大学工学系女性研究者育成支援推進室」(ALicE)のキックオフ交流会がこのほど、同大のカフェ「Boook」で開催された。同大工学系の女性研究者ら14人が参加し、お茶やお菓子を片手に、日頃抱いている育児や研究の不安などを語り合った。

 同大工学系に占める女性研究者や女子学生の割合は、わずか約1割と少数派。ロールモデルとなる女性研究者の姿が見えにくく、女性が出産や育児などのライフイベントによって、キャリア継続をあきらめるケースも多いという。

 ALicEでは、女性が安心してキャリアを継続できる社会の実現を目指し、育児と研究の両立支援やキャリアアップ支援、ロールモデルとなる女性研究者の「見える化」等により、女性研究者や女子学生のキャリア継続を支援する。

 交流会では、ALicE室長の田中真美教授が「女性が、女性特有の理由でキャリア継続をあきらめ、身に付けた能力を社会に生かせないのは、社会的にも大きな損失。特に工学系はロールモデルも少ないが、皆で情報や問題を共有しながら頑張ろう」と挨拶。続いて、参加者がひとりずつ自己紹介し、ALicEへの期待や悩みなどを語った。


参加者の声(一部抜粋)

  • 出産したばかり。復帰後は、勤務の関係で配偶者と別居し、単身赴任で育児を行う。育児に不慣れなので心配だ。先輩から意見をもらえる良いチャンスと思い、参加した
  • 第二子を妊娠中。勤務の関係で配偶者と別居中だが、育児と研究をぜひ両立させたい
  • 妊娠中。4月から夫が単身赴任のため、別居しながら育児と研究を両立する。周囲に親戚もいない。まずは、保育園情報が欲しい
  • 10年ぶりに米国から日本に帰国し、夫と初めて共同生活中
  • 独身。結婚すると、しんどくなるだけでは?その不安から踏み出す一歩になれば
  • 独身。女子学生が大学研究職を選択しないケースが多い。その理由を最近考えている
  • 育児中。交流の場は研究者として大切。懇親会参加時は、シッタ―を利用している
  • 出産したばかり。いろいろな先輩からの育児経験談は大変参考になり、とても有意義
  • 単身赴任で、研究と育児を両立中。そんな状況が自分だけではないとわかり、心強い。すでに心は決まっているが、確信を持てるよう、同じ立場の先輩からアドバイスが欲しい

【写真】閉会後も、会場で和気藹々と情報交換を行う女性研究者たち

 自己紹介後は、女子学生の博士課程進学推進の方策や課題などが話し合われた。閉会後も会場では、日頃抱いている疑問や不安を打ち明けて互いにアドバイスをするなど、情報交換する女性研究者たちの姿が目立った。

 ALicE副室長の有働恵子准教授は「わざわざ相談しに行く程の問題ではないけれども、聞きたい時に聞ける場があることは大切。そんな場でありたい」と話している。

取材先: 東北大学      (タグ: ,

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