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2017年 10月 24日 (火)

学生がビジネスプラン提案 第7回キャンパスベンチャーグランプリ東北

2012年2月6日公開

第7回CVG東北表彰式のようす=3日、ホテルメトロポリタン仙台(仙台市青葉区)

 学生による新事業提案コンテスト「第7回キャンパスベンチャーグランプリ(CVG)東北」の表彰式が3日、ホテルメトロポリタン仙台(仙台市青葉区)で開かれ、各賞あわせて9件が表彰された。高橋宏明実行委員長(東北経済連合会会長)は「チャレンジ精神を発揮し、時代の開拓者として活躍して欲しい」と挨拶した。

 CVG東北は、起業家精神に富んだ人材を育てようと、東北地域の経済人などでつくる実行委員会が2005年から実施。今年は5県10校から49件の応募があった。近年のスマートフォンやタブレットPCの普及と東日本大震災を反映した提案が多くあった。

最優秀賞受賞グループによるプレゼンテーションのようす

 審査の結果、最優秀賞には東北大学の加納学さんらによる「デジタルサイネージと顔認識機能を利用した新しい広告手法」が選ばれた。化粧室など公共の場にある鏡を広告媒体にする提案で、人それぞれに合った広告を提案する斬新なアイディアが高く評価された。加納さんらは、3月8日に開催される全国大会に東北地区代表として出場する。

 このほか、東北経済産業局長賞などの特別賞2件、奨励賞3件、努力賞2件が入賞した。入賞者には表彰式で、賞状と盾、賞金が授与された。入賞者は次のとおり(Gはグループ受賞で氏名は代表者、敬称略)。

▽最優秀賞=デジタルサイネージと顔認識機能を利用した新しい広告手法(東北大学・加納学G)▽特別賞・東北経済産業局長賞=ペットの笑顔と命を見守るアプリBirth smile(宮城大学・西原政比彦G)▽同・日刊工業新聞社賞=位置情報スマートフォンSNS「LOCA」の開発(東北大学大学院・平野裕作)▽奨励賞=日本のUser Experienceに革命を起こす「Advoice」(国際教養大学・高下凌G)▽同=フェアトレード製品市場の開拓に向けたネットワーク作り(弘前大学・岡本元聖)▽同=UV-A照射環境制御を用いた植物の栽培と光照射乾燥方法の複合化(八戸工業大学・長内崇拡G)▽努力賞=Find Your Treasure!(国際教養大学・長田紘一郎G)▽同=かもしれない倉庫(会津大学短期大学部・渡辺史G)

入賞者と関係者による集合写真


最優秀賞受賞者インタビュー

◆ビジネスプランをつくるプロセスで成長
 /最優秀賞受賞G代表の加納学さん(東北大学教育学部3年生)

最優秀賞受賞G代表の加納学さん(東北大学教育学部3年生)

―喜びの声を一言。

 学年も学部も異なるメンバーと一緒に、様々な切り口を重ねながら、プランをつくるプロセスで多くのことを学んだ。受賞には驚いているが、その結果として、賞をいただけたことが嬉しい。

―本プランを提案したのはなぜ?

 メンバー各々のアイディアの種を掛け合わせることで、新事業提案プランができた。アイディア出しの段階で、自分を出しつつ相手から吸収していくプロセスが楽しかった。

―これからの意気込みを一言。

 今回提案したプランは、これから大企業も力を注ごうという分野。現段階では起業に至らないレベルだと思うので、いろいろな方のお力添えや自分達のブラッシュアップの過程で、他には負けない何かを築きたい。その先に起業や成功があれば嬉しい。

―中高生も含めた後輩へメッセージを。

 いろいろな選択肢を考え、目先のものだけでなく、もっと広い視野で、自分の興味があることを増やしたり深めていけたら、より良い人生が送れると思う。

―ありがとうございました。


CVG東北関係者インタビュー

―中高生も含めた若い世代に、あなたが期待することは何ですか?

◆スケールの大きな構想でチャレンジして
 /実行委員長の高橋宏明さん(東北経済連合会会長)

 (今回のCVG東北で)斬新なプランが多数あり将来がとても楽しみだ。今の世の中、なかなかせせこましいから、人間どうしても小さくなってしまう。若い人には、大人のせせこましい世から離れて、スケールの大きな構想を持ってチャレンジしてもらいたい。

◆地元を大切にしつつ、外に飛び出し自分を磨いて
 /審査委員長の原田晃さん(産業技術総合研究所東北センター所長)

 今、日本の社会はどんどん縮小化している時期だが、若い人もそれにつられてはいけない。若い人達は自分の地元を大切にしつつ、外に飛び出し、自分を磨いて大きくなることが大切。その両方を満足するよう、元気に頑張って欲しい。皆で元気になりましょう。

◆チャレンジ・夢・希望は若者の特権
 /日刊工業新聞社東京支社長の石上明男さん

 チャレンジ・夢・希望は若者の特権。やる気さえあれば何でもできる時間が若者にはある。ヒト・モノ・カネは人によって差があるが、時間は皆平等に24時間ある。それを如何に有効に大事に使うかだ。今日からでも挑戦していこう。

◆斬新かつ柔軟な発想で未来を切り開いて
 /東北経済産業局長の豊國浩治さん

 若い皆さんには、斬新かつ柔軟な発想で未来を切り開いて欲しい。Facebook上場の話もあったが、日本でも最年少で上場する社長さんやスポーツで大金を稼いでいるのは20代。そういう人達に負けない気持ちで頑張ってもらいたい。

◆科学を楽しんでもらうことが大切
 /実行委員の山城巌さん(みやぎ工業会副会長)

 若い世代に求めるだけでなく、我々も若い世代に科学を楽しんでもらうことが大切だ。今年も学都「仙台・宮城」サイエンス・デイに企業として出展し、その関係で中学校に出前授業をして皆さんに大変喜んでいただけた。今後もそのような活動を続けたい。

◆自分が本当にやりたいことを見つけて
 /実行委員の工藤治夫さん(宮城産業人クラブ会長)

 自分は本当に何が好きなのかを見つけなさい。それを徹底的に自分のものにし、自分で仕事をつくれば、会社を興し、多くの人が飯を食べていけるようになる。その一つの心が決まれば、千里の道を歩んでいけば、苦労はあっても、成功につながっていく。

◆コミュニケーションがとれる人材に
 /佐伯昭雄さん(宮城産業人クラブ前会長)

(写真左)

 パソコンにむかって一人黙々とやるのでなく、わいわい酒を飲みながらきちんとコミュニケーションをとれる人材にならなければだめ。そうでなければ良いアイディアは浮かばない。酒を飲む目的はコミュニケーションだが、今の世の中、目的と手段を間違えている場合が多いことを、よく考えてもらいたい。

◆チャレンジあるのみ
 /佐藤徹雄さん(宮城産業人クラブ副会長)

 あなた達に次世代をつくっていってもらいたい。そのためには挑戦して、安住の考えだけでなく、リスクを伴ってでも、チャレンジしていってもらいたい。

取材先: 日刊工業新聞社      (タグ: ,

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