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2016年 09月 01日 (木)

トライする楽しさ味わって IBMが科学館で実験教室―仙台市

2010年05月03日公開

仙台市科学館で2日、IBMと連携して行われた実験教室「トライサイエンス」のようす

 仙台市科学館(仙台市青葉区)で2日、日本アイ・ビー・エム(以下、IBM)と連携したイベント「トライサイエンス実験教室」が行われ、家族連れら約450人が科学実験を楽しんだ。

 トライサイエンスは、子どもたちに科学や技術の楽しさを体験してもらおうと、IBMが社会貢献の一環として提供するオンライン科学館。仙台市科学館へは5年前にWebプログラムが寄贈され、そのメニューを活用した実験教室が毎年この時期に行われている。

 当日は、IBM社員ボランティアのほか、科学館の職員やボランティアら約20人がスタッフとして子どもたちを指導。身近な材料を使い、どのように工夫すればロケットに見立てた風船を遠くまで飛ばせるかを競う「探査機を宇宙に送ろう!」などの実験が行われた。


◆考えるプロセス重視

「探査機を宇宙に送ろう」の実験のようす

 「探査機を宇宙に送ろう!」は、膨らませた風船にストローと重りになるおはじきをテープで貼り付け、ストローに糸を通し、風船の口を放して空気が吹き出す力で、ロケットのように風船を進ませるもの。

 ただし、風船をより遠くへ飛ばすためには、ストローやおはじきの位置や数などを工夫する必要がある。子どもたちは、何度も飛ばす実験を行いながら、飛距離を伸ばそうと試行錯誤。記録が伸びると、歓声を上げて喜んだ。

 当日第2位の12メートルを記録した小学5年生の児童に聞くと「風船はできるだけ大きく膨らませ、ストローは2枚のテープで端を固定し、おはじきは後方ではなく前方につけた」と工夫した点を得意げに話していた。

「おはじきをつけすぎると重くなって飛ばない」「ストローは長い方が安定する」など、失敗した実験結果を基に試行錯誤を繰り返す子どもたち

「探査機を宇宙に送ろう!」の実験は、身近な材料を使い、仕組みもシンプル。ただし、風船をより遠くへ飛ばすためには、ストローやおはじきの位置や数などを工夫する必要がある



「ゆかいなクラクション」の実験のようす

 ほかに「ゆかいなクラクション」の実験では、子どもたちが糸電話をつくり、糸の長さや引っ張る強さを変化させるなどして、音が物体の振動によって生じることを体感。ウェットティッシュで糸を湿らせながら擦った音が会場中に響き渡ると、その音の大きさに、大人も驚いた表情を見せた。

 横浜市から訪れた児童の保護者は「子どもなりに、どうしてそうなるのかを理解したいようだ。単なる図工ではなく、科学的に教えてもらえたのが良かった」と満足そうだった。

IBMの多田俊介さん

 IBMの多田俊介さんは「実験の答えは一つだけではない。トライアンドエラーを繰り返し、答えを自分で見つけるプロセスを楽しんでもらいたい」と話していた。

 市科学館の数本芳行さんは「手に入りやすい材料を使って、様々な自然現象やものづくりを体感したり考えたりできるプログラム。ぜひ自宅でも親子で楽しんでもらいたい」と話している。

取材先: 仙台市科学館 日本IBM      (タグ: , , , ,

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