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2017年 10月 19日 (木)

東北における科学と社会の接点探る 東北大で研究会

2008年6月30日公開

海外や東京、東北における6つの事例が各団体から報告された。

 地域に根差したサイエンスコミュニケーションのあり方を探ろうと、「第1回東北地区『科学と社会との接点』研究会」が28日、東北大学で開かれた。「科学技術と地域コミュニティ」をテーマに、海外や東京の事例紹介や、東北地区の地方自治体、大学、NPOによる事例が報告された。

 研究会には、大学や国の関係機関などから約20名が参加。サイエンスライターで科学技術振興機構の渡辺政隆さんは、英国のサイエンスフェスティバルの実例を紹介。東京・日本橋を中心に活動するNPO法人「くらしとバイオプラザ21」の佐々義子さんは、専門家と一般市民がバイオテクノロジーについて気軽に話し合う「バイオカフェ」の現状を紹介した。

 東北地区からは4つの団体による事例報告。町営施設「南三陸町自然環境活用センター」の太齋彰浩さんは、南三陸町の豊かな自然を活用した「南三陸エコカレッジ事業」による地域活性化を紹介。大学や組織の枠を超えた若手研究者・学生主体のNPO法人「natural science」の大草芳江は、科学を切り口とした地域づくりの実践事例を紹介した。

 東北大学「杜の都女性科学者ハードリング支援事業」の久利美和さんは、理系女子大学院生から構成される「東北大学サイエンス・エンジェル」制度を紹介。岩手県立大学生らが主体のNPO法人「HCC」の瀧澤寛之さんは、大学と連携したサイエンスカフェの事例を発表した。

 参加した東北大学生命科学研究科博士課程3年の倉澤香澄さんは、「様々な角度からの取り組みが聞けてよかった。科学するわくわく感も、生活に密着した科学も、受け手に合わせた伝え方が大切だと思った」と話した。

 会の世話人を務めた東北大学脳科学グローバルCOE特任准教授の長神風二さんは、「互いの取組みを紹介する会だったが、それぞれが抱える課題や、特に地方と東京とのギャップなども浮き彫りになった。今後、具体的な実りのあるステップを考えていきたい」と話している。

【大草芳江】

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