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2017年 04月 25日 (火)

【東北大学ALicE×宮城の新聞 ♯016】工学部電気・情報系OGの多様なキャリア知って/東北大学で「女性フォーラム」 取材・写真・文/大草芳江

2017年01月12日公開

工学部電気・情報系OGの多様なキャリア知って/東北大学で「女性フォーラム」

12月10日に東北大学で開催された「女性フォーラム」のようす

 企業で活躍する東北大学電気・情報系(工学部電気情報物理工学科)の女性卒業生たちの多様なキャリアを女子学生の進路選択の参考にしてもらおうと、12月10日、同大において「女性フォーラム」が開催され、現役女子学生、女性卒業生ら40名が参加した。

 フォーラムでは、同大で電気工学・通信工学や情報工学を学んだのちに様々な業種に就職した女性たち11人が、自身の歩んできたキャリアや仕事内容、生活やライフイベント等について、15分ずつ講演。その後、グループに分かれて懇談が行われ、現役女子学生たちは企業での技術系人材の仕事内容や進路の悩み等を女性卒業生たちに積極的に質問していた。

 女性卒業生たちは「企業での仕事内容と大学での研究内容が直接関係しないことも多いが、工学部で学んだことは現在の仕事に活かされている」「大学での専攻分野に直接的に関係しそうな業種・職種だけでなく、多様な分野や業種へ視野を広げ、自分のやりたいことに合う会社を見つけてほしい」等と現役女子学生らに助言した。

 工学部で学んだことは将来どのように企業で活かされるのだろうか。本レポートは、その点に焦点を当てて、同フォーラムの講演内容を下記に紹介する。

在校生から先輩への質問時間のようす

グループに分かれて先輩を囲んだ懇親のようす



「鉄鋼業は、電気・情報系で学んだ知識や技術が活きる分野」
榊田さくらさん(新日鐵住金株式会社 設備・保全技術センター システム制御技術部)
[修士2016年修了:計装エンジニアリング]

 平成28年3月、工学研究科電子工学専攻修了(修士)。大学ではpH可視化センサを使い、ステンレスの腐食を観察するシステムを研究した。工場見学で製鉄プロセスのダイナミックさに惹かれ、平成28年4月、新日鐵住金に入社。

 鉄鋼業と電気・情報系は関係ないイメージが強いが、鉄鋼業はあらゆる要素技術の集合体のため、鉄鋼会社には金属工学以外の専門分野出身の社員も多い。例えば、製鉄所にある鉄を溶かす高炉では、炉内の可視化技術やガス成分分析等に電気・情報系の様々な技術が使われている。さらに、電気・情報系で学んだ電磁気学や熱力学等の原理・原則や、電気・電子工学の知識が仕事に必要となる。

 鉄鋼業には男性が多いイメージがあったが、想像以上に女性は多く、自分の場合は上司も女性。工場では女性はまだ少数派だが、顔を覚えてもらいやすいというメリットもある。また、会社には女性社員をサポートする制度も充実していると感じる。

 後輩たちには「専門分野にとらわれず、様々な業種に目を向けて、色々な人と話をしてほしい」とアドバイスしたい。


「人々の生活の基盤を支える実感に働きがい」
佐藤舞子さん(株式会社東芝 インフラシステムソリューション社 水・環境システム技術部)
[修士2016年修了:電気計装セールスエンジニア]

 平成28年3月、医工学研究科医工学専攻修了(修士)。大学ではpH可視化センサを使い微生物を検出するデバイスを研究。課外活動では、東北大学の女性大学院生で組織する「サイエンスエンジェル」等に所属し、次世代の理系女子を支援する活動に参加していた。

 「人の役に立っている実感を得やすいものづくりをしたい」という動機で、水・環境システム事業部のセールスエンジニア(技術営業)を志望し、平成28年4月、東芝に入社。現在、北関東エリアの上下水道処理場を担当している。

 会社では技術資格取得が推奨されており、私も技術士やTOEIC等の試験を受けた。「報連相(報告・連絡・相談)」が大事でチームワークが求められる職場。人々の暮らしがより良くなることを自ら提案し具現化する仕事は楽しく、働きがいを感じている。

 会社では、電気・情報系の知識を直接活かせる場面もあるが、それ以上に幅広い知識を常に勉強して活かすことが求められる。後輩たちには「自分の領域を先入観で決めず、色々なことに興味を持ち、様々な業界を見てほしい」とアドバイスしたい。


「大学で学んだ『通信』の専門性を活かせる仕事」
井上里美さん(東日本電信電話株式会社 ネットワーク技術担当 保全企画グループ)
[修士2015年修了:通信設備の保守運用業務]

 平成27年3月、医工学研究科医工学専攻修了(修士)。大学では光ファイバーを用いた医療機器の開発を行った。就職活動で自己分析した結果、自分の仕事が多くの人を支えたり、広い視点からチャレンジすることにやりがいを感じることがわかった。そこで通信業界や医療機器業界等をはじめとする幅広い業種を見た結果、人事担当者とフィーリングも合ったNTT東日本を志望し、平成27年4月に入社。

 「通信」といえば真っ先にインターネットをイメージするが、インターネットのみならずATMや信号機等、通信のビジネスフィールドは社会全体。コミュニケーションには、サービスのみならずネットワーク基盤が必要となる。NTT東日本は、東日本におけるアクセス網の光ファイバーカバー率99%を誇り、豪雪地域や寒冷地域等、各エリア特性に合わせたネットワークを構築している。現在、私はネットワーク基盤の保全管理をする業務を担当している。より品質の高いネットワークを実現、維持するためにICTを利用した安全かつ効率的な保守業務の仕組みを考え、それを東北全体に展開する仕事を行っている。大学で学んだ「通信」という専門性を活かせる仕事だ。

 後輩たちには「たくさんの業界を見て視野を広げ、その中から自分に合う仕事を見極め、楽しみながら将来のキャリアプランを描いて欲しい」とメッセージを送りたい。


「多種多様な価値観の人と、ひとつのものをつくりあげる喜び」
安齋友花さん(新日鉄住金ソリューションズ株式会社 鉄鋼ソリューション事業部)
[修士2015年修了:製鉄業向けシステム構築]

 平成27年3月、情報科学研究科応用情報科学専攻修了(修士)。大学では、睡眠時の脳活動について研究した。チームでひとつのものをつくりあげながら、情報系出身の強みが活きるソフトウェア開発がしたいという志望動機で、平成27年4月、新日鉄住金ソリューションズに入社。

 現代社会では、あらゆるものがITの存在を前提に成り立っており、ITが社会の最も重要なインフラを支えている。システムインテグレーターである当社は、顧客である企業の経営課題を最先端のITを駆使してオーダーメイドで解決する仕事をしており、私は現在、製造業の顧客の品質管理業務を支える社会システムの企画・開発を担当している。

 仕事で大変なことは、ユーザーの業務内容に対する知識とITに関する知識、どちらも求められること。日本ではまだ導入実績の少ない新しい技術と知識を習得することに苦戦するが、その分、その分野の第一人者になれることがおもしろい。多種多様な価値観の人と出会い協力してひとつのものをつくりあげていくことに、おもしろさとやりがいを感じている。

 様々な情報に触れるうち、迷うことも多いと思うが、今のうちたくさん悩んでほしい。そうすればきっと、自分の納得できる道を選択できるはずだ。


「大学で学んだ通信工学を活かし、自動車の自動運転を研究開発中」
阿部ちひろさん(株式会社本田技術研究所 四輪R&Dセンター)
[修士2013年修了:自動運転研究(ソフトウェア開発)]

 平成25年3月、工学研究科電気通信工学専攻修了(修士)。大学では音楽情報処理を研究し、サイエンスエンジェル等の活動にも参加。大学で通信工学を学ぶにつれ、コミュニケーションの基本である「人に会いに行く」手段に携わりたいという動機で本田技研工業(Honda)を志望し、平成25年4月に入社。その後、同社の研究部門である本田技術研究所に配属された。

 通信工学と自動車開発は一見すると直接関係なさそうに思えるが、今は車もネットワークにつながる時代。私は大学で学んだ信号処理技術を活かしながら現在、自動運転・高度運転支援の研究開発を担当している。企業の研究が大学での研究と異なる点は、技術の持つ価値の本質を見出し、多くの方がその価値を享受できる形にすること、それがすなわち「製品開発=企業研究所のアウトプット」だと思う。常にお客様の手元に届けることを意識して業務に取り組んでいるが、中でも実車テストは最も楽しみである一方で、最も緊張する場面だ。

 女性エンジニアとして私が意識していること。それは「やれること・やれないこと・やってみたいこと」を自分の言葉で周囲に発信すること。「女性だから、できないんじゃないか」「これくらいできるだろう」という周囲の疑問や思い込みを排除する努力をすること。「女性だから」ではなく、「私は」という伝え方をすること。そして、相手を理解し受け入れること。増えたとはいえども、まだ女性は少数派だからこそ、私一人の行動が女性全ての意見と取られないよう意識している。

 チームの一員として当事者意識を持ち、人を上手に頼り、相手のできないところは助ける、相互補完は社会で一層大事になる。自分は何が得意かを考え、それを伸ばそうと考えることで、きっとうまくいくと思う。


「多岐にわたる放送技術業務、必ず興味のある仕事に出会える」
小畑ひかるさん(NHK 放送技術局 制作技術センター番組制作技術部)
[学部2009年卒業:番組制作の音声業務]

 平成21年3月に工学部電気情報・物理工学科を卒業後、同年4月にNHK入局。電気系卒で放送業界への就職は珍しいと思うかもしれないが、自分が興味のある仕事がしたいと思い志望した。初任地の山形放送局では4年間、番組・ニュース送出や音声、カメラマン、CG等のコンテンツ開発といった、放送技術全般を担当。さまざまな仕事を経験していく中で、自分が本当にやりたいことが見つかった。それが音声だった。現在は、東京・放送センターで番組制作技術の音声業務に従事し、主に「NHKスペシャル」や「ドキュメント72時間」を担当。NHKの技術職は他にも、放送システムの開発・運用や放送技術研究等、多岐にわたる。最初は漠然としていても、必ず興味のある仕事に出会えると思う。

 皆さんからすると、学生時代の勉強が無駄にならないか?ということが一番気になると思う。学生時代、無線工学やデジタル信号処理、プログラミング等、色々な勉強をした。その分野の知識がなくても仕事はできるが、その知識は仕事に活かすことができるし、仕事の幅も広がる。放送機器の仕組み・動作原理を知っていれば、メーカーの方とも話ができるので、番組制作の現場でも、メーカーの方と協力して新しい放送機器を開発することもできるし、操作時も機器の動く仕組みが想像できるので、より深いコントロールが可能となる。工学部で学んだことは決して無駄にはならず、活かせる場面はたくさんある。

 また、男性に混じって仕事をするのは大変では?と気になる人もいると思う。実際に、重い機材を担いだり、屋外等の様々な環境下で行ったりする仕事は大変なこともあるが、「できる」「できない」と意思表明すれば周囲は協力してくれる。大変ではあるが、苦労を乗り越えた先に楽しくてやりがいのある仕事が待っているし、やり遂げた後の大きな達成感を思えば、乗り越えることができる。

 学生時代に勉強したことを活かせるかどうかは自分次第なので、あまり心配しないでほしい。大変なことがあっても、楽しいことを見つけられれば、仕事は続けられる。出産や育児等の悩みは直面した時に考えればよい問題なので、学生である今は、それらの悩みにとらわれず、面白いという感覚を大事にして仕事を選んでほしい。


「学生時代には想像していなかった、グローバルな仕事でキャリア形成」
櫻井芽生さん(NTTコミュニケーションズ株式会社 クラウドサービス部)
[学部2007年卒業:クラウドサービスの開発/グローバル展開]

 平成19年3月、工学部電子工学科卒。大学では乳幼児の電磁波計測データシミュレーションを研究。進学か就職か悩んだが、数社のインターンシップを経験した結果、女性エンジニアとして活躍しつつ、社会貢献がしたいという志望動機で平成19年4月、NTTコミュニケーションズに入社。現在、学生時代には想像していなかったグローバルな仕事をしている。

 入社1~2年目は、グローバルネットワークシステムエンジニアとして、英語も仕事もできない挫折感を味わった。入社5年目、会社の海外研修制度を利用しタイへ派遣。その年に大洪水が発生し苦労したが、大きなビジネスチャンスをつかみ、日系システムインテグレーターとして初のミャンマー支店開設、大洪水後のバックアップソリューション等、現地に根付いたサービス開発を担当した。帰国後は、現在のクラウドサービス部に所属し、欧米アジア8ヵ国以上に海外サービスを新規に立ち上げ、プロジェクトマネージャーとして、150名以上のエンジニアたちと一緒にグローバルクラウドサービス展開を担当している。

 入社前は、まさか自分が行ったこともない国の人たちと一緒に英語で仕事をするなんて思ってもいなかったが、会社のサポートを受けながら、想像していなかった自分のキャリアが形成された。入社は終わりではなく始まりでしかない。自分がどうだったら楽しいかを想像して、仕事が楽しいと思う環境を見つけて欲しい。


「大学での研究プロセスが、仕事に活かされている」
二瓶晶子さん(日産自動車株式会社 EV・HEV技術開発本部 EV・HEVコンポーネント開発部)
[修士2006年修了:電動パワートレインの開発]

 平成18年3月、情報科学研究科システム情報科学専攻修了(修士)。大学ではアルゴリズム情報理論を研究。理論ばかりやっていたのに自動車会社に就職した理由は、在学中に日産自動車のインターンシップに参加したことがきっかけで、ものづくりに魅力を感じたから。平成18年4月に日産自動車に入社。

 大学で学んだ情報工学の知識やプログラミングスキルを活かし、ハイブリッド車の制御ソフトフェア開発に携わってきた。今年度からはハイブリッド車・電気自動車の心臓部ともいえる電動パワートレイン(モータやインバータ等)の開発戦略策定に関わり、業務領域を広げている。大学で学んだ内容と業務内容は離れていくが、日々勉強しながら業務を進めている。

 入社2年後に結婚し、二度の出産を経験。夫が専業主夫のため、産休や育休は短めに取得。家庭や職場のサポートのもと、復職後も仕事と育児と両立させながらキャリアアップに励んでいる。

 大学での研究は、今の仕事に直接はつながっていないが、大学で学んだ研究のプロセスは本質的に同じなので、今の仕事に活かされている。逆に、大学時にやっておけばよかったと思うことは、英語でのコミュニケーション。世界中の人と一緒に仕事をする機会が増えているので、学生のうちに積極的に英語でコミュニケーションする経験をしておくと、後々の糧になる。

 後輩たちには、「よく学び、よく遊びましょう」というメッセージを送りたい。専門分野にとらわれず、興味のあることには自分から積極的にアプローチすることで今後の道が拡がるので、ぜひ色々な経験をしてほしい。


「理系の知識を活かし、多様な新しい技術に触れるワクワクな毎日」
角張亜希子さん(特許庁 審査第四部伝送システム 特許審査官)
[博士2006年修了:国際交渉、特許審査業務]

 天文や物理現象に興味があり、学部まで理学部物理系に在籍。脳の研究をしたいと思い、大学院からは工学研究科で神経回路モデルを研究し、平成18年3月工学研究科電子工学専攻修了(博士)。学生時代に培った理系の知識も活かしつつ、より幅広い分野の人と関わりたいという動機で平成18年4月、特許庁に入庁。

 特許審査官の仕事は、特許審査業務が主だが、それ以外にも国内外の関係者との利害調整や国会対応等も行う。スマホやIP電話等に関する特許審査に従事後、特許審査における国際ワークシェアリングの推進や、新興国知財庁で人材育成の促進、日米欧中韓間の審査協力・制度調和に関する企画や交渉を行った。現在は、電子回路一般に関する特許審査に従事している。

 特許庁では年間約24万件の特許出願等を約1,700人の特許審査官で審査する。物理から医薬品や食品、パチンコやゲーム等まで、ありとあらゆる技術を審査する。メーカーではないので自分自身で新しい技術を開発することはしないが、多様な新しい技術に触れることができ、知的探究心を満たす環境がある。そして、特許審査を通じた知的財産権の保護に貢献でき、国としての視点から仕事ができるのは、国家公務員として特許庁で働いているからこそできること。産業のグローバル化に伴い特許庁もグローバル化しており、ドキドキ・ワクワクする毎日だ。知財分野でも世界中で多くの女性が活躍しているが、まだ電気・情報系出身者は少ない。興味があれば、ぜひ特許庁の門を叩いてほしい。


「人事部で技術系の強みを活かす」
藤本美代子さん(住友電気工業株式会社 人事部・人材採用部 主査)
[修士2002年修了:人事部技術系採用担当]

 平成14年工学研究科電子工学専攻修了(修士)。大学では光ファイバによる測定技術を研究。光測定で新しい技術を開発したいという志望動機で、平成14年4月、住友電気工業に入社。リクルーターの素朴な優しさが自分に合っていそうという印象が入社の決め手だったが、実際にその直感は当たっていた。会社の気風は、実際に社員数人と会えばある程度わかると思う。

 光ファイバ国内シェアトップクラスの当社だが、通信に関わる部品や工事等、幅広い業務を展開しており、大学での研究は全体のごく一部であることが入社後わかった。また、学生と仕事は異なり、チームで仕事をする意味を痛感した。入社後は横浜の研究所で光ファイバを使った様々な製品開発に携わった後、この経験を活かして医薬品検査技術の国家プロジェクトを立ち上げた。

 その後、出産・育児休暇を機に単身赴任していた夫の住む大阪への異動を決意。異動希望が叶い、大阪本社の人事部で技術系の新卒と中途の採用を担当している。入社希望者の経験と各配属希望先部署のニーズのマッチングは、技術系出身者の強みを活かせる部分であり、人事部に技術系出身者は少ないため、頼りにされている。

 出産までは自分が女性であることを意識せず仕事をしていた。女性ならではの強みは、少数派だからこその「のびのび感」と「型のなさ」。自分の考え方次第で自由に生きていけるので、前向きに捉えてほしい。一方で弱みは、育児や出産等のライフイベントの影響をどうしても受けること。しかし自分だけでなく周囲や社会も変化するものなので、変化を楽しむ姿勢が大切だと思う。悩みや迷いも変化を楽しむ材料のひとつと思って、頑張ってほしい。


「育児経験を通じて、出産前より仕事の成果があがった」
池野美樹さん(株式会社日立製作所 研究開発グループ システムイノベーションセンタ セキュリティ研究部 研究員)
[修士2002年修了:情報システムの研究開発]

 平成14年情報科学研究科システム情報科学専攻修了(修士)。大学では、睡眠中の脳波や心電図等の生体情報を解析する生体情報学の研究に従事。大学で学んだ工学や情報科学の分野を活かし、研究成果を社会に役立てたいという志望動機で、平成14年4月に日立製作所に入社。入社後は、情報システムの品質管理や従業員満足度分析、災害時のビジネス継続性管理、電力会社の意思決定支援システムの研究開発を経て、現在、国家プロジェクトの防災情報共有システムの研究・開発を担当。入社以来、情報システムという幅広い分野で、大学で学んだ知識を活かしながら、社内外の様々な分野の人達と仕事をしている。

 入社4年目に結婚し、現在は二児の母。息子達からの「ママ、大好き!」に元気をもらう毎日だ。産休・育休を二回(2年半と2年の計4年半)取得し、その間にはPTA役員も務めた。復職後は仕事と育児を両立させるために、会社の裁量労働制を利用。1日の働く時間は数時間減ったものの、効率的な働き方に変えることで、出産前よりも仕事の成果を出している。むしろ育児を通して、社外の文化を知って視野が広がり、コミュニケーション力やマネージメント力が向上して仕事に活かすことができ、また仕事で落ち込んだ時もリフレッシュすることができるようになった。他の大企業同様、女性をサポートする制度は充実し利用できる文化があるので、女性が活躍できる会社だと思う。

 男性と比べて女性は、就職・結婚・育児・介護等と、人生の様々なタイミングで悩むことが多いと思う。人それぞれに様々な考え方があり、周りと比較されたり言われたりすることもある。その時に重要なことは、自分がやりたいことや、大事だと思うことを考えること。それが答えになる。自ら選んだ道であれば、たとえ失敗したとしても、すべて糧になる。人生に無駄なことなどない。女性の活躍は求められているので一緒に頑張っていきましょう。

取材先: 東北大学     

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