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2018年 10月 21日 ()

宮城県初オリジナルリンゴ新品種の試食楽しむ 農園研「参観デー」

2010年10月04日公開

宮城県農業・園芸総合研究所の外観

 宮城県農業・園芸総合研究所の試験研究成果などを一般消費者に公開する「参観デー」が2日、名取市の同研究所で開かれ、訪れた人たちが研究施設の見学や新品種の試食などを楽しんだ。

 同研究所は、地域農業の振興に結びつく調査研究や、農業の抱える課題解決のための技術開発に取り組んでいる。一般公開の開催は13年ぶり。


◆宮城県初オリジナルリンゴ新品種お披露目

 参加者は、同職員の案内で果樹園などの研究施設を循環バスで見学。また、同研究所で開発した宮城県初のオリジナルリンゴ新品種「サワールージュ」のお披露目会も開催され、約60人が品種登録されたばかりのリンゴを試食した。

宮城県初のオリジナルリンゴ新品種「サワールージュ」

試食会では、生食と砂糖で煮たもので味くらべした


 「サワールージュ」は、その名の通り、強い酸味と真っ赤な色が特徴。酸味が強いため、菓子材料など加工に適する。試食会では、生食と、砂糖で煮たもので味くらべ。強い酸味は、加熱し甘みを加えることで、深い味わいとなることを体験した。

「サワールージュ」を開発した同研究所総括研究員の菊地秀喜さん

 1985年に植えられた「サワールージュ」の種は、約10年後に開花、真っ赤な実をつけた。ところが、いつまで経っても酸っぱいままだ。当時は甘いリンゴが求められていたが、近年、加工を念頭に酸味のあるリンゴを求める消費者が増加。「サワールージュ」デビューに至った。

 「サワールージュ」を開発した同研究所総括研究員の菊地秀喜さんは「日本は生食文化だが、海外のように果物の加工文化も広がれば、リンゴの消費拡大に貢献できる」と話していた。


◆宮城県内では珍しい西洋野菜を紹介

珍しい野菜などを紹介する体験教室のようす

 宮城県内では珍しい西洋野菜などを紹介する体験教室では、技師の澤里昭寿さんが、同研究所で取り組んでいる西洋野菜の栽培方法などを紹介。続いて、野菜ソムリエの川島洋子さんによる料理講習会も行われ、参加者らは調理された珍しい野菜に舌鼓を打った。


試食したメニュー

メニューの素材


技師の澤里昭寿さん=「食用ホオズキ」の畑の前で。西洋野菜の試食後、畑の見学会もあった

 試食したメニューは、加工用トマト「なつのしゅん」を用いたトマトソースのショートパスタ。「花ズッキーニ」入りクレープ、トマトジャム添え。「フィノッキオ」のスティックサラダ、味噌をつけて。「食用ホオズキ」のデザート三種、生・チョコディップ・パウンドケーキ。

 西洋野菜の栽培を担当している澤里さんは「栽培の技術と方法を研究しているが、栽培はひとつの段階であり、普及も大切な仕事。宮城県から年間を通じて、旬の高級西洋野菜を県外に売れるようにしたい」と話していた。

 このほか、野菜や果物の糖度を測る体験コーナーや、同研究所で開発したオリジナル花きを使ったフラワーアレンジメント体験、野菜や果物、農産加工品などの販売もあった。

同研究所所長の高野俊昭さん

 同研究所所長の高野俊昭さんは「農業の研究を見て、知って、体験することを通じて、我々の取組みがどのように農業・園芸に役立っているか、県民の皆様に理解していただきたい」と話している。


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