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2018年 10月 23日 ()

印刷の技術や歴史に触れて 「文字・活字文化の日」にちなみ企画展/笹氣出版印刷

2010年11月06日公開

笹氣出版印刷(仙台市若林区)で5・6の両日開催された「文字・活字とのふれあいDay」のようす

 文字・活字や印刷に広く触れてもらおうと、笹氣出版印刷は5・6の両日、企画展「文字・活字とのふれあいDay」を仙台市若林区にある同社で開催し、印刷の現場を一般に公開した。

 2005年に「文字・活字文化振興法」が施行され、読書週間の初日の10月27日が「文字・活字文化の日」と定められたことにちなみ、同社が企画したもの。

 6回目となる今年は、同社の印刷技術の歴史を物語る機材などが常時展示された施設「笹っぱ活字館」の紹介や、活版印刷機での印刷実演などのほか、カラー印刷のしくみなどを紹介するコーナーなどがあった。

 このほか、5日にせんだいメディアテーク(仙台市青葉区)で記念シンポジウムが開催され、刀匠九代目の法華三郎信房さんによる「刀匠の魂を語る」と題した講演があった。



かつて印刷の主流だった「活版印刷」を紹介するコーナー。活版印刷とは、鉛などの合金からなる「活字」を原稿通りに一文字ずつ組んで版をつくり、押す圧力によって印刷する凸版印刷技術の一種。

活版印刷機による印刷実演のようす。印字部分に独特の凹みができるのが特徴。現在主流のオフセット印刷機との違いなどについても説明があった。

カラー印刷は、CMYKと呼ばれる、シアン(Cyan)・マゼンタ(Magenta)・黄色(Yellow)・黒(Black)の4色を使って色を表現していることを説明するブースのようす。

カラー印刷は、4色のインクを混色するのではなく、4色の細かな点を重ならないように角度をずらして印刷することで、人間には目の錯覚で色が混ざっているように見えることを説明するブースのようす。


◆一冊の本ができるまでの印刷技術を体感して/取締役社長室長の笹氣義幸さん

取締役社長室長の笹氣義幸さん

 情報を伝える媒体として、印刷物は雄たる地位を占めてきた。紙に文字を載せて情報を伝える技術がどのように成り立ち、どのようにインターネット時代へつながっていくのか。その一端をぜひ感じてもらいたい。

 実は印刷物には、様々な技術が注がれている。例えば、薬品を扱ったり、人間の目の錯覚を利用したり、紙を組み立てたり。トータルな技術力によって、一冊の本はできている。

 現場の人間とお客様との触れ合いを通じて、我々自身も自分たちの技術の意味を再認識するとともに、このような印刷物の技術を、より多くの人に理解していただく機会となることを期待している。

取材先: 笹氣出版印刷      (タグ:

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