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2017年 10月 22日 (日)

海の勉強楽しいよ 水産総合研究センター東北区水産研究所で一般公開

2010年08月30日公開

独立行政法人水産総合研究センター東北区水産研究所で28日に行われた一般公開の様子=宮城県塩釜市

 独立行政法人水産総合研究センター東北区水産研究所(宮城県塩釜市)は28日、塩釜港近くにある同研究所で施設や研究成果を一般公開し、家族連れら約500人が訪れた。

 同研究所は、黒潮の暖水と親潮の冷水が混合する東北太平洋側の海域について、海洋環境の特徴や資源変動のしくみなどに関する調査・研究に取組んでいる。同研究所の取組みに対する理解を深めてもらうのが目的で、約10年前から毎年一般公開をしている。

 同研究所を訪れた家族連れらは、海のプランクトンを観察したり、「タッチプール」でヒラメやウニなど海の生き物に触れたりしながら、同研究所職員らの解説に耳を傾けていた。


◆どうして海の水温や塩分を測るの?実験で体感

「海を動かす温度と塩の力」を体感する実験のようす

 「海を動かす温度と塩の力」を体感する実験コーナーでは、真水の入った容器をゴムの仕切りで二つに分け、片方を赤、もう片方を青に着色。片方に食塩を入れ、職員が「真水と塩水、どちらが重い?」と子どもに質問。仕切りを外すと、青に着色した塩水が、赤に着色した真水の下に潜り込んだ。その様子に子どもたちは「わぁ、混ざらない!」と歓声をあげていた。

 続いて、上層の真水を氷で静かに冷やしながら、「冷たい水と温かい水、どちらが重い?」と職員が質問。子どもたちは、赤に着色した真水が冷えて少しずつ下方に潜り込んで行く様子を、真剣な眼差しで眺めていた。

 最後に職員は、「海も温度や塩分は全部一緒ではないんだよ。北は冷たいし、南は温かいね。温度や塩分が違えば、海の流れも違ってくる。だから、海の水温や塩分を測っているんだよ」と、海の水温や塩分を測定する理由を説明していた。

サケのうろこにできる模様からサケの年齢を数えるコーナーの様子

 サケのふ化放流について紹介するコーナーでは、サケの体が成長に伴い変化することや、サケの年齢を数える方法などが紹介された。多賀城市から参加した小学6年の児童は、「うろこの模様でサケの年齢がわかることに驚いた」と話していた。

 このほか、広くて深い海に生息する魚の数量をどのように調べるかを体験する「魚の数を調べる(面積密度法)」コーナーや、魚の骨格標本をつくったり、海藻の押し葉でしおりをつくる工作コーナーなどがあった。

同研究所部長の鈴木満平さん

 同研究所部長の鈴木満平さんは、「日本は四方を海で囲まれ、魚をよく食べる国。海に関心を持ち、海の勉強をしてほしい。そして、環境を守ることに関心を持ってもらいたい」と話している。


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